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社労士試験の勉強を振り返ってみる②

北海道在住のコンサポ登山社労士のkakbockです。

私は、令和3年度の社会保険労務士試験に合格しました。

2回目の受験でした。

トータルで2年半ほど勉強しました。

一度きちんと社労士試験の勉強について振り返っておこうと思いました。

今回はその②を書き留めたいと思います。


(1)1回目の本試験

2020(令和2)年8月23日(日)に実施された第52回社会保険労務士試験を受験しました。

資格予備校(TAC)の模試を2回受けていたのですが、当日の会場がものすごく広い会場だったこともあり、とても緊張したのを覚えています。

一応、2回の模試受験で、本試験中の時間配分を考えるなど、そもそもの勉強不足(量・質ともに)はありつつも、多少の準備はしていました。

そして実際の本試験ですが、午前の選択式、午後の択一式ともに、全く手ごたえはなく、本試験終了後はとにかく「疲れた」の感想しかありませんでした。

帰宅後に、各資格予備校などが公表する解答速報で自己採点をしましたが、合格の可能性のかけらもない結果に、「あぁ、やっぱりダメか」という気持ちでした(こう思うってこと自体がダメダメですね。やり切っていないということです。)。

実際の結果が以下のハガキのとおりなのですが、足切りだらけです。

択一式の年金科目がダメダメですね。明らかに理解ができていなかったことの証拠だと思います。

初受験(令和2年度)の結果通知ハガキ


(2)敗因分析

初めての社労士試験でしたが、選択・択一ともに散々な結果で,自己採点で不合格を確信しました。

あまりにもひどすぎる結果だったので、すぐに来年も受験することを決意しました。

まずは、初めての社労士試験で何が悪かったのかを考えました。

敗因は、たくさんありますが主に以下の点だったかなと思います。


① 勉強時間(量)の不足

一応、毎日勉強してはいましたが、1日あたり1~3時間で、仕事が休みの土日に多く勉強することもなく、土日であっても1時間だったり、たまに多くて5,6時間やるみたいにムラがあるというか適当でした。

本試験直前期(7~8月)であっても同じようなペースで、追い込みみたいなことができていませんでした。

一応、スタディプラスという、勉強時間を管理するアプリを使ってはいましたが、そもそも、勉強時間の絶対量が足りなかったと思います。


② 受講した通信講座が合わなかった

受講料の安さに魅かれ、資格スクエアの社労士講座を受講しました。

私の受講した講座は、基本講義や問題演習や直前講座などすべてがWeb上で完結するものでした。

私のような初学者で、資格試験の勉強の仕方もよくわからず(ちゃんと考えておらず)、自分に合った勉強法なんかかけらもない状態の人は、たぶん厳しいものだったと思います。

ある程度、既に勉強しており、スケジュール管理や、復習も自分で能動的にしっかりできるような方であれば、コストを抑えたうえで、最小の労力で合格できるような講座だったと思います。

合わないというか、私が一方的に悪かっただけで、資格スクエアさんは全く悪くないんですけどね・・。

一言でいうと、当時の私のような(いろいろと)甘い人には向いていない講座だったということだと思います。

1年間ひととおり(理解しきれていないとしても)勉強した後でこの講座を受講したのであれば、また全然違ったとは思います。


③ 使用する教材

②とも関連しますが、私が受講した資格スクエアの社労士講座は、最小限の内容だったので、初学者の私にとっては厳しいものでした。

これ以外に、市販の問題集「うかる!社労士テキスト&問題集2020年度版」を購入し、毎月発売の社労士受験情報誌「社労士V」を1年間定期購読しました。

「社労士V」は、無料の講義動画が視聴できるのですが、重要な部分だけとか、広く浅くといった感じの内容でした。

資格スクエアの基本講義を聴いただけのあやふやな状態で、また別の講師の講義動画を何となく聴いても、理解が深まるはずもなく、今考えるとあまり効果はなかったと思います(私にとってはですが・・)。


④ 問題演習の不足

2番目に大きかったのは、過去問を含む問題演習が全然足りてなかったということです。

社労士試験の受験情報に関するサイトや合格体験記を見ると、必ずと言って良いほど、「過去問を何周も解きまくることで、かなりの点数が取れる」という情報が出てきます。

確かに、重要な論点は、過去に何回も問い方を変えて出題されています。

もちろん過去問だけでは足りませんので、過去問に加え、各講座のオリジナル問題(予想問題)もやる必要があります。

ただ、私の場合は、過去問も1周しかしていなく、オリジナル問題も全部はできませんでしたので、そもそもの問題演習の量が不足していました。

今考えると、ただ問題演習を繰り返すだけでなく、その都度、法令条文やテキストに戻ることをやるべきだったと思いました。

量だけでなくやり方もダメダメだったということですね。


⑤ 気持ちと覚悟

一番大きいのは、一回で合格するという気持ち、必ず合格するという思い、勉強優先でそれ以外は捨てるという覚悟、社労士になって何がしたいか、といったメンタルの部分が全然足りなかったということです。

絶対合格するという気持ちは、とても弱かったと思います。

「受かればいいな」くらいのレベルだったと思いますので、まずこれだけでダメダメですね。

「社労士になって何がしたいか」、「何のために社労士の資格が欲しいのか」については、想像もつかなく、まずは合格してからだろうと思っていました。が、ここがしっかりしてないと、勉強もきついときの踏ん張りが違いうと思います。

そして、ここで最も足りなかったものが、本気で勉強するという「覚悟」だったと思います。

毎日何時間か勉強していれば、それ以外は普段どおり、テレビも見たいものは見て、スマホで動画も見て、小説も読んでいてもいいだろう。
本試験前1~2箇月だけど、午前中はどこか出かけて、その後は何時間か勉強すればいいだろう。
札幌ドームにJリーグ観戦に行っても、移動中に講義動画を聴いたり、過去問を解いたりして、一応何時間かの勉強時間は確保してるからいいだろう。
社労士試験は皆さん難しいと言ってるし、一発合格は無理かな、でも受かったらいいな、くらいの気持ちでした。

今思い返すと、自分をひっぱたきたくなります(笑)
こんなやつは受かるわけがないとはっきり言えます。

このこと(色々な覚悟が必要)がはっきりわかったので、次の年の社労士試験に合格でき、さらにその次の年に行政書士試験に合格できたんだと強く思います。

令和3年度の社労士試験の当日には、「今の自分に出来ることはすべてやった。これ以上頑張ることはできなかった。」と堂々と言えるくらいになっていました。


(3)再始動

再始動というと大げさですが、自己採点で全くかすりもせずに不合格だと確信したため、一応、妻に、もう1年受験することを伝え、次の年の社労士試験に挑戦することを決めました。

この時点で、資格スクエア以外の通信講座に申し込むことは決めていましたので、改めてネットでいろいろ情報収集をして検討することにしました。


その③に続きます。



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