『七十二候』鷹乃学習‥たかすなわちわざをならう
『鷹乃学習‥たかすなわちわざをならう』
7月17日から22日頃
二十四節季では小暑の末候となり
鷹の幼子が巣立ちの時を迎え
空中での飛び方や獲物の狩りの仕方を学び始める頃となりました。
鷹は群れず単独で狩りをし獲物を捕まえ
生きていく生き物です。
今頃の時期から鷹は飛び方を覚え
親鳥から狩りを学んでいきますが
その期間は一定時間だけで
早い段階で親離れをし、独りで獲物を探し捕えることを覚えなければこの世界を生き抜いていくことは出来ないのです。
羽ばたきの練習や獲物の捕り方を
何度も何度も繰り返し
失敗しながらも習得していき
自分で生きていく強さを身につけていく‥
とても忍耐強く逞しい鳥といえるでしょう。
その根気やすぐに諦めない強さは
わたし自身、見習いたい部分でもあります。
自分より速くて大きい獲物も捕まえるという鷹の習性や能力は他の鳥よりも長けていて、そのスピードは最高で時速80キロにもなるそうです。
空を見上げ、二羽の鷹が飛んでいたならば
もしかしたらとても貴重な親子で練習する
ひとときなのかもしれませんね。
鷹は「猛禽類」というに分類されており
タカ目、フクロウ目、ハヤブサ目の総称で
獲物を捕らえるために進化させた鳥のことを
そう呼びます。鋭い爪とくちばしを持っています。
「猛禽類」‥ちょっぴり硬い字が並び
怖いイメージですが「禽」とは鳥のことなので
荒々しく強い鳥の仲間という意味になります。
鳥に詳しくないわたしの目には
悠々と空を翔ぶ大型の鳥はすべて一緒に見えてしまいます。
そこで、タカ目である
鷹(タカ)、鷲(ワシ)、鳶(トビ、トンビ)について
少し調べてみました。
まず、その中で一番大きいのは
鷲(ワシ)で約85から100センチ
羽を広げると220から250センチにも!
そばで見ればかなりの迫力でしょう。
凛々しいですね。
鳶(トビ)の大きさは約60センチ
カラスより一回り大きいほど。
目の周りが黒褐色になっています。
そして今回の主役である
鷹(タカ)は、45から70センチで小型になります。
鋭い瞳が印象的
調べてみた結果、わたしには
大きさで見分けるくらいしか違いが分かりそうにもありませんが‥。笑
しかしながら
大空を自由に翔ぶ姿は美しく
そして、どの鳥であろうとも強く逞しく
どんな風にも雨にも負けず広いこの空で
生き抜いて欲しいと思うのです。
さて、この記事を書いている現在‥。
17日の早朝。
前日の夜、睡魔に勝てず眠ってしまい
そして変な時間に目が覚め、こんな時間に
七十二候と向き合っているわけですが
玄関の方でカタン。と音がして
時計を見ると早朝3時
いや。深夜3時?未明3時と呼ぶのかしら
などと考えているとブーンとバイクの音。
まだ夜が明けきらない時間‥。
新聞が届きました。
街がまだ寝静まっているこんな時間から
お疲れ様です‥と思いながら新聞を取りに
玄関へ。
わたしにとって
一日の中で新聞を読む時間はとても好きな時間だったりします。
テレビやネットなど様々なメディアがあり
情報過多の時代の中で新聞の良さは
その正確さにあるように思います。
事件・事故、政治、経済から文化スポーツ
地域のことなど、あらゆる分野の情報が
そこにはあり、そしてその一つ一つの記事は
信頼性のある情報です。
そして自分のタイミングで、好きな時に
ページをめくれば様々な見出しが目に入ってくるので偏りなく情報を得ることができることも
メリットといえるでしょう
一時期わたしも新聞から離れ、購読するのをやめようかなと思っていた時もあったのですが
いつからかまた活字が恋しくなりました。
そして再び読む習慣が付くと、新聞ならでは
あたたかさに触れ、休刊日はさみしいなと思うほど‥。
忙しい日は見出しだけ、さらっと目を通し
ゆったりした日には一枚一枚丁寧に。
地元の情報だったり、コラムだったり
料理の記事だったり
小さなイベントの情報だったり。
心温まる記事にも出会えたり‥。
新聞ならでは紙媒体ならではの良さがそこにはあり電子からは得られない何かが確かに
存在しているのです。
鷹乃学習‥「学習」とあるように
いくつになっても日々学習であり
学ぶこと、何かを知ること
そして誰かが教えてくれることに対し
素直でありたいと思います。
そうすることで知る機会も増え
また教えてくれる人が増えることにも
繋がると思うから。
知らないことを知ること
インプットすることは自分の幅を広げること。そしてそれはいつしかきっと‥
自分自身の強みにもなる。
いつもいつでも学ぶことに貪欲でありたい。
そんな風に生きていけたらぃぃなと思うのです。
七十二候に使用している写真はすべて
photoACのものになります。
今回の記事は
これまでで一番‥難しく
苦労しました。笑
ギリギリまで見直して
読み直して。
今、書き終えて
とてもほっとしています。
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