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19話-黄金の国ジパング平泉へ
みちのくのエスカルゴ号車旅9日目 2022.04.16 / 10日目 04.17 その1
みちのくのエスカルゴ号車旅 9日目は整備日を決め込む。
整備の日だ。自衛隊で使われていた言葉。大きな訓練などの谷間に装備や身辺を整備し次に備えるのだ。休養の意味も持つ。昨日所望していた温泉などでまったり。
その翌朝の旅10日目早朝、朱雀くんに送られ快晴の仙台を後にする。朱雀くんは私の終発直前まで、エ
18話-敵味方識別と仙台の夜など
みちのくのエスカルゴ号車旅8日目 2022.04.15 その3
一家に一台、朱雀くん エスカルゴ号キャンピングカー旅も8日目のまもなく12時になる。岩沼市海岸線の「千年希望の丘公園」、仙台空港そして(阿)武隈ならぬ竹駒神社を経て、懐かしい朱雀くんの住居に向かっている。
陸上自衛隊の飛行実験隊で私の乗った供試ヘリを整備してくれた機付長だったが、その後幹部自衛官となり今は仙台にいる。私の停年退官後
17話-仙台空港南外柵沿いに西へ
みちのくのエスカルゴ号車旅8日目 2022.04.15 その2
陸上自衛隊航空学校岩沼分校跡地 岩沼市の皆さんの想いがつまった「千年希望の丘公園」をあとにして、陸上自衛隊航空学校岩沼分校跡地に移動する。仙台空港南外柵沿いに東西に走る道路なのだが驚いた。中央分離帯のある片側2車線の4車線道路ではないか。ここで訓練を受けていたころは、バスが離合するときなど徐行するほどの道路幅だったし、舗装はされてい
16話-仙台空港の歴史と岩沼市の今
みちのくのエスカルゴ号車旅8日目 2022.04.15 その1
仙台空港に向かう 前日は神町の山形空港を後にして国道48号を東進し、仙台城址を囲うように流れる広瀬川にドキドキし、陸上自衛隊霞目飛行場近くの新しく建てられたらしい温泉、と云うよりスパで汗を流し食事をし、大雨の中をエスカルゴ号まで戻った。
庶民に受け入れられる今の粋を尽くしたようなコンセプトの、リーズナブルで綺麗で機能的なスパだのだ
15話-神町山形空港 YS-11と計器飛行
みちのくのエスカルゴ号車旅7日目 2022.04.14 その3
神町飛行場と奥羽海軍航空隊司令部 舞鶴山天童公園を北向きに下ると、ちょうど両手を突き出した両郭の胸元にあたる溜池にでる。街に出て食堂探すの時間かかりそうで、この綺麗な場所で休憩もおつだと飯盒炊爨し昼食タイム。
で、次の目当ては山形空港なのだが気分としては神町飛行場と呼びたい。93式中間練習機(通称赤トンボ)などが置かれ、その当時
14話-天童城が見つめてきたこと
みちのくのエスカルゴ号車旅7日目 2022.04.14 その2
帝国陸軍歩兵第32連隊と慶長出羽合戦最上軍兵士 山形霞城を後にするまえに帝国陸軍歩兵第32連隊にふれておきたい。
最上義光公の馬上像横に、32連隊の記念碑がある。同連隊は秋田で編成された。
日露戦、黒溝台の激戦では2個大隊を壊滅させながら耐えた(連隊3千名のうち生還は1千名)。帰国した連隊は山形霞城に衛戍(えいじゅ、恒久的な駐屯
13話-霞城最上義光と慶長出羽合戦
みちのくのエスカルゴ号車旅7日目 2022.04.14 その1
最上氏の祖斯波兼頼(しば かねより) このシリーズ10話、上山(かみのやま)城址の稿(⇦リンク)で「南北朝の対立が奥羽にも色濃く及んでおり、その煽りをうけ抗争勃発している。上山の国はその小ささ故、その南北を標榜する豪族たちの旋風に翻弄された」と書いた。
その北朝を標榜したのが最上氏で山形城を本拠とした。足利の当主のはずが北条に押し
12話-茂吉の金瓶村と霞城桜祭り
みちのくのエスカルゴ号車旅6日目 2022.04.13 その3
斎藤茂吉が生まれ育った金瓶村を歩く この紀行文の昨日挙げた歩行歴の再掲だが今日は見る方向を逆にした。漸くみゆき公園を出て金瓶村(現上山市金瓶)に歩き出した。金瓶で「かなかめ」と読むのだ。そうだ上山城も上山市も「かみのやま」だった。
金瓶村の雰囲気を下の動画でお伝えしたい。
気持ちの良い春の散歩道。北の国はどこだってそうだが、こ
11話-斎藤茂吉とT-4ブルー
みちのくのエスカルゴ号車旅6日目 2022.04.13 その2
古い飛行機のエッセーを拝借 大正11年東京上野公園で博覧会が開かれた。高さ42mの平和塔がそびえ、水上機が甲高いエンジンの音をひびかせて、池の上を滑走した。客を乗せて時速15キロで走ったと当時の新聞に出ている。
客の中には、新しもの好きの母に連れられた私がいた。私は六歳だったが母の方が乗りたくなって、ついでに私も乗せてもらったのか
10話-うきたむ⇨おきたま⇨おいたま
みちのくのエスカルゴ号車旅6日目 2022.04.13 その1
紀行の中では昨日04/12日は米沢を出て、おいたま温泉で2時間半も過ごした。おいたまは「置賜」で山形県南部の地方名だ。「おきたま」と思っていたが地元では「おいたま」なんだ。調べると「おいたま」のほうが古いのだそうだ。
埼玉(さきたま→さいたま)、大分(おおきた→おおいた)なども同様の例である。」としている。分を「きた」のからく
07話-米沢と萩から見える藩校の意義
みちのくのエスカルゴ号車旅5日目 2022.04.12 その2
エスカルゴ号みちのくソロ旅5日目その2だ。
米沢についた。
エスカルゴ号を街東部、最上川沿いの大きな駐車場に置き、徒歩移動すると計画していた。晴天でよかった。
最上川は北に向かって流れ、山形、天童そして新庄で流れを西に変え、庄内、酒田を経て日本海にそそぐ。それに沿った流通があり経済圏と政の体制ができあがっていったことだろ
06話-米沢舘山城址まさかの雪
みちのくのエスカルゴ号車旅5日目 2022.04.12 その1
切り立った峡谷飯豊山系大峠から米沢へ陸奥旅5日目だ。
北上するにつれてこれは東北地方旅ではなく、みちのく旅といわなければと思い改めた。陸奥「むつ」「みちのく」みちのく旅だ。
「みちのく」は「みちのおく」で蔑視を含んでいたこともあったようだが、そんな思いはみじんもなく、その響きはなにか懐かしく郷愁を誘うものがある。
盆地が北に点