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悔しいは養分

ばねやゴムは、思い切り縮めるか引き伸ばすといった負荷をかけて初めて、大きく弾みをつけて飛び上がったり勢いよく飛んだりします。

人の心も同じで、なにかそういうきっかけがあると心の底から変わることができます。

折しも食欲の秋です。最近寒くなったし、食欲ばかりが増して太ってしまって…というご相談をよく聞くようになりました。

服も重ね着の機会が増えて露出が少なくなっています。

まあ冬は寒いし風邪など感染症なんかも心配なので、体は本能的に栄養を蓄えて免疫機能を落とさないようにと防衛していると考えることもできますが、例えばその太ってしまったことがわかりにくい季節だったら、わかりにくいうちになんとかしてしまえば楽で、時間をかけてじっくり取り組むことができるのではないでしょうか。

夏は露出が多いので、恥ずかしいという気持ちが先行し、なんとかしたいと焦るあまり無理なダイエットに手を出したくなるので、むしろダイエットをどうしてもするのなら秋ごろにゆるっと初めて春先には終了しているぐらいが計画的と言えます。

それでもなかなか本気モードに入るスイッチが見当たらない…という方のために、ショック療法的なものを提案します。

つまり、厳しい人の目というものを利用して恥ずかしいと思うことです。恥ずかしい、穴があったら入りたいと思える経験があると、人は変わらなきゃと思うのです。

筋肉なら、今までにない負荷をかけられると、このままではいけないんだ。強くなりたい。と思ったかのように成長します。筋肥大が起きたり筋力が強くなったりと、バージョンアップをします。これは正常なストレス反応です。

同じようなことを、心に起こせば、変わりたいと心から思えるのではないでしょうか。

厳しい目を持つ第三者に、自分の体型について意見をもらってみる

体の線がごまかせない服装で、誰かと会ってみる

などです。

悔しい思いをもう日々しているんだけどという方は、その悔しい気持ちを忘れないようにしましょう。

悔しい思いをさせられた相手を憎んだり批判したりするのは生産性がないので、自分の糧としてバージョンアップに役立てましょう。

肥やしというものは、だいたいくさいものです。

薬も、よく効くものは苦いと言われます。

その相手や物事を憎いと言って攻撃するのではなく、「肥溜めのこやし」「正露丸のようなくさくて苦い薬」として捉えれば、まあいいか。と思えなくもないのではないでしょうか。


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