犀川アトリ

とあるフィットネスジムのトレーナーです。 やせるより育てる体づくり、数字にとらわれない…

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とあるフィットネスジムのトレーナーです。 やせるより育てる体づくり、数字にとらわれない健康的な範囲でのボディポジティブを支持しています。 日々の仕事を通じて感じたことを中心に書き留めていきたいです。

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アンチエイジングより成熟を目指したい

そもそもどうして痩せていることが良いとされているのか それはその方がお金が回るからなのではないか? ダイエットは辛い苦しいもの=本能に反すること=ダイエットビジネスのチャンス 痩せた女性が持て囃される現象=布が少ない服が売れる=アパレル的に美味しい 痩せていることも太っていることも、極端な場合どちらも不健康なのですが。 また良くないことに、ここ日本は痩せた女性が必要以上にもてはやされすぎる国であるとも感じます アニメやアイドルなどの文化が栄えていることからも読み取れま

    • 時間という力

      さまざまなアクシデントの起こる時、そこに焦りがあったケースというのはかなり多いのではないでしょうか。 急いては事を仕損じるといいますが、体を作ることにそれはそのまま当てはめることができます。 その反対に、先を見越して余裕のあるうちに早め早めに段取りをしておけば、時が来た時に物事をスムーズに進めることができます。 トレーニングに関しても、しっかりとしたフォームを覚えたり、栄養や休息の知識を身につけたりしながら少しずつバージョンアップをしていくわけです。 体が変わるのは最

      • 食べたものを覚えてますか?

        人の記憶は曖昧なものです。 食事管理をしたかったら、ぜひ記録をつけることをお勧めします。 カロリーやPFCなど細かいことは、このさい抜きです。 食べたものを書いておけば、自分がどんな食生活を送っているのかという自覚が芽生えます。 甘いものや脂っこいものは、美容面でも健康面でもデメリットが大きいもの、老化を早めるものとされています。 これくらいなら、とほんの少しだけの積み重ねは案外自覚をしにくく、改めて書き出してもらうと結構食べてるなあと思われる方もいらっしゃるでしょう。

        • 悔しいは養分

          ばねやゴムは、思い切り縮めるか引き伸ばすといった負荷をかけて初めて、大きく弾みをつけて飛び上がったり勢いよく飛んだりします。 人の心も同じで、なにかそういうきっかけがあると心の底から変わることができます。 折しも食欲の秋です。最近寒くなったし、食欲ばかりが増して太ってしまって…というご相談をよく聞くようになりました。 服も重ね着の機会が増えて露出が少なくなっています。 まあ冬は寒いし風邪など感染症なんかも心配なので、体は本能的に栄養を蓄えて免疫機能を落とさないようにと

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        アンチエイジングより成熟を目指したい

          ジムから出ていって欲しい人たち

          古い町並みが均衡が保たれた外観をしていたり、レトロな建築物が妙に印象的だったりすることがあります。 新しいものを取り入れることも大切ですが、古いものを価値のないものとして断捨離で棄ててしまってばかりいると、歴史の否定になってしまうこともあるのだと、こういった古くて美しいまま現役として活躍するものを見るにつけ思います。 反対のことでとても気になることは、何もなしとげていない者がSNSのコメントなんかでチヤホヤと持て囃されて勘違いしたり、そのチヤホヤのために自撮りに勤しんだり

          ジムから出ていって欲しい人たち

          移動で体を動かす

          歩いたり自転車に乗ったりというように、自力で移動することが日常の中に組み込まれていると、太りにくくなります。 これからの季節は特に気温が下がります。 移動で10分以上体を使うことがあれば体もあたたまり、血行がよくなって風邪の予防にもなります。

          移動で体を動かす

          下腹と内ももの弛み対策

          おへその下が、やせているのにポッコリと出ている もしかしたらそれは姿勢のせいかもしれません。 まっすぐ立った時に膝どうしがくっつくよう意識してみると、内転筋というモモの内側が緊張します。 さらに背筋を伸ばして腰を立てるようにすると、骨盤まわりと太ももをつないでいる腸腰筋という筋肉も仕事をします。 主にこの二箇所は、だらっとした姿勢でいる時にほぼ仕事をしていません。 当然使われなければ衰えてしまい、ますます弛んでいきます。 太ももの内側のお肉が落ちないとか、下腹がポッコ

          下腹と内ももの弛み対策

          長く継続させるコツ

          例えば山登りのとき、麓から頂上までイッキに駆け上がれるのかという問題です。 あることを成し遂げようとするとき、そこそこ難易度の高い目標であれば一夜にして達成という訳には行かないはずです。 そこで地道にコツコツと努力を積み上げることがもっとも確実な方法と言えます 大抵は早く結果が欲しいので、麓から駆け上がるようなマネをしがち けれどそれではあっという間に息切れしてしまい、早いうちから見るのもイヤになってしまうでしょう。 なので余力を残してゆっくり進むのがベスト もう

