小さい頃の夢から変わった?大学1・2年生が職業選びで考えること
こんにちは、マイナビ採用コミュニケーションらぼです!
「大きくなったら、何になりたい?」と、子どもの頃に尋ねられた思い出がおありかと思います。「宇宙飛行士!」、「ケーキ屋さん!」、「学校の先生!」なんて答えていたのが懐かしいですね…(遠い目)
なりたい職業ランキング等が発表されると、時代の変化に伴い新しい職業が生まれたりと注目が集まりますが、就職活動を控える大学低学年生(1・2年生)は、自身のめざす職業、キャリアについて、どう考えているのでしょうか?
今回は、「大学低学年生(1・2年生)の胸中と職業選択」をテーマにお届けします。
1.将来の夢やなりたかった職業。いまはどう考えている?
大学1・2年生(26年卒・27年卒)に、「大学入学前までに将来の夢やなりたい職業はありましたか。またその夢について現在はどのように考えていますか」というアンケートを実施しました。
※マイナビ大学生低学年のキャリア意識調査(26・27年卒対象)2023年12月15日~2023年12月21日実施
その結果、
「将来の夢やなりたい職業があり、現在もその夢や職業をそのまま目指している」と回答したのが23.1%に対し、
「将来の夢やなりたい職業があったが、現在は全く別の進路を考えている」は22.5%と、夢をそのままめざしている学生とほぼ同じ割合の学生が、抱いていた夢とは異なる道へ進もうと考えているようです。
私自身を振り返ってみても、幼い頃は複数の夢を持っていましたし、中高生の頃までにはある程度の適性に気づき、現実的な発想になっていたように思います。大学生の時期だけを切り取っても、多くの企業を知るなかで、めざしたいキャリアを選んでいったのを思い出します。
2.『これだ!』というものに出会いたい
それでは、大学入学前に抱いていた夢とは違うキャリアを選ぼうとする大学1・2年生は、将来の職業選択をどのように考えているのでしょうか?
続く質問で、「現時点において、大学卒業後に自分が就きたい仕事・キャリアの方向性が定まっているか」と聞いてみました。
結果、「決まっていない(全く+どちらかといえば)」学生 が59.5%で、前年の調査と比べて2.4ptの微増となりました。
その理由は以下に示した通りとなります。
「方向性を定めた方がよいと思うが、「これだ」というものに出会えていないから」、という理由が47.5%で最も支持を集めることになりました。
職業やキャリアに関する知識が増えて視野が広がった、複数の仕事やキャリアに興味がある、という前向きな意見の表れと見ることもできますが、「これだ」というものに出会えていないから決め切れない、というのも、学生の心情と捉えることができます。
3.インターンシップに期待されていること
「これだ」というものに出会いたい!と思った学生の行動として、インターンシップに参加するという選択肢があります。同じアンケートでは、全回答者の72.5%が「今後インターンシップに参加したい」と意欲を見せています。
そんな学生たちに、「どんなインターンシップに参加したい?」と聞いてみました。
※マイナビ大学生低学年のキャリア意識調査(26・27年卒対象)2023年12月15日~2023年12月21日実施
実際の現場での仕事体験、見学、実際の仕事のシミュレーションなど、仕事内容に入り込める機会を捉えたいと考えていることがわかります。
大学1・2年生というのは、まだまだ多くの選択肢から自身の適性に気づいていこうとする柔軟な時期でもあります。こういったプログラムに参加することで、「これだ!」というものに出会えると考えていると読み取ることもできますね。
少し余談ですが、インターンシッププログラムにお悩みの人事担当者さまは、上記を参考にプログラム作成をいただけると、学生の満足度も高まるのではないかなと思います。
小さい頃に憧れた職業も、自身の適性を知ったり知識が増えていくなかで、新たなものに形作られていくのは自然なことです。一方で、夢をめざすパワーは壮大。「これだ!」というものに出会える感覚は素晴らしいものですし、大学生の早い時期に出会えることで、その後の社会人生活での夢も、描きやすくなると想像します。
「これだ!」と思える出会いが、インターンシップの場で訪れることを願います。。。
本日はここまで!以上、コミュらぼでした!