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公立学校の世界へようこそ!

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#教育

公立学校の世界へようこそ

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3.学校事務職員編

①学校事務職員とは

さっそくですが、皆さん、学校事務職員という職業をご存じでしょうか。

学校にいる行政職員なのですが、子どもと直接的に関わる仕事ではないので、その存在自体を知っている方のほうが珍しいのではないでしょうか。

何を隠そう、私自身も、高校のときに、事務室が職員室とは別の棟にあり、そこに用事があって職員の方に対応してもらって、初めて学校事務職員という存在を知った

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2.小学校教師編

⑦今後の小学校教育について(教科指導の観点から)

今、小学校教育は過渡期を迎えています。

具体的には、2020年度より新学習指導要領が適用され、大きな変化としましては、小学校3・4年生に外国語活動があり、5・6年生に教科として英語が導入されました。

また、プログラミングの学習が入ってきたのも有名な話ですよね。

さらに、成績表の評価の観点も変わりました。より「生きる力」を

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2.小学校教師編

⑤不満な点について

まず、②労働時間のところで述べたのですが、休憩時間がないことです。

これは、教師の仕事とは、子どもたちの教育権の保障だけでなく、生命身体の安心・安全をも担っているので、休憩時間がなく、疲労困憊の状態で日々子どもと接していると、万が一のことが起きやすくなってしまいます。

これでは、子どものためを思って働いている先生方にとってとても酷な状況になってしまいま

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2.小学校教師編

④やりがいについて

これについては、ずばり、自分が担当する子どもの、以前出来なかったことができるようになる瞬間に、自分自身が身近で立ち会えることだと考えます。

これは、教科指導においてもそうですし、人格形成においてもそうです。

ここで、人格形成について私自身、小学校教師として、一つ大事にしていた価値観があります。それは、

「思いやり」

です。

教育のICT化が進み、

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小学校教師編

③お金や福利厚生について

この点については、公立学校の教師は、地方公務員という身分なので、とても安定していると思います。

世の中的には、もはや珍しいと思うのですが、定期昇給もありますし、年功序列である程度のところまでは給料が増えていきます。

ただ、昔よりは給与制度改革が進んだことがあり、給料の頭打ちが早くなったようには感じます。

それでも、少なくはない一定額をいただけるのは

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2.小学校教師編

②労働時間について

このコラムでは、「労働時間」についてお話します。

まず、私自身ですが、一年目が一番、労働時間が長かったです。朝7時前に家を出て、帰ってくるのが、だいたい21時以降みたいな生活でした。

仕事を早く覚えたかったし、最初なのでどうしても仕事に手間取ってしまい、時間がかかりました。そして、そもそもやりたくてやっていた仕事なので、そんなに苦ではなかったということ

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