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SACCHAN♂
2023年11月16日 12:14
これまでアイドルオタクにとっての終活のプロセスを見てきました。大事なことはタイトルにある通りです。全力で推し活を楽しむ幸福な人生とは何でしょうか?私の持論では「納得のいく人生」です。アイドルオタクはアイドルとの関係性の中で生を謳歌することができます。いつかその関係性が変わってしまうことは明白です。でも前の記事で述べた通り、リミットがあるからこそ輝くものです。そのリミットの中で納得のいく終わ
2023年11月15日 07:09
前回エンディングノートを模してアイドルオタクとしての現状を言語化してみました。孫氏の兵法に「敵を知り、己を知らば百戦危うからず」とあります。己を知ることで先の見通しを立てて「もしも」に備えることに繋げることができます。オタクにとっての「もしも」とは、これまで見てきた通り、推しもしくは自分自身がいなくなることです。ここで重要なのは周囲との信頼関係の構築です。家族や友人に自分の意思を表明して、依頼
2023年11月14日 08:50
前回記事の最後に質問A: あなたの現在の推しが卒業・脱退などであなたの目の前から離れるとしたらどうしますか?質問B: あなたが仮にいま事故や病気で亡くなったとしたら、周りの人にどうしてほしいですか?地下アイドルにとっての究極的な質問をふたつ挙げました。このふたつの質問に真剣に取り組むことが、アイドルオタクとしての「終活」の50%を占めると言っても過言ではありません。質問Aは「オタク
2023年11月6日 20:18
アイドルの卒業と死は、似ている部分があります。地下アイドル業界ではよく、アイドルが卒業後に別事務所・別ユニットで再デビューすることを「転生」、オタクが現場を離れることを「他界」と呼ぶことがあります。なかなかいい得て妙だなと感じます。葬儀に関する評論で有名な宗教学者 島田裕巳さんが、以前雑誌でこのようなことを書いていました。御幣を恐れずに言えば、アイドルをやっていた人が卒業して一般人にな
2023年11月5日 23:37
以前この記事を書きました。多くのオタクの皆様に読んで頂いて非常に感慨深いです。しかし個人的には、当該記事の欠点として「オタク」という広い括りで書いたためにテイストとしてはかなり軽めなものになったことが不満に感じています。言い換えれば、骨董品コレクターからガノタに至るまでの「オタク」という最大公約数を前提にしていたので、内容に深みがなかったという反省があります。私はアイドル、もっと言えば地下アイ