みんなもっと"調子に乗って"いいんじゃないか、という話
「俺くらいのやつは、たくさんいるよ」の呪いにかかっている人が多いのかな
大好きな映画「耳をすませば」
天沢聖司が言ったこのセリフは、思えば呪いのように染み付いていた
本来の意味は
俺くらいのやつはたくさんいる、から
修行してもっと腕を磨くよ
という話なんだけど、
昔は絶望したもんです。
自分はプロ野球選手になれないと
いつか少年が気づく時(という物語)のように
刷り込まれた呪い
別に親に何かを諦めなさいと言われたわけでもない
むしろ色んなことを経験させてくれたし、見守ってくれた
諦め癖がついてしまうのは
一体どういうわけだろうね。
賢いフリをしたくて
聡い先回りをしてるつもりで
いろんなことを中途半端に手放すから?
12歳でやめたピアノを続けていれば、上原ひろみのようなピアニストになれたかもしれない
絵を描くのが好きで、クラスメイトをモデルに漫画を描いていたのを続けていれば、尾田栄一郎みたいな漫画家になれたかもしれない
読書感想文が表彰されたけど、内容を書き直して再提出するよう言われてそれきりにしていた想像力をもっと突き詰めていれば、J.Kローリングのような小説家になれたかもしれない。
ノートの端に描いていた落書きを、もっともっと書き続けていれば、長場雄のようなイラストレーターに・・・
あらゆる可能性は
私の手の中にあった
みんなの手の中にある、はず。
自分が自分を信じて
調子に乗らせてやらなければ
一体誰がやるのか。
自分の子どもに言えるとしたら、
どんどん調子に乗れ
出る杭は打たれるのかもしれないけど
出すぎた杭は見上げられるから(という、使い古された文句)
という考え方も、教えておきたい
好きこそものの上手なれ。
やりたいと思ったのなら、
限界超えるまでやってみよと。
これくらいでいいか。とか
適度適切主義に
陥らないで欲しいなと
お風呂に入りながら
何度も何度も風呂の湯を掬っては桶に入れるを繰り返し、
桶が満杯になったら風呂に戻す(9割溢れる)
をエンドレスリピートしてる子供を眺めながら
ふつふつ浮かんだ 覚え書き。
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