佐藤咲生

生活者。HSP気質あります。 人と関わるの苦手。 自分を愛すること、いたわること。 …

佐藤咲生

生活者。HSP気質あります。 人と関わるの苦手。 自分を愛すること、いたわること。 日々の暮らしが何よりも大切。 エッセイ、ときどき詩を投稿します。 お気軽にフォローお願いします☺️

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    詩人・佐藤咲生。

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大事なものなどない世界

『自己肯定感』って何なんだろうな、と思う。 自分はそのままでいいと思えること。だれに何と言われても関係ない。自分は自分。 そのとき『他者』は必要なんだろうかと思う。ありのままの自分が良くて、それをだれかに認められても、認めてもらえなくても、どちらでも構わないとき、それが自己肯定感がある状態なのなら、そのときそこに、他者は存在してるのだろうか。 自己肯定感を持つには、まず人と比べないことが大事だと良く聞く。 このあいだ聞いていたラジオで、「人気者だということは、自己肯定

    • Diary|カフェで読書、本の選び方、可愛らしさへのアンテナ

      今日は、この夏買ったばかりの、薄い黄色のチュールのトップスを着た。 その下に白いジーンズを合わせて、靴は銀色の細いストラップのサンダルにしよう、と思った。 もうすっかり夏。 日の出も早く、5時をすこし回ってなぜか毎朝目が覚めてしまうとき、外はすでに明るい。 今日は仕事が休みで、目覚めて布団の上でスマホを見ながらすこしダラダラしたあと、顔を洗って、服を着替えた。 あまりお腹が空いていなくて、気持ちもどこかどんよりとしていて、このままだとまた沈んでいってしまいそうだったの

      • 生活のキロクvol.3|初めて作ったタコライス

        19時に帰宅して夕飯。 きのう作っておいたタコライスの具をご飯にのせて、手早く手料理にありつける。 最近、仕事が終わって帰るときも外がまだ明るい。そのことが嬉しい。 タコライスの具は、合挽き肉・みじん切りにした玉ねぎ・スーパーでよく売ってる蒸しサラダ豆をフライパンで炒めて、ケチャップとウスターソースとチリパウダーでしっかり味つけをする。 多めに作って小分けのタッパーに入れて冷凍保存。 残業があった日とか、午後休の日の昼食とかに、パパッと作れてきっと便利だ。 たぶんわた

        • Essay|愛することも、愛さないことも。

          朝起きて、カーテンを開け10分程度のヨガをしてから、顔を洗った。 それから肌に化粧水をつける。 洗濯ネットに溜まった衣類を分けて入れ、洗濯機を回す。 一人暮らし。洗面所から出てすぐのところに台所があるので、そのなんとなく秩序のある動線に従うように台所に立ち、お椀一杯分の水を計って小鍋に入れ、火にかけて沸かした。 お椀に梅干しを一粒とかつお節一袋、ティースプーン一杯分の味噌を入れて、湧かしたお湯を注ぐ。 冷凍していた雑穀ご飯を電子レンジで温め、お茶碗に移す。 それらの

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        大事なものなどない世界

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          生活のキロクvol.2|そら豆と帆立のパスタ

          お昼ごはんに、そら豆と帆立のパスタを作りました。 オリーブオイルを熱したフライパンで、玉ねぎと、帆立と、そら豆(茹でて冷凍していた)を炒め、軽くお塩を振る。 茹でたパスタとにんにくチューブを少々入れて、塩こしょうで味を整えただけ。仕上げにドライパセリ。 簡単な昼ごはん。 パスタって簡単で、市販のパスタソースは言うまでもなくいちばんお手軽だけど、たまに自分で食材を組み合わせて、オリジナルのパスタを作るのも楽しい。 味付けはだいたい、豆乳か牛乳があればコンソメ味のクリーム

          生活のキロクvol.2|そら豆と帆立のパスタ

          Diary|23歳春

          わたしがわたし自身を見失うような日々が続いていました。 付き合っていない男の人と、体の関係を持ってしまったから。 こういうことがわたしの人生にも起こるのだ、という驚きと、浮遊感と、誤魔化せないドロドロとした感情と。 この1か月ほど、自分自身の性欲と寂しさとやり場のない人生への焦りのようなものがべったりと自分に張り付いて、心休まるときがなかった。 荒れていく食生活と減っていく睡眠時間。 でも、今朝、やっとすこし拓けた場所に来たような気がした。 心の凪を取り戻した感覚。 正

          Diary|23歳春

          Poem|ちいさな魂

          米を研ぐ音 波の音 料理に塩をつかい 血液は血潮 とじた皮膚のすきまから 汗がこぼれてく 海があり陸があり 空へも行けるとおもった 海外旅行のトランク。 観葉植物に水やり。 世界はひらかれてゆく ちいさな魂ひとつで ちいさな魂/佐藤 咲生

          Poem|ちいさな魂

          Essay|整った自分でばかりはいられない

          朝から、すこし料理をした。 冷蔵庫で保存していた使いかけの玉ねぎを取り出し、薄切りにする。1人前ずつラップにくるんで冷凍していた豚こま肉。それが2個。解凍したものの使えずに放置していたそれを冷蔵庫から出してラップを剥がして塩こしょうを振る。酒少々も。 なぜ豚こま肉を使えなかったかと言うと、料理する気力が湧かなかったから。 そういう日もあるし、そういう日が最近はすこしばかり多い。何かにつけムラがある。気分や体調、やる気に体力。 その朝は気が向いたので卵焼き器とちいさいフラ

