積木崩し

成せばなる成さねば成らぬ何事も
成さぬは人の為さぬなりけり

愛したい 愛してる 素直になれない血縁に
本当は 本当はって 云いながら親不孝者

積木崩しがしたいわけじゃないのに
暴れ狂って 困らせたくなるのは何故?
別に云わなくていい言葉を吐きながら
あなたを傷付けて 泣かせた 思春期の時代

成せばなる成さねば成らぬ何事も
成さぬは人の為さぬなりけり

思い出し後悔に 心半ば置いてけぼりの
感情は 愛情はって 手遅れの親孝行は

積木崩しの後じゃ後悔ばかり
今更 手を合わせたって あと戻れない
親の死に目に駆けても間に合わなかった
あなたを待たせては 泣かせた 反抗期はいらぬ

あなたを好きなのは昔も今も変わらないけど
好きの態度が違ってもおなじぐらい好き
こんなにも手が小さかったかな、なんて
動かない手を握って 今度は私が泣いて 泣いた

積木崩しが後悔を生んだけど
あなたへの愛 あなたにちゃんと届けたい
親の死に目に駆けても間に合わなかった
私を許さないで 憎んで 私の前に現れて…

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