一生もんの買い物は突然に

こんばんは、新参者です。

ちょっと事情がありまして、印鑑証明書が必要や、となった話します。

まず思ったわけですよ、ちょっと待ってくれ、と。そもそもそんな実印になるような印鑑がないですよ、と。

しかしまた行動の早さを見せつけたれ、最寄りのハンコ屋に電話、すぐ対応できますよ、とのこと。

店は雑居ビルの二階、店内は3畳ほどのスペース。痩せ型長身のどことなくプロフェッショナルを感じさせる男性スタッフがにこやかに登場、お電話いただいた方ですか、と。

はいそうです

そこから速やかにカウンセリングが始まり、「今後家こうたりローン組まれたりする予定ありますか」と聞かれてそういうでかい夢持ってますよ、という意味で「はい」

気づいたら2万5000円の印鑑を勧められてました。

え、おもてたんとちゃう。もっと3000円ぐらいでさくっと。

なんか突然のことやったんで、、と言ってみると

「まあこういう機会はみなさん突然に、ですよ。どうせ買い替えたりするのならええものを買ってもらうほうが」と完璧な対応。

そして思いました、この人は多分悪ない、この漠然とした不安の原因は自分の無知にある、と。世界で1番信頼できる人に電話、「おお、ええやんけ」の返事。

結局10000円程度のもの買いました。

そしてふいに与えられた30.40分程度の待ち時間で、喉乾いた、耐えられへん、となり密でない飲み屋に入る。

長年の勘でおつかれセットはイマイチやと判断、生とカンパチの造りを注文。4.5口で生を飲み干し退店、お会計1056円

さくっと決めました、これが1人のみのカッコよさ。こういう適正価格は分かる。これこれ、こういうおっさんになるために働いてる、そう強く思った次第です。

お店から電話があり、無事受け取れました。めっちゃいかにも実印な印鑑ゲットしました。ほんでプロってやっぱかっこええです。ちなみにお手入れは植物油がええそうですよ。


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