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熱闘!見沼菜園クラブ&旬のお野菜情報

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半農予備校・菜園起業大学を運営する野菜栽培レッスンプロが、菜園起業のモデル事業として運営しているのが「地元野菜宅配サービス・野菜のマイクロマーケット」です。その野菜生産拠点である…
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#キャベツ

とにかく、麦刈りは終わりました他

とにかく、麦刈りは終わりました他

食料自給・・・と言っても、野菜でそんなにお腹を満たす事はできません。サツマイモとかジャガイモとか里いもとかカボチャなら別ですが・・・。

やはり、お腹を満たすには「穀物」が必要です。

穀物と言えば、日本では「米」ですね。

しかし、「米」は、畑の片隅で「チョコ」っと作るのは難しいです。

「水田」はだだっ広い、小さいと言っても1反(1000平米)ぐらいの面積単位になっている事が多く、その面積を田

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スズメノカタビラでなく、イヌムギだったかもしれない・・・他

スズメノカタビラでなく、イヌムギだったかもしれない・・・他

畑に生えてきたイネ科と思われる雑草を刈らずに、水路際に植え替えたり、カボチャを植えて、夏枯れしたものをそのまま敷きワラ代わりにしたらどうだろうというような事を思いついて、やってきました。

この雑草をスズメノカタビラだと思っていたのですが、どうもイヌムギだったかもしれません。

秋冬の小さいうちに、図鑑で見て、どうもスズメノカタビラに似ていると判断したのですが、5月になって実をつけてきたのを見ると

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同時季出現植物としてのシソ

同時季出現植物としてのシソ

「たんぽぽ農法」が成立する前、僕は「ハーブ草生農法」と言っていたこともあります。

ハーブを畝間に植えて雑草の繁茂を抑えようと言う発想でした。

その頃、近くの畑でシソがいっぱい生えていて、シソが生えていると、他の雑草が生える余地がなくなるのを見ました。

それで、シソみたいな「和のハーブ」もハーブ草生農法に取り入れたらよいと考えるようになりました。

さて、里いもの発芽とともに、メヒシバやホナガ

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ニンジンのレモン絞り器まきが成功した他

ニンジンのレモン絞り器まきが成功した他

ニンジンは発芽に光と酸素と水を必要とします。

水だけを必要とするなら、深く埋めればよいのですが、それだと光と酸素が行き届かない、そこで浅くまく(土を薄くかける)ことになります。

そうなると、乾きやすく、発芽しずらい・・・

夏まき秋冬採りニンジンの難しさがここにあります。

発芽するまで毎日水を与えろと指導する人もいますが、半農生活では、毎日畑に行くことができません。

「夏まき秋冬採りニンジ

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半農生活のための農法・・・溝底育苗は成功するか?

半農生活のための農法・・・溝底育苗は成功するか?

半農生活で簡単に出来る野菜栽培法の確立と言うのも重要な課題です。

現在、見沼菜園クラブで取り組んでいる方法は、溝底での育苗です。

幅50センチから1メートルぐらい、深さ30センチ程度の「溝」を作り、その中にポットやセルトレイを置いて苗を育てる方法です。

こうすることで地上の気温変化の影響を受けにくくなる、真冬、真夏でもそれなりに育苗出来るのではないかと考えたわけです。

半農生活の場合、毎日

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畑の雑草観察、保温の状況によりで生えている雑草の種類が違うので種類ごとに発芽・生育適温があるのだろうと思う、備中鍬による畝立て法の工夫、西鶴文学に出てくる野菜の漬物のことなど。

畑の雑草観察、保温の状況によりで生えている雑草の種類が違うので種類ごとに発芽・生育適温があるのだろうと思う、備中鍬による畝立て法の工夫、西鶴文学に出てくる野菜の漬物のことなど。

井原西鶴の好色一代男に「いま日が暮れて間もなき夜食、まづ蓋をあければ小豆食、『これはおもしろい、鯖きざみて穂蓼置き合わすこそ心にくし』と思えば、湯を飲むまで香の物を出さず」と言う描写が出てきます。

日が暮れてすぐの夜食の蓋をあけると小豆飯だった。これは面白い、鯖を刻んで穂蓼(タデの穂)が付け合わせてあるのはよいと思ったところ、湯を飲むまで香の物が出てこなかった

いくつか思うのは、雑穀を炊き合わ

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