さくら(sakura)|30代 OL

30代|在宅ワークOL|丁寧に暮らしてみたい ✍🏻エッセイを中心に書いています 🔖自分の…

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30代|在宅ワークOL|丁寧に暮らしてみたい ✍🏻エッセイを中心に書いています 🔖自分のことや夫婦のこと

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#エッセイ|転職か妊活か、30歳OLの決断とその理由

私は、女として生まれた。 体の構造上、子供が欲しいなら私が産むしかない。 ここまでは理解している。 ただ、転職もしたいとなると話は大きく変わってくる。 今、私は30歳。 妊娠を望む身としては、リミットを意識してしまう。 少し検索しただけでも、年齢別の妊娠確率や高齢出産のリスクに関する情報が押し寄せてくる。 それらに飲み込まれた私は、すぐにでも妊活を始めたかった。 ただ同時期に、仕事についてもやり甲斐を感じられないことから転職を考えていた。 母の時代と比べると、

    • #エッセイ|妊活で命を救われた私。あのとき転職を選んでいたら

      ” 妊活か、転職か ” 1年前の私がずっと悩んでいたこの2択。 結論、私は妊活を選んだ。 この選択が、私の命を救うことになった。 妊活を始めて数か月。 もともと月のリズムが一定で、根拠はないが、 自分はすぐに妊娠できると思っていた。 しかし、何回か予定日を過ぎることがあった。 私にとっては珍しいことで、 何となく怖い感じがした。 けれど今は妊活中。 もしかしたら良い兆候なのかもと思い、 浮かれ気分で検査薬を試す。 しかし、結果は陰性。 何度やってもいつも同じ結

      • #エッセイ|夫の家事解放dayをつくった話

        料理は好きだけど、 義務になるとしんどくなる。 掃除なんてさらにしんどい。 だから私たちは家事を分担している。 だけどそれは、 ふたりに同じだけの余裕があるときに限る。 4月。 新しい "期" が始まる季節。 私たち夫婦はそれぞれ環境が変わった。 私は社内異動で新しい部署に。 異動したてで、まだ本格的な忙しさは迎えていない。 一方の夫は新しい仕事が増えた。 やりたかったものらしく、本人は楽しそうだが、 稼働時間が増えるのは事実。 そんな状況でも数日の間は、

        • #エッセイ|いつ妊娠すれば怒られないの?

          社会人1年目の頃。 先輩である女性社員が妊娠した。 OJTとしてお世話になってたこともあり、 私はとても嬉しかった。 妊娠のことを世間話として上司に話を振ると、 「腸(はらわた)が煮えくり返る」と彼は言った。 「あいつ、結婚報告の時からすぐ子どもが欲しいなんて言いやがって。こっちの身にもなれよ。」 怒り狂う上司を目にし、 マネジメントの苦労をひしひしと感じた。 でも、妊娠を希望する女性は、 いつ妊娠すれば怒られないのだろう? 少し前、会社の組織編制でチームが変わ

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        #エッセイ|転職か妊活か、30歳OLの決断とその理由

          #エッセイ|2月9日 鶴瓶さんの日

          今年から始めた「ほぼ日」。 一日ごとにあるページの下に、 いろんな人のいろんな話が、ちょこっと載っている。 その文章が自分の知らない世界を見せてくれる。 今日2月9日は、笑福亭鶴瓶さんの言葉だった。 ふくよかな恵比須顔が頭に浮かび、 そのまっすぐな言葉が、 「もっと読みたい」という気持ちにさせた。 全6話の構成でつづられている2人の会話。 鶴瓶さんのこれまでの生き方や考え方についての対談で、 「真剣さ」と「ユーモア」が絶妙な配合で、読み手に流れ込んでくる。 関西出

          #エッセイ|2月9日 鶴瓶さんの日

          #日常|半額のパンを手に取るとき

          山崎製パン 『ダブルソフト』 スーパーで買える食パンの中でも 高級ラインだと思うパン。 それを手に取れるは、半額のときだけである。 休日の夕方。 特に予定がないときは、近所のスーパーに行く。 3回に1回の確率で、半額のパンに出会える。 半額の彼らは、明日が期限のことが多い。 味音痴な私は、 期限の近いパンも冷凍してしまうので、 明日までが期限なことなど気にしない。 気にしないのだが、 「半額」をカゴにたくさん入れている自分は どこか肩身が狭い。 それとなく「

