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どうやら学士取得に9年もかかった人間がいるらしい


こんにちは、お元気ですか。
私は元気です。

突然ですが、「元気」とはどのような状態を指すのでしょうか。
風邪を引いていないことでしょうか。
ご飯をしっかり食べられることでしょうか。
笑顔で遊べることでしょうか。

私は「元気」ということばの曖昧さ、各個人の指し示す範囲の差を感じて、「元気」ということばを、自信をもって使えなくなりました。

というのも、私が精神疾患を患い、己の生まれ持った特徴を知ることになったからです。

これは、9年かけて大卒を手に入れた人間のお話。


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望月冴空の人物像

この記事を読んでいる方は、私を知る人もいれば、知らない人もいるでしょう。
ですから、まずは軽く自己紹介をしようと思います。

けれど、この先は私の27年間の人生を長々と振り返ることになりますから、ここではそれほど詳しく知らなくてもいいのかもしれません。

とにかく私は27年の時を生きた人間で、生物学上は女で、クラリネットやピアノといった楽器と多くの時間を過ごしてきた日本人です。

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どんな疾患があるの?

ここまでの文章で私にどんな障害や疾患があるのか書いていませんでしたね。

私は、「双極性障害」といううつ病があり、「広汎性発達障害」「注意欠陥多動性障害」の2つの障害があり、細々したものだと「冬季うつ」の症状や、「ジェンダーの違和」があります。
「機能不全家族」と言える家庭環境だろうな、とも思います。

2020年、この世に生を享けて27年の時を経た私は、精神障害者手帳を取得しました。
正確には、2014年2月に精神科を受診、双極性障害と診断され通院。その後、紆余曲折を経て2020年10月に手帳取得へ踏み切りました。

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人生旅行へ出発しましょう

この場を開設するに至った理由、それは私が精神疾患を患い、悩み、苦しんだ経験を記録しておきたいと思ったからです。
それと同時に、私の27年間の話をすることで、いま現在何かで苦しんでいる方の心が安らいだり、「こういう人間もいるんだな」という、ちょっとした視野の広がりを持つ機会になれたらいいなと思ったからです。

ごまんといる人間の中のちっぽけな一人、望月冴空の人生を覗く旅行へ、あなたを招待します。

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『9年かけて大卒を手に入れた人間の話』
目次
どうやら学士取得に9年もかった人間がいるらしい
どうやら大きな荷物を持って生まれてきたらしい
その人間の人生旅行へ続く搭乗口
 1. 就学前の私
 2. 小学生の私
 3. 中学生の私
 4. 高校生の私
 5. 大学生の私 前編
 6. 大学生の私 後編

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