![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/92123959/rectangle_large_type_2_a9a191bcdb47ff7f745319c74f06b474.jpeg?width=800)
《七十二候》朔風払葉‥きたかぜこのはをはらう
『朔風払葉』‥きたかぜこのはをはらう
11月27日から12月1日頃
11月も最後の週となり、月日の流れの早さを感じずにはいられません。
もう三日もすれば今年のカレンダーの最後の一枚をめくり師走を迎えますね。
『朔風払葉』の朔風(さくふう)とは北風のことで、冷たい木枯らしがビュービュー吹き荒れ
色とりどりの木の葉を落とす‥。
その様子を思うと物哀しい気持ちになります。
![](https://assets.st-note.com/img/1669552405242-rEWPEIfsgj.jpg?width=800)
見上げるように見ていた紅葉も
はらり、はらり‥
いつの間にか道いっぱいに広がって‥。
それでもなお、わたしたちの視界を
彩り豊かに染めてくれるのです。
秋の終わり、そして冬の始まりはいつも
わたしの心にそんなセンチメンタルな風を
吹かせます。
![](https://assets.st-note.com/img/1669525183721-VNcTTeH6G9.jpg?width=800)
今朝も木に残る葉っぱや地面を転がる落葉に
思いを馳せながら歩いてきました。
何日か前には、咲いていなかった花が咲いていたり、名も知らぬ葉っぱが紅葉していたり‥
家の近くを歩くだけでも、発見があり
少しだけ‥のつもりが気付くと二時間近く歩いていたなんてこともよくあります。
今日はこんな出会いがありました。
少し離れた所からでも分かるほど
一際背の高い皇帝ダリア。
![](https://assets.st-note.com/img/1669525769661-IfK3Kg0cpy.jpg?width=800)
皇帝ダリアは急激に茎が伸びるので
何年か前に、はじめて家の近くで見かけた時
このお花はなんだろう!?
と、とても驚いた記憶があります。
草丈は1メートルから6メートル以上にもなるとか。
![](https://assets.st-note.com/img/1669526267910-k7SgoEU3ev.jpg?width=800)
この時期歩いていると
秋色の紫陽花をよく見かけます。
![](https://assets.st-note.com/img/1669527595686-iNXD8Zncc7.jpg?width=800)
初夏に咲いた花が気温の変化などにより
少しずつ少しずつアンティークのようなカラーに変化した状態のことを『秋色紫陽花』と
呼ばれています。
アンティーク調の落ち着いた色合いの
紫陽花もまた魅力的ですよね。
![](https://assets.st-note.com/img/1669528290377-B7bUehbIj8.jpg?width=800)
さて、朔風払葉の「朔風」の他にも
冬の風の名前がいろいろあります。
星の入東風(ほしのいりこち)‥
中国地方で吹く初冬の北東風。
少し早いですが
風花(かざばな)‥
晴れた日に花のように雪を舞い散らせる風
雪解風(ゆきげかぜ)‥雪解の頃に吹く風
まだ、本格的な冬を迎えてもいないのに
どうしても春を感じさせる名前に心が向いてしまうのですが‥。笑
寒い寒い冬があるからこそ
あたたかな春がくる。
人の生きる道も冬無くして春はない‥。
幸せなことだらけで
できるなら毎日笑っていたいけれど‥
現実はそうはいきませんよね。
冬があるからこそ、春のあたたかさに
感謝し、喜びを感じるように
辛く苦しい時を乗り越えたからこそ
その先の人生をまた歩いていける‥
力強い糧に変えることができるとわたしは
信じています。
![](https://assets.st-note.com/img/1669529635900-llIYTszCHD.jpg?width=800)
わたしの趣味のひとつに
走ることがあります。
秋冬の今はランニングやウォーキングするのに
ちょうど良い季節。
夏はどうしても息苦しくなり、長い距離を走ることができなくなり、さらに猛暑となると
陽が落ち、夜になってもまだ昼間の熱気が残り
日課だったランニングも休みがちに。
暑さのせいだと分かっていても
日に日に、体力が落ちていくような気がして
自己嫌悪に陥ることも。
日頃は自分に甘いので、決してストイックではなく、どちらかといえば楽な方に流されやすい性分だと思っています。
そして一度休むことに慣れてしまうと気持ちが弱い分、元に戻すのにさらにパワーが必要だと身を持って知っています。
そんなわたしに必要なのは
自分を保つこと。
周りの空気に左右されやすく
毎日のように波打つ感情に身を砕くよりも
自分は自分と割りきる強さが欲しい‥。
昔から一度気持ちが落ちてしまうと
なかなかそこから這い上がれないのですが
ランニングを継続するようになり
心身共に以前よりは、強くなったのでは
ないかと感じています。
『心身一如』(しんしんいちにょ)
心と身体はひとつである。
歳を重ねるにつれ
この言葉を実感するように。
肉体と精神は一体のもので
分けることができず、ひとつの物の両面である
という仏教の教えです。
元気のない心では、一キロだって
歩くことも身体が重く感じ、どうしてもやる気になれず‥。
しかし、元気な心なら十キロだって‥
それ以上だって走ろうと思えるのです。
心と身体は繋がっている‥。
その為にも、歩いたり運動をして身体を鍛えることで毎日が少し楽になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1669635529899-GWyPodg0l5.jpg?width=800)
これはわたしの場合の一例に過ぎず
人それぞれ日々元気に過ごす方法はいろいろあると思います。
きっとわたしには、ランニングやウォーキングが向いていたのでしょう。
健康を維持するために、日課にしていること
ありますか‥。
心身ともに皆さまの心も身体も
どうか健やかでありますように‥。
![](https://assets.st-note.com/img/1669552652869-DGlerDNeDi.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?