          #日常|半額のパンを手に取るとき

          #エッセイ|私個人として仕事を受けること

          " 25万円 " この半年の間、副業で稼いだ金額だ。 だが、副業を始めた理由は "稼ぐ" ことではなかった。 私の副業は、よく聞く形とは少し違うかもしれない。 「久しぶりに飲みにいかない?」 元同僚のLINEから、私の副業は始まる。 彼は数年前に起業していた。 何かある気はしていたが、 久しく会っていない友人からの誘いに、断る理由はなかった。 当日。 同窓会のような空気のまま時間は過ぎ、 店員から退店の催促を受けるまで、 彼は本題を切り出さなかった。 「一緒

          #エッセイ|私個人として仕事を受けること

          #エッセイ|自転車おじさんから自分を省みる

          台風並みの強風。 駐輪場はドミノ倒しの自転車置き場となる。 翌朝。 それらはすべて、元に戻っている。 朝、ゴミ捨て場へ向かう際、道中にある駐輪場を見た。 自転車がすべて倒れている。 昨夜はものすごい風だった。 朝になって風はおさまっていたが、 「どうせまた倒れるしいいや」と放置していた。 面倒臭いのが本音である。 そこへ、1人のおじさんがやってきた。 隣の駐輪スペースへ向かっていく。どうやら自転車でお出かけのようだ。 そう思いながら、少し離れたゴミ捨て場へ

          #エッセイ|自転車おじさんから自分を省みる

          #Routine|3社兼業 夫のモーニングルーティーン

          6:27 僕がこの家では最初に起きる。 妻は朝に弱い。 遅れて鳴ったアラームを止める。 始業は6:30だ。 ひとつ目の仕事は、月3万。 安いが半分趣味とも言える。 昨晩の学びをNotionに書き出す。 6時間の睡眠で、脳が情報を整理してくれた。 資料化の前にiPadでラフを描く。 「これだ。」 ひらめいた構図をMacに打ち込む。 マウスを握った時、寝室から声がした。 7:32 寝室から呼び出し。 朝方の妻は、赤ちゃんだ。 起きると知らせてくる。

          #Routine|3社兼業 夫のモーニングルーティーン

          #エッセイ|会社に属さない私は何者か

          ここ最近、ずっと考えていた。 何日考えても答えは出ない。 違う。 答えはとっくに出ていた。 でも認めたくなかった。 会社員の皮を脱いだら、私は何者でもないのだ。 毎日投稿しようと思ったnote。 次はこのテーマと思って書き始めた。 だが何日考えてもまとまらない。 だからといってテーマを変えるのも、逃げているような気がしてやめた。 同時に、自分に猫を被るのもやめてみた。 「会社を辞めたら、何も残らない。」 すっと出てきたこの一言。 破壊力は抜群だった。

          #エッセイ|会社に属さない私は何者か

          #エッセイ|結婚式は必要か

          ”238万円" 結婚式には大金が必要だ。 花嫁側が言うのは珍しいかもしれない。 だが現実問題として、年収の半分ものお金が1日でなくなるのだ。 私が躊躇するには十分すぎる額だった。 私たち夫婦は2021年に入籍した。 コロナで大勢が集まるのは難しいと分かっていたが、 近いうちに収束し、式も無事に執り行えると思っていた。 しかし収束する世界は訪れない。 コロナ禍で式を挙げることは、新郎新婦が初めてぶつかる壁である。 だが私が一番悩んだのは、コロナ禍で式を挙げるこ

          #エッセイ|結婚式は必要か

          #エッセイ|給料が止まった夫

          「給料が振り込まれていない。」 月末のある日、夫が言った。 それを聞いた私は「そんなこともあるか。」と思った。 夫の勤め先はスタートアップだった。 予兆はあった。 夫の上司2人が立て続けに辞めた。 理由は金銭問題だったと、さわりだけ聞いていた。 後になって分かったのだが、半年前からその2人の給料も未払いだったらしい。 さらに事業資金として、2人は社長に数百万を貸していたそうだが、それも返済されていないとのこと。 資金ショートだった。 夫から聞く限り、社長は人は

          #エッセイ|給料が止まった夫

          #エッセイ|30歳になって思うこと

          30歳。 女性にとって、人生を考える年齢だ。 漏れることなく私もそのひとり。 30歳の女性に対して、世間はどんなイメージを持つだろう。 経済的に自立し、ある程度の仕事はこなせる。 会社では後輩に頼られ、上司からも信頼される。 プライベートでは、気の合う相手を見つけ結婚し、充実した毎日を過ごしている。 …こんなところだろうか。 このイメージに今の自分を重ねてみる。 うん、そんなにズレていない。 仕事で言えば、会社員として働いているが、この不安定な情勢の中、あり

          #エッセイ|30歳になって思うこと