          Essay|整った自分でばかりはいられない

          生活のキロクvol.1|質素なご飯

          突然にご飯の写真をアップ。 普段noteだけを見てくださっている方は、「何事か」と思うかもしれません。笑 あまり映えないご飯ですが、これがわたしの今日の晩ご飯です。 Xでは、ぽつりぽつりと、作ったご飯の写真などもアップしていて、普段の生活のことについても、よく投稿します。 何を隠そう(って、隠すほどのことでもないですが)、わたしは生活が好きです。 特にご飯。普段の、何気ない、飾らない、本当に素朴なご飯のことが好きです。 Xでそういうポストがあるとついついいいねしちゃう

          生活のキロクvol.1|質素なご飯

          Poem|蕾

          親指と人差し指を寄せながら Googleマップを縮小し わたしのいるばしょを見失う 世界はいつも 蕾のままおわる わたしには その全容を捉えきれないし すべてを把握しようとする つもりもない ゆえに想像できる ひらかない花は わたしのからだの奥で 何十回も 冬を越す わたしの生活の舞台には もうすぐ春が訪れる ふとした光の角度が いつもと違うことに気づき わたしはすこしかなしくなる 紅茶を淹れる 部屋の植物をベランダに移す わたしのすぐそばでひらく季節を どうすることもで

          Diary|不調なこの頃、歩いてみる、パンケーキとレモンティー

          歩くのが上手ではないな、と思った。 仕事が休み。午後2時前。自宅から15分ほど歩いて、喫茶店に来た。 今日は天気が良い。 最近カラリとしない天気が続いていただけに嬉しい。 でも風がとても強い。 春の風はからだにあまり良くないと聞くので、上着の前をしっかりと閉じて、肌をさらさない格好で、そのおかげかあまり寒くはなかった。 3日ほど前から調子が悪い。 心が、浮いたり沈んだり、やたらに甘いものが食べたくて、爆食したり。夕食後に家にあるお菓子を食べ漁ってインスタントラーメンま

          Diary|不調なこの頃、歩いてみる、パンケーキとレモンティー

          Essay|可愛いわたしとあなた

          今、レンジでチンしたブロッコリーと、小麦粉をつけた焼いた鶏むね肉に、粒マスタードとマヨネーズとブラックペッパーをからめたものと、大根と小松菜のおみそ汁、という夕食を食べ終えたところ。 連休の最終日。午後7時前。 世のなかには憂鬱な気持ちになっている人も多いのだろうな〜と思う。 「明日からまた仕事か、行きたくないな」とか。 わたしもすこしだけそういう気持ちになっているけれど、でも、今食べた夕食がとっても美味しかったので心がすこしほぐれた。 重すぎる憂鬱にからだも心も動か

          Essay|可愛いわたしとあなた

          Diary|横断する心

          昨晩、折坂悠太さんのラジオを聴いていた。 バスボムを入れた湯船で温まり、よい香りと湯のとろみに癒やされてほくほくとした気分の湯上がり。とても穏やかな心持ちだった。 ラジオを流しながら、本棚から詩集を2冊ほど取り出した。 ここのところ、詩集を手にすることがすくなくなった。 エッセイばかりを読み、詩集に心が向かない。でもきのうは詩集を読みたい、と久しぶりに思ったのだった。 雑誌も久しぶりに手に取った。 2022年10月の&Premium。「いい本との、出合いは大切。」と表され

          Diary|横断する心

          Diary|世界の微分子

          明日朝にかけて全国的に気温が下がり、積雪となる地域が多いという。 関西のあまり雪の降らない地域に住んでいても、今日の夕方からは雪がちらつき始め、仕事を終えて帰る頃には吹雪のようになっていた。 今日は1日気分が優れなかった。 一緒に働いている人と考え方が合わず、話を聞いていると、どうにもくたびれてしまうのだ。 「仕事のできない人はいらないよね」というスタンスで、「辞めてほしい」とか「居るならちゃんと仕事をできるようになってもらわないと困る」とその人は言う。 仕事をして

          Diary|世界の微分子

          Poem|ボヤージュ

          思い通りにならない体も 夜明けの方にしか進めない 凍てつくような空気に 心まで冷やして からっぽの呼吸がこぼれる 地球最後の日にも 夜は変わらず明けると 予感させる 祈り 住み慣れない街もかならず 夜明けの方へ流れていく 瓦礫だらけの海も川も なくしたものばかりの心さえも 全部 夜明けの方へ進んでいく 役に立たない祈りが 朝焼けの光にぼやけます ボヤージュ 目に見えない流れにのって いつまでも壊れない 永遠の舟が どこかへ出航していく模様です ボヤージュ/佐藤 咲生

          Poem|ボヤージュ

          Poem|23:61

          テレビの音が消えると 世界に取り残されたみたい。 この体の温もりだけが 自分にやさしくて、 泣きたくなる。 悔しくもなる。 年は明ける。 あした食べるものたち。 にぎやかなはずの彩りも 息をひそめている。 体にかたちがある。 そのことがときどき 不安の要因になる。 私が私として生まれてきたことが なぜこんなにも かたちに残っていくんだろうか。 除夜の鐘をききながら 眠れずにいる。 毎日が等しく きのうのつづきのはずで 毎日が等しく新しいのに。 かたちのない私を 見捨て