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【七十二候】熊蟄穴‥くまあなにこもる
『熊蟄穴』‥くまあなにこもる
12月12日から16日ごろ
大雪の次候となり、動物たちが自分の穴に入り冬籠もりをする時期となりました。
冬の寒さが厳しくなる頃です。
『蟄』とは『籠る』という意味で
蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)の時は
ヘビなどの両性類や爬虫類でしたが
今回は熊などの動物たちも
穴に籠る順番が来たようです。
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日本ではこの時期、陸生哺乳類97種中32種の33%の哺乳動物が冬眠するそうです。
リスなどの小型哺乳類は
眠っている最中に大きな声を出しても触っても
起きないほどの深い眠りの中にいます。
それに対しヒグマの冬眠は
近づいてくる足音だけで目が覚めるような
とても浅い眠りなので、そこから冬眠ではなく「冬籠もり」と呼ばれているのだとか。
眠りが浅くうつらうつらした状態の時に
目が覚めると、頭が重く冴えず身体も辛いですが、クマたちはどうなのでしょうか。
さらに食料も一番乏しいこの時期に
約二頭を出産し、飲むことも食べることもない
絶食のまま子育てをするのです。
秋に蓄えた栄養をミルクにして冬が過ぎ
春が来るのを赤ちゃんを守りながら穴の中で
じっと待っているのかもしれませんね。
冬は、エサが少なく気温が低いので外にいるよりは穴に入りどうにか冬を乗り越えよう
やり過ごそう…という、きっとそんな動物たちの『生きていく術』なのでしょう。
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冬眠したい冬眠したいと‥何度か記事に書いてきた私ですが、クマさんたちのように
『生きていく術』でもなく
穴に籠るわけにもいかないので‥笑
気合いで乗りきらなきゃ!と日々を過ごしています。
先週末の土日は、私にとって今年最後の連休でした。山に行こうか。海に行こうか。
それとも?と‥考える時間さえ楽しくて。
さすがに熊を探して
撮りにはいけないなぁなんて思いながら。笑
予定を立てるのは苦手でしたが、休日を出来るだけ有意義に過ごしたいので
最近は一通りその日やりたいこと、やるべきことを書き出してから行動するようにしています。
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さて、この日の山陰地方は冬晴れ。
抜けるような青空を見ると、なんだかそわそわ
落ち着かず。
車の中は陽射しが降り注ぎ
まさに冬麗(ふゆうらら)
走りたい、そして撮りたい!
両方を叶えるべく向かった先は
白砂青松の弓ヶ浜サイクリングコース。
![](https://assets.st-note.com/img/1670743431304-hOa852Tx99.jpg?width=800)
鳥取県境港市にある夢みなとターミナルから
米子市・日野川河口までの約15.8kmのコースです。
青い空と海。
そして大山が見える絶好のロケーション。
気持ちよく走れそう!と勢いよくスタートしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1670743520461-fGQ3svcQOI.jpg?width=800)
しかし結果としては
朝走るランニングと
夜走るランニング‥。
こうも違うのか‥と痛感することに。
夜ラン歴も三年を過ぎ、その時間帯に走ることには慣れたのですが
明るい中でのランニングは数えるほど。
体感速度が遅く感じ、身体も重く夜の感覚とはまた違うもので‥。
十キロ走れるようになったから‥と
山陰で開かれる予定の大会に
来年は参加してみたいと考えていたのですが
すっかり自信を失くしてしまいました‥。
陽射しが気になるのかそれとも
視界に入る情報量が多すぎるのか‥。
集中力も乏しく、一度三キロ地点で足が止まりどうにか五キロ地点で折り返し、そこからは歩いて戻ることに。
やはり、夜は日中からの動きで体温が高い状態にあるため、筋肉や関節の柔軟性も上がり
エネルギーの代謝機能や心肺機能の働きも活発になっています。
そして昼間の仕事で、私の心身は活性化され
最高潮にあるため
仕事が終わり疲れているのにも関わらず
走りやすいのだろうと思うのです。
休日の朝はその状態にまで心身共に
達していないので
走る速度も身体の重さもいつもとは
違って感じたのでしょう。
と分析しつつ‥
歩いて戻る道中で。
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生きていくことはやはり
人間だけではなくクマも鳥も‥
生命あるものすべて‥
時に戦いであり
それは特定の誰かとの戦いというよりは
『自分自身』との戦いであり
強くも弱くも自分の中に存在するのだと
私は思うのです。
走ることも‥
諦めて投げやりになるのも自分。
まだまだやれる!と前に進むのも自分。
昨日より今日
今日より明日と
ゆっくりでも傷だらけでも自分の中に
折り合いをつけながら進んでいける私で
ありたいと‥。
そう思いながら‥
日々歩んでいる旅の途中なのです。
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