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潮待ちの鞆の浦で風向きが変わるのを静かに祈る(2022年3月瀬戸内旅)



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人生を生き抜いていくためにはいろんなしがらみや葛藤もありますが、何よりも自分がしあわせと思うことを行動にうつすことだなと。

私はこの青春18きっぷでのプランニングがとても楽しかったです。前もって完璧にするのではなく、行き先々でピンときたものを調べていく方式でした。

福山宿泊にしたのも、『仙酔島』という島が気になりすぎて仕方なかったからです。

仙酔島は福山市の「鞆の浦」→(とものうら)から船で渡れるらしいのでまずは福山駅前から朝9時のバスで向かいました。

30分で鞆の浦に到着です。

瀬戸内海の海流は満潮時にちょうど鞆の浦の沖でぶつかります。

'鞆の浦'は瀬戸内海のほぼ中央にあって、このあたりで潮の流れが変わることから「潮待ち風待ち」の港として栄え歴史的な事件や様々な伝説が残っているところです。

もしかしたら私の
「風向きが変わる」きっかけかな?と直感で思い訪れたくなりました。

朝方は霧がかかっていて幻想的でした。(バスの車窓から)

仙酔島に渡る船は市営の「いろは丸」です。(往復240円)

坂本龍馬率いる海援隊が江戸時代末期に運用していた蒸気船『いろは丸』を模して建造されているとのこと。

そしてこの鞆の浦はジブリアニメの「崖の上のポニョ」のモデルの土地だともいわれています。

そしてたった1人の乗船でした。
贅沢過ぎませんか??

5分間のひとり航海。

私だけのための船便でした。

仙酔島の手前には弁天島があります。
鞆の浦と仙酔島の間にある無人島で、ランドマークの朱塗りの弁天堂には、漁師たちの守り神である弁財天が祀られています。

仙酔島に着くとすぐに又戻って行きました。(1時間に3便ほどあります)

「仙人も酔ってしまうほどの美しさ」が名前の由来とされている仙酔島。でも島の案内板を見ていたら、

「仙人は人に見られちゃ行けないのに、酔っぱらって寝てしまった場所」というのがあって、何だか親近感を持ってしまいました。

坂を上がると展望台がありました。

そして願いが叶うといわれる「龍神橋」です。

あちら側に私もちゃんと願いを掛けて進んでみました。ただ石の上に乗らないといけないのに、何か石に失礼な気がして乗れませんでした。あー、願いは叶わぬか。。

ここは、体に溜まっている電磁波を放出できると言われている砂浜です。(田ノ浦海岸)

不思議な島です。仙酔島。

ちょっと慌ただしく歩いてしまい、更なるパワースポット五色岩までは行けなかったので次回の宿題としたいです。

美しい島でした。

船で鞆港へ戻り、

予定のバスの時間まで鞆の浦散策です。

1859年に建てられた船の出入りを誘導してきた灯台です。

鞆港のシンボル常夜灯です。

ふと、気になって訪れた鞆の浦でしたが、ここはもっとゆっくり過ごしたかったです。後ろ髪を引かれながら11時台の福山駅行きのバスで戻り尾道へと向かいます。

         つづく。

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