見出し画像

社労士試験の勉強を振り返ってみる①

北海道在住のコンサポ登山社労士のkakbockです。

私は、令和3年度の社会保険労務士試験に合格しました。

2回目の受験でした。

トータルで2年半ほど勉強しました。

一度きちんと社労士試験の勉強について振り返っておこうと思います。

私が実際に自分で作って、そのとおりに勉強して、2回目の受験で合格した「学習スケジュール」も公表しようと思います。需要があるかどうかは知りませんが。


(1)2021(令和3)年社会保険労務士試験(概要)

2021(令和3)年(第53回)社会保険労務士試験は、令和3年8月22日(日)に実施されました。

合格発表は令和3年10月29日(金)でした。

本試験の概要ですが、社会保険労務士試験オフィシャルサイトによりますと、

(1) 受験申込者数  50,433人 (前年 49,250人、対前年 2.4%増)

(2) 受験者数    37,306人(前年 34,845人、対前年 7.1%増)
            
(3) 受験率      74.0%(前年 70.8%)

(4) 合格者数      2,937人(前年 2,237人)
            
(5) 合格率       7.9% (前年 6.4%)

でした。

合格率が 7.9%とここ近年では高めでした。これはやはり労一科目の理不尽な問題が大きく影響していたのではないでしょうか。

翌年(令和4年(第54回))の合格率は 5.3%でしたので。


(2)なぜ社労士資格を目指したか

現在の勤務先(公務員)で、20数年勤務していますが、そのほとんどの期間が人事・労務系の業務を行っております。

特に、就業規則の改正や労使協定の締結、労基署への届け出等にも関わっていたため、実務で使用する法令等の理解を深めたいと思い受験を決めました。

というのが表向きの理由で、本音は、「60歳で定年になった後、65歳まで再雇用で、引き続き今の職場に、給料がガクッと下がってでもしがみつくのか?それはいやだな。60歳の段階で、資格があれば別の再就職先も見つけやすいだろうし、選択肢を増やすために、在職中の今のうちに何年かかけてでもいいので資格を取ろう。じゃあ社労士がいいかな。」くらいの浅い考えでした。

合格後に色々なセミナーとか研修を受け、自分でもいろいろ考えましたので、今ならはっきりわかりますが、この考え方は非常によくない(浅い、何も考えていない)ですよね。勉強を始めたってことは多少評価できるとは思いますが・・。


(3)独学か資格予備校か

令和元年の5月くらいだったと思いますが、上記の浅い考えから、社労士試験の勉強をしようと考えました。

ネットで色々調べましたが、書店でテキストと問題集と参考書を買って、独学で合格するのはどう考えても難しいと思いました。

これは、私の場合ですけど、本を読むだけで理解するのは得意ではないですし、本を読むだけで丸暗記するのも苦手です。

理解できる部分もあるでしょうけど、わからない場合に質問できる場がないというのが理由の一つ。

それと、これが一番大きな理由ですが、独学だと自分に超甘いので、スケジュール管理というか、自分を律して、毎日勉強する自信がなかったためです。

ということで、独学はほぼ検討せず、資格予備校を活用することにしました。


(4)通学か通信か

私は自分に甘いので、ある程度、勉強せざるを得ない状態にしないとダメとは思っていました。

そのため、資格予備校を活用、しかも通学が一番いいだろうと思いました。

職場の近くにいくつかの資格予備校がありましたので、仕事終わりに毎週何曜日は講義を受講するってなっていれば、行かざるを得ない→勉強せざるを得ないってなるかなと思いました。

通学講座のある資格予備校について、それぞれのホームページで調べました。

まず目が行くのは受講料で、大手資格予備校だと、安くても20万円はします。

Web講座としてもそれほど変わらない金額でした。

ちょっと手厚いオプション込みだと30万円にもなります。

このときは、ものすごく高いと思ってしまい、通学はすぐ諦めました。


(5)通信講座①(1回目の受験まで)

今度は、通信講座に絞って検討しました。

ネットで各通信講座のホームページを検索します。

ずらっと、広告ページが表示されますし、各通信講座の比較サイトもたくさんあります。

この比較サイトをいくつか閲覧しますが、比較サイトによって、おススメの通信講座が違うので、結局自分で考えて検討するしかありません。

貧乏性なので、受講料の金額で決めました。

資格スクエアという通信講座の社労士講座に申し込みました。

この通信講座の受講料は、当時の記憶では4,5万だったと思います。

すべてWeb上で完結しており、Webで講義があり、テキストもWebで閲覧、問題演習もWebで、紙媒体での送付は一切ありません。

私は、職場では多少労務関係の業務をしており、関連法令も、実務に関係する部分は見たことがありました。

ただ、試験勉強となると全く違いますので、「初学者」として勉強することになります。

資格スクエアの社労士講座は、初学者でもOKとはなっていますが、私にとっては、基本講座を1回聴いただけで理解するのは、非常に難しかったです。

結局、ひととおりの基本講義を2周聴いたのですが、理解できないところが多く厳しかったです。

問題演習も、すべてWeb上でのものになりますので、スマホかノートPCの画面で問題を見て、ぽちっとクリックして回答します。

この時点ではこれで頑張ろうとは思っていましたが、今思うと、私の場合は、問題演習は紙媒体でやる方が合っていました。

Web上での問題演習は、頭に入らないというか、集中できないというか、いくらいやっても「身になっていない」という感覚でした。

毎日勉強はしていましたが、ここまでの単元をいつまでにやるとか、今日はどの科目のどの問題演習をここまでやるとか、学習スケジュールは作成していませんでした。

なので、毎日、適当に「今日はこのくらいで終わりにしよう」という感じでその日の勉強を終えるみたいな状態でした。

模試は一応、TACの模試を2回受けてはいましたが、結果は散々でした。当たり前ですが。

こんな状態だったので、令和2年8月の本試験までに資格スクエアのWeb問題集もすべてやり終えることができませんでした。

今考えると、これで合格する訳がないですね・・。

その②に続きます。


この記事が参加している募集

#振り返りnote

84,835件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?