plastics bags
塩谷さんのこの記事を読んで、高校生の時に生まれて初めての海外旅行でドイツに行った時のことを思い出しました。
ミュンヘンだったか、大きめの書店に行って、お土産用にたくさん絵本を買い込んでいて
後から調べてみたら、Hugendubel(フーゲンドゥーベル)https://www.hugendubel.de/de/とゆー書店でした。
書店にはエコバッグがあります。いまもあるのかな、タイポグラフィーがデザインされた、めちゃくちゃかわいいやつ。お客さんがみんな持ってて。「絶対欲しい」と思って、それも一緒に持って、いそいそとレジに並びました。
店員のおねーさんが手慣れた様子でエコバッグに絵本を入れてくれて、「はい」って渡されそうになったので、
「プラスチックバッグ、ぷりーず」
カタコトの英語で、勇気を持ってお願いする16歳。
店員のおねーさんは一瞬固まって「?」と怪訝な顔を。
私は英語が通じなかったんだと思って、「ビニールの・・・バッグ・・」と半泣き。
すると隣でレジ対応してたべつの店員さんが、なにやら話をして、「あー、そう」ってな感じでおもむろにビニール袋をなん枚か、わしっと掴んで、エコバッグに入れてくれました。
もはやドイツ語なのか英語なのかわからなかったけど、伝わってきたのは「ジャパニーズはこれだから」てゆー空気。
帰り道も、帰国してからも、その後十数年経った今も、こびりついて離れない、初海外旅行のしょっぱい思い出。
書店のおねーさんからすれば
「こいつエコバッグ買ってんのにplastics bag貰うってなに?いみがわからない」
てなものだったろう。
友達に配る予定の絵本だったし、その書店のビニール袋はとてつもなく可愛かったから、お土産袋的な気持ちで、冊数分のビニール袋をください、って事を伝えられたらよかったんだけど、そんな語彙力はなく。
「地球のことも考えられない無責任なジャパニーズ小娘」
と思われてたのかなーなんて。悔しいような、恥ずかしいような気持ちを、
今も抱えて生きてます。
(その時もらったplastics bagは、その後10年くらい、旅行の時に衣類入れたり、小物入れたり、なんやかんや使ってて、嫁入り道具のひとつとして実家から持ってくるくらいには使い倒してる。もちろんエコバッグの方も。だからどうってわけではないけれど)
エコなこと、環境のこと、その他いよいよ先延ばしに出来なくなってますね。
私も、小学生くらいの時にはわかっていたことなのに、年を重ねて変わらない日常に慣れていくにつれ「あれ?なんだ、平気なんじゃん」と意味わからん自信がついて、知識を得ようとも、状態を知ろうともせず、挙句、陰謀論なんじゃね?とか考えたりして。
真綿で首を絞めながら、見て見ぬ振りで笑っているのは、そろそろ終わりにしよう。
昨日知った言葉
“自然は先祖から受け継いできたものではなく、子孫から借りている”
ーアメリカ先住民_ナバホ族のことわざー
これを機にもう一度知識を得て行動を起こそうと思います。
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