サステナビリティ経営を目指す社長の”もうひとつの履歴書”
こんにちは。セゾンテクノロジーで代表取締役 社長執行役員を務める葉山です。2022年6月の社長就任以降、「世界中のデータをつなぎ、誰もがデータを活用できる社会を作る。」というミッションのもとサステナビリティ経営を推進し、もっと人にやさしくもっと技術に強い会社を目指しています。
そうはいっても、強い言葉ではっきりとした指示を出すことは避けてきました。社長という立場からの発言は、納得してもいなくても従わなければならないという空気を作り出すことがあります。仮にそうした組織風土でさまざまな指標が達成できたとしても、それはサステナビリティ経営の本質とは違うのではないかと思うからです。
私のやり方にもどかしさを覚えた社員もいるでしょう。それでも少しずつ、社内の意思決定やコミュニケーションが自走型に変わってきたことを実感し、サステナビリティ経営の基盤が整いつつあるのを嬉しく受け止めています。
そんな中、今年4月に社名変更を行いました。
新たなスタートラインに立ったセゾンテクノロジーの目下の重点課題のひとつはDE&I (ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン) の実践です。これには私自身の経験も背景にあります。
これが私の「もうひとつの履歴書」です。上場企業の社長としては珍しいかもしれません(ちなみに、お酒も飲まずゴルフもやらないのですが、それも珍しいといわれます)。
経験して良かったと言えることばかりではありませんが、こうした出来事を経てきたことが、DE&Iを課題として認識し取り組みを進めるモチベーションにつながっているように思います。
例えば社長就任後、自身の健康や家庭の事情が重なり、新しい環境での就労をためらってしまうと内定者から連絡を受けたことがありました。私は「そういう大変な状況にある人にも安心して入ってもらえる会社にしたい」と伝えた上で、返事は急がないので少し考えてみてほしいと答えました。
というのも、私自身、突然、ひとり親家庭になっても、たくさんのことを諦めずに挑戦できたのは、周囲からの協力や実現するための環境があったからだと実感しているからです。ちなみに、その方は現在、当社で働いています(本人の許可を得て掲載しています)。
このようなバックグランドを持つ私が、データ連携に強みを持つテクノロジー企業の社長として、データドリブンなサステナビリティ経営の試みについても、こちらのnoteでお話していければと思います。
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