見出し画像

自主映画を、撮る。その12

本編の前に新コーナー「HIRUMESHI!!」、始めます。(2022年追記)

画像1

唐突に始まりましたが、予告なく終了することがございます。とはいえ記念すべき第1回は銘店「三宮 姫すし」にてボリュームランチ、850円也。+150円でおまかせ握り二貫追加サービス、1000円で12ネタを楽しめてなおかつ赤だしorけんちん汁まで付いてくる。カウンター席でもリーズナブルに幸せを噛み締めてみたいそんな貴方へ。

以下、本題。(2021年末執筆)

2022年、大型コンペ挑戦へ向けた下準備。

ようやっと編集の段まで漕ぎ着けました。

第1回の企画会議以来、ひた隠しにしてきた事実。それは「48時間映画祭」への参戦です。文字通り、指定されたお題で48時間以内に撮影編集完パケ。という信じられないほどの強硬スケジュールで臨む総力戦、当初オムニバス形式を採用するに至った経緯もいわばその為の「ゲネプロ」あるいは「予行演習」的意味合いが強く。2日間という撮影日程を組んだのもそれが理由。

強豪ひしめく大型コンペ。受賞作はなんとカンヌ国際映画祭で上映されるときたものですから、そりゃあ胸躍ります。しかし上位入賞を狙うには相応のスキルアップとパンプアップが必要。なんせ数年振りの実践、体はなまりになまっていて。それこそ日中撮影→夜通し編集→追加撮影→仕上げといった工程感が予想されますから誰が撮影編集しても遜色ないチームを作りたい。

「命令一元化」の原則が妥当する世界線なのか?

「できる人がやる」に執着し過ぎることは、かえってリスクを高めてしまう恐れもある。ただでさえ忙しい合間を縫って本線に臨む訳ですから、むしろ「各人がそれなりに出来る」状態まで持っていく方が現実的なのかなあと。あらゆるイレギュラー、不測の事態に対応できる備えを。ゆえのDavinci Resolveデビュー、前途は多難ですがしかし非常に高モチベでして。

どこまでいっても素人集団ですからシフト制導入を前提としたムーブが基本となりそう。返す返すも明け方頃には一定、完成形を見ていたい。2日目組へ向けた試写会を経て、足りないシーンを補う格好が理想か。過去の受賞作は動画サイトでも閲覧可能ですので是非この機会に。レベルの高さに、度肝を抜かれると思います。たった48時間でこのクオリティなのかと。

「お題制」を想定したドリル作成。

かなり特殊な訓練が必要となりそうです。つまり本番当日伝えられるお題は「シチュエーション」と「台詞」、それほど変化球が来るとは想定しにくいですがしかし「大喜利力」や「瞬発力」で易々と乗り切れるほど甘くない。したがってある種全方位向けに対応可能な作風・持ち札を予め準備しておくのが無難かも。過去問を制する者が受験を制する、ような予感がしていて。

お題を出されてから企画会議を始めているようでは遅い、ということです。しかし公式レギュレーションによれば「48時間に先立って行える作業」は、クルーと役者集め、機材の確保とロケーションの視察・確保のみ。シナリオ作成の段からは「48時間」としてカウントされる。最低4分、最高7分という時間設定も絶妙です。ルールの中でいかに遊ぶか、穴を突くばかりでなく。

とはいえ、まずは「令和版」編集記。

主宰自身、映画編集なんてぶっちゃけ高校の卒業制作以来でしたので。当時の環境とはもうまるっきしすべて変わっていて、ゆえにどこから手を付けて良いものやら。気付けばムービーメーカーもサポート終了の憂き目に遭い、現在はWebサービス化。Windows環境とMac環境その両方に足を突っ込んだ状態の主宰はもうどうすれば…ともかく編集ソフトの「いま」を知ろうと。

なーんていっちょ前に動き出したものの、結局辿り着いた先はVideoStudio Proの30日間無料トライアル。確か卒業制作もこれで編集した記憶がある。とにかく操作が直感的、ひと昔前のCubaseをイジっていた世代としては何か近しいものがある。本当はFinal Cut Proの90日間トライアル(※製品版を買いましょう)で臨みたい所存でしたが、納期の都合で次作以降に持ち越し。

人生初となるミラーレス4K撮影、FHD書き出し。

もう質感パンパないっすわ。主宰はスキルも理論武装もあったモンじゃありませんから、困った時は「自動編集機能」実に便利な言葉ですね。ところが高校卒業直前に触っていた頃とはもう比べ物にならない程、数回ボタン操作するだけでここまでのクオリティに到達できるものかと。技術革新って凄いなあ→一体しくみはどうなってんだろう→から本格的な編集技法のお勉強。

なかなか悪くない流れだと思いますよ。「やりたいことに技術が追い付く」感覚は高モチベ維持にとことんプラス作用をもたらす、拙いながらも自身のジャズドラム経験でも幾度とそんな場面がありました。トライアル版といえ「プロユース」を疑似体験可能。是非とも有償版購入のための弾みとして、ワンステップとして検討してみるのはいかがでしょう。

(次回へ続く)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?