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その もやもやに共感!?する本

こんにちは。
先日こちらで書かせていただきました『アンガーマネジメント』。私はいつもどうしているっけ?と考察した延長線上に、常にそばにある『もやもや』というキーワードをふと思い付きました。

情報だらけの現代、職場や学校・家庭などできっとみなさんも日々もやもやすることがあると思います。私も「なんでやねん」と心の中でつい独り言を言っています。

最近読書を通じて日々の『もやもや』に「そうだよね!なるほど」と共感することがありました。今回はそんな共感本をご紹介します。

ころべばいいのに

ヨシタケシンスケ著『ころべばいいのに』

幼い頃、きっと私は絵本から沢山のことを学んだんだと思います。時に驚き、時に同意し「わたしもそうおもう」とか「わかる」って頷いたことがあったのかもしれない。だからまず絵本からご紹介します。

有名できっと私から説明が不要なこちらの絵本『ころべばいいのに』。ヨシタケシンスケさんらしい視点でユニークに描かれたのは、ある女の子のモヤモヤ。それについて考えたりどうしたらいいか悩む姿に「そうだよね」と共感しました。
『りんごかもしれない』の後に読んで大好きな一冊です。(シリーズ英語版もあり)

▼公式紹介動画がありました。


おいしいごはんが食べられますように

『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子著


芥川賞受賞作『おいしいごはんが食べられますように』。こちらは、あらゆるモヤモヤの文字起こしが素晴らしい感性豊かな作品。前作『水たまりで息をする』と同じく読みながら「日常の中にある普通とは?常識とは?」を考えました。明日からごはんの考え方が変わる一冊です。

タイムマシンに乗れないぼくたち

『タイムマシンに乗れないぼくたち』寺地はるな著

『タイムマシンに乗れないぼくたち』は、そこにいるあなたにスポットライトがあたる短編集。登場人物の考えに共感し、様々な想いのゆらめきの先にあるのは小さな光り。この穏やかな読後感は唯一無二です。また読み返したい作品です。


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今回は、日々考えているモヤモヤに共感する作品について思いついた順にご紹介しました。怒り→モヤモヤ→共感の連想ゲームのようでしたね。

そんな私が今読んでいるのは、以前からタイトルにいつも惹かれる作者さん。ずっと読みたいなと思っていた文庫エッセイ『痛い靴のはき方』益田ミリ著を読みはじめました。もう最初のお話から頷きながらページをめくっています。“共感”とは、すぐさま最適解が欲しいわけじゃなくて、そうだよねと思う時間自体に癒やされている気がします。


お読みいただきありがとうございました。






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