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My Dear fellow
いつも元気な未来が何か難しい顔をして手元の紙を見ている
「どうかしたんですか?」
錠は声をかけた
「誘われて行ったカラオケで、この歌を聴いてね
ちょっと考えてる」
広げた紙を覗き込む
「アイドルの歌ですよね」
「何年か前の野球選手への応援歌
この君が、なんだか大也みたいで」
指差す場所を見る
向かい合うと無口だけど背中はよく喋る
言い訳は言わないのに覚悟だけ聞こえる
確かにそれっぽい
言葉の
その歳月は幼子を大人にさせる
平成8年生まれの娘がいる。
特撮オタクだった私は大きなお腹でワクワクしながら、その年に放送された新しいウルトラマンを観た。
ダイゴに見惚れ、その流れで主題歌を歌う6人を見たのが最初。
アルバムluckyからCDを買い始め、その頃関西でやっていたラジオを聴く。
ファンとして動き出した。
縁あって、娘連れてトニコンに。
ファンクラブにも入って、Vコンにも。
歌い踊る6人、中でも剛くんが目を惹く。