「誰かのためになる」が、やっぱ一番の安定剤かもしれない。

「報酬が発生しない」って、最強だ。

運営しているブログ（更新は止まっているけど…）から、問い合わせが入ることがたまにある。先日も、傷病手当金関係の件で相談があった。

僕自身、税務の専門家でもなければ、社会保険労務士でもない、いわゆる「素人」。でも休職を2回経験しているから、相談者の方の気持ちは痛いほどわかる。特に「どの情報を信じればいいの？」という悩みは深いし、休職当時の僕もイライラやモヤモヤを感じていた。

そうした点で、税理士に無料で直接質問できる「税理士ドットコム」や、社労士に電話相談できる「社労士110番」は、“信頼できる情報”を手にする上で使える。そして、こうしたサイトを紹介すると喜ばれることが多い。

ちなみにブログ経由での相談に対し、その回答の対価としてお金をもらう、なんてことはもちろんない。必要とあれば情報を自分なりに調べ、参考URLなどを紹介するのは正直時間が掛かるけど、一方で「誰かの悩みを解決する」っていうのは、自分のメンタルにも良い影響があるのは確かで。

特に普段から忙しく働いていると、「自分が人の役に立っているか」って実感は得にくい。「お金をもらってるからやってるけど、本当にこれって必要な仕事なのかな……」って悩むことも、昔は多かった。そしてフリーランスをやっていると、どうしても「お金を効率的に稼ぐ方法」といった“自分視点”での考え方が心を埋め尽くしてしまいがち。でも、どの仕事だって、相手ありきであることに変わりはないんだよね。

そうした中で、ブログを読んでくれた人からの感謝のメールや、今回のような相談をいただくと、仮にそこに”お金“は発生しなくても「誰かのためになっている」という感覚が、自分の中で揺らぎつつあった自己肯定感を支えてくれることが多々ある。

自分のメンタルを安定させる意味でも、心のどこかでは、まずは「誰かのためになろう」という気持ちを、常に持っておこう、と思う。