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ネガティブな人ほど、ポジティブの価値や重要性を理解している

私に初めて会う人は、私の表情や言葉や行動を見て
ポジティブで楽観的な人だと感じることが多く
「君は悩みがなくていいねぇ」とか
「桜井さんは自由で楽しそう うらやましいです」とか
言われることが多いです。

そして、それらの言葉に続けて
「自分はネガティブだから色々悩むんです」とか、
「私は絶対にそんな風に自由になれないです」とか
「頑張っても変われない」とか
自分自身と私(桜井妙)を比較した言葉を、どんどん伝えたがります。

私は、黙って言葉を受け止めていますが
それらは彼らの皮肉や言い訳に聞こえたり
間接的に人を傷つけて自分のストレスを発散しているように感じます。

一見私をうらやましそうに言っているのですが
そういう発言をしている表情や声のトーンは決して私を評価しているのではなく、ノンバーバルコミュニケーションの心の本音の言葉では

『私はネガティブな性格を持って生まれたから、ポジティブな桜井さんに私の気持ちなんかわかるわけない。』とか
『自由な人ってずるいです』とか
『変わりたくても変われない人がいるんです!私だって頑張っている』とか
口から出た言葉とは正反対の感情を想像してしまいます。

それはなぜか?

それは私は自分が傷つかないように
人の裏側をネガティブに想像するからです。
私は常に最悪な状況を想定し自分が傷つかない準備をするために
悪い想像をする習慣を持っています。

その証拠に、CA時代私が横浜から北海道に引っ越したのは
私のフライト中に横浜に巨大地震が起きて子ども達が
被災するという妄想が消えなかったり

たった一度子ども同士のコミュニケーショントラブルがあったとき
その先の悲観的な子どもの未来を具体的に想像し
北海道で子育てすることを決めました。

そして北海道でも地震の被害が過去100年起きていないかとか
水害の可能性を調べて住む場所を決めました。
そして、私のふるさとだったので確信もあったのです。
雪害はありましたが、地震と水害の被害は少ない場所でした。

子どものいじめは親が気づきません。
きっかけは、子ども同士の悪意のない言葉の暴力で
私の子どもが傷つき泣いて帰ってきました。
共働き家庭で、しかも親が夜勤や出張が多い仕事の場合
子どもの状況は、把握できません。

でも、私は子どもたちが虐められたから北海道に戻ったのではなく
もし、自分の子どもが私が気が付かないうちに
他の子どもを虐めていたら取返しがつかなくなる。
そう思ったので、横浜という都会ではなく、北海道の田舎で
自分のふるさとに引っ越すことを決めました。

どちらも可能性が低いし、そうなると決まっていません。
どちらもネガティブな妄想ですが、万が一の最悪な状況を考えることは
私にはとても必要なことでした。

なぜなら、子どもの頃から体が丈夫ではなく病気ばかりしていました。
しかもコミュニケーションが苦手で、人の間でうまく立ち回れません。
群れることは大の苦手で、人間関係の根回しとかできません。
噂話にも疎く、他人のプライバシーにも興味がありません。

それが私の気質なので、自分を自分で守るためには
ネガティブな妄想が必要なのです。
ネガティブに想像して心が傷つく準備をすることが
私の選んだリスクヘッジです。

でも、絶対にそれを言いません。
ネガティブな推測はしますが、ネガティブな言葉を心に抱いたり
ネガティブな会話でコミュニケーションを取ることこそ
最大のリスクだからです。

ネガティブな言葉には非常に強いエネルギーがあり
ネガティブな言葉を口にすると、次第に他人の悪口に転化したり
自分を守るために愚痴、言い訳を言ってしまいます。
そして後悔します。

ネガティブな妄想のままなら問題ありませんが
言語化すると自分の言葉に自分が影響されて
自分の心がぐちゃぐちゃになり汚く濁ります。

それが習慣化すると、なんでも他人のせいにするし
人間関係の泥沼に引きずり込まれます。

だから、自分を守るためにポジティブな思考と言葉を
意識的に選ぶようになり習慣にしました。

いつからそうしてきたのか分かりませんが
大人になってからは積極的に自分を守る戦略として
明るく、元気で楽しい自分をいつも意図して作っています。

ポジティブで楽観的にふるまうこと。
それが一番賢い自分を守る防衛方法だと確信しています。

そう思うようになったのは
まさに人を呪わば穴二つの諺のように
ネガティブな言葉を自分が発したら、それは言霊ブーメランとして
多くの人のネガティブな思考のエネルギーを吸い込み
巨大な悪魔に変身してから、必ず私の元に戻ってくるからです。

そして、他人のネガティブな言葉や態度は私を瞬殺します。
だから、他人の悪口や嫌み、皮肉をいう人が集まる場所からは
なるべく早く離れることにしています。

卑怯だと言われても、根性がないと軽蔑されても
私はすぐそういうコミュニティや人達とは距離をおかなければ
ストレス適応障害がおきて病気になってしまうのです。

過去と他人は変えられない。
精神科の医師エリックバーンの有名な言葉ですが
10歳のときにコミュニケーションの嫌な体験をしてから、
私もそう考えるようになりました。
そして、過去と他人に鈍感になり未来と自分だけに意識を向けた方が
ずっと楽で簡単だと思うようにもなりました。

子どものときは無意識にそういう方法を取っていたことは
心理学を学んで自分を分析して気が付きました。

昨日ポジティブで明るく楽しい看護師さんたちと話す機会がありました。
興味深かったのは、ネガティブな言葉や思考は何の助けにもならない
と断言していたこと。

でも、ネガティブな想像は否定しなくて色々妄想するのだそうです。

意見が一致したのは、

『どうせ人は死ぬ。
最後の死の瞬間に人生を後悔したり、他人のせいにしたり
ネガティブな言葉とネガティブな感情のまま死ぬのは絶対に嫌!
自分の人生の最期がそうなるなんて絶対に嫌。

嫌なことは速攻で忘れる。
そのためにポジティブな言葉や笑顔、態度は、すごく役に立つ。』

ネガティブな妄想ができることは、リスクマネジメントに有効です。
だから最悪をさけるために、ネガティブな言葉を言わないリスクヘッジができるようになります。

しかし、看護師さんやCAなど接客が必要な職場は
他人のネガティブな言葉や態度、行動に振り回されます。
過去と他人は変えられないので、ピンチです。

そのときには、ネガティブワールドに引きずり込まれないように
他人のネガティブな言葉や態度の記憶を、自分の楽観的な態度と
ポジティブシンキング消しゴムで速攻消せばいいのです。

リスクマネジメントに役立つネガティブで悲観的な妄想と
危機管理(クライシスマネジメント)に役立つポジティブシンキングと
楽観的な言葉や態度。

ネガティブも大事です。
悲観的に考えることも大切です。
この二つを正しく受け入れることで
ポジティブで楽観的に危機から脱出できます。

あくまでも、私の独断と偏見ですが
私が病気や失敗からレジリエンスしたりV字回復する理由
私は勝手にそう確信しています。

と本質はネガティブな桜井妙の独り言でした。





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