          長く継続させるコツ

          理由がはっきりしていると、うまくいきやすい

          ダイエットして「痩せる」必要があると思う理由が内発的なものか外発的なものかで、身の入り方が全く違ってきます。 腹の底から痩せ「たい」と感じられるかどうかです。 それがなくて、やせ「なくては」だったらまあ失敗します。 食べるという生きるための行動をあるていど犠牲にしてまで、人は嫌なことを義務感から続けることなどできません。 身が入らないのは"痩せているのが綺麗、痩せているべき"というのが世間的社会的なメッセージをなんとなく受けてしまって、気持ちが入らないのに同調圧力で痩せ

          理由がはっきりしていると、うまくいきやすい

          「どこで」よりも「誰と」が大切

          モチベーションの高い人たちの中にいると、自分のモチベーションも高くなります。 やる気のない人に囲まれていると、低いテンションに引きずられやすくなります。 例えば体のためにジムに行こうと思ったら、通える範囲の複数のジムへ出向いて実際に見学や体験利用をしてみることをお勧めします。 ジムは本当にそのハコによって違います。大手でも店舗ごとに全然雰囲気が違います。 何がいいと思うかのツボは人によって違うので、ここでは触れませんが、 その雰囲気がなんかいいな、感じがいいな、と思

          「どこで」よりも「誰と」が大切

          昔と今のフィットネス事情の違い

          この10年ほどで、ジムには今まで来なかった感じの人たちが来るようになりました。 昔は今はと括って比較するのは良くないのですがお許しください。 本当にトレーニングが好きな真剣に取り組みたい人がマナーと節度を保ってお互い尊重しながら共存し、切磋琢磨する空間 それが、私が勤務しているジムでかつて見られた光景でした。 ちゃんと譲り合いや挨拶などの不文律があり、助け合いもあり、ジム内には前向きな一体感がありました。 それが最近は、暇つぶし・出会い探し・イキりやマウント・SNS

          昔と今のフィットネス事情の違い

          コートのいらない体になろう

          筋肉には保温性があるので夏は暑がりになるかもしれませんが、筋肉をつけておいてああ良かったなと思うのがこれから寒い季節になって来てもわりと平気なことです。 かんたんなジャケットやジャンパーでこと足りるし、分厚く重いコートなどは暑くて汗をかいてしまうので、冬の寒さはせいぜいそんなかんたんな上着にニット帽と手袋マフラーといったベーシックな防寒具で十分です。 筋肉をつけると冷え性ではなくなります。 筋肉をつけろと言っても、ムキムキになるというほどの必要はありません。 そもそも

          コートのいらない体になろう

          ウエストマークという提案

          ウエストを細くしたい場合、ダイエット以外のアプローチで最も手軽で効果的なものは日々の生活でお腹を凹ますことでしょう。 日常生活で自分の体がどういうポジションにあるかを意識する機会が増えると、お腹が凹んだり前かがみの姿勢が直ったりするのですが、とかく忘れがちなものです。 そこで今日はその機会を自然に増やす方法を提案します。 とてもかんたんなのですが、お家にいるときもベルトを締めてウエストマークをするということです。 ただし、きついウエストシェイパーでギリギリに締め上げた

          ウエストマークという提案

          自分の体はひとつだけ

          そして与えられた人生も一度だけです。 今過ごしているひと時の積み重ねで人生が作られます。 体は、気持ちの器 そしてライフスタイルを映す鏡でもあります。 体型のことだけを言っているのではなく、健康状態であったり価値観であったり、様々な情報が見て取れるもの 体を大切にすることは、人生を慈しむことでもあります。 どうせなら大好きな自分でいたいものです。 長期的な取り組み、永続的な取り組みと並行して行いたい目の前のことについても考えます。 そのいま現在を一瞬で良いものに

          自分の体はひとつだけ

          継続するということ

          この季節は毎年ジムに来る人が減ります。 春先になるまで、毎年同じような感じです。 暖かくなるとジムに人が増えるのは、だんだん薄着になってくるからなんとなく納得がいきます。 しかし暖かくなってから2~3ヶ月で理想の体型にというのはなかなか無理がある話 体型を本気で変えようと思ったら、本当は年単位での調整が望ましいです。 健康を害さないようにゆっくりと焦らず行うとしたら3ヶ月では自分自身で気づくレベルでしか変わりません。 半年継続してようやく周囲が気づき始める。 9

          継続するということ

          中年以降にきれいになる人、老ける人

          誰にでも当てはまること、それが加齢です。 外見の美しさだけで渡ってきた人は、ただの老けたおばさんになっていきます。 若さを取り戻そうと躍起になっても、若さでどうにかするには本物の若さが圧倒的にないので救われません。 外見がそれなりに加齢によって変化していくのは、生き物としての基本スペックなので仕方がありません。 その年齢なりに最善を尽くし、健康を追求することです。 生き物である以上、健康的であることは最も魅力的とされる要素だからです。 筋肉をつけないで食べないダイエ

          中年以降にきれいになる人、老ける人