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自分の可能性をひろげる【しなやかな強さ】
しなやかな強さを持っている人と出会ったことはありますか?
しなやかやな強さという表現に聞き馴染みがない人も多いかもしれません。
しなやかとは一言であらわすと、柔らかくて強いことです。
先日、一緒にお仕事をさせていただいた中で、しなやかさを持った方と出会いました。
ある程度の立場を持った人が、このしなやかさを持っていると言うのは非常に珍しいことだと私は感じています。
しなやかである事は簡単ではありません。
私の今までの経験では、様々な実績を上げてきた人や立場のある人ほど確固たる何かを持っており、しなやかという表現よりは固くて重い何かを持った人というイメージがありました。
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しかし、先日お会いした方は数々の実績と経験、立場があるにもかかわらず『しなやかな人』という言葉がしっくりくる魅力的な方でした。
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しなやかさを持っていると言うのは、生きる上でも仕事の上でも非常に役立つものです。
今回はこのしなやかさを持った人について…
・どのような特徴があったのか
・しなやかであることのメリット
・しなやかであるためのコツ
以上の3つについてご紹介したいと思います。
この記事を読んでくださった1人でも多くの方の何かになれたら幸いです。
しなやかな人の特徴
柔軟性がある
しなやかな人の特徴の1つ目は柔軟性です。
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柔軟性と表現しましたが、決して自分の考えや意見を持っていないというわけではありません。
自分の意見はしっかりと持ちつつ、自分の意見と違うことであったとしてもそれを受け入れて、様々な意見を瞬時に取り入れていきます。
結果的に出来上がった仕事を見てみると、非常に精度が高く、そして出来上がるまでのスピードも速いのです。
気品が感じられる
2つ目は、話す言葉や態度に常に気品が感じられたことです。
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緊急事態やイレギュラーが起こった際、新たな仕事に取り組む際など緊張して力が入ってしまうことは誰しもありますよね。
しかしその方は違っていました。
一貫して慌てずに、逆にその場面を楽しむかのような余裕を持った言動をされていました。
とは言え、周りの人たちを小馬鹿にするような言動は1つもありません。
周りの方の意見を一つひとつ丁寧に聞き入れ、自分自身も丁寧に言葉を選びつつ、周りの人を尊重するような物腰の柔らかい姿勢で接していました。
時折、ユーモアに富んだ言葉も使われており、周りの誰が見ても、気品のある穏やかで和むような立ち振る舞いでした。
敵をつくらない
3つ目は、敵をつくらなかった事です。
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敵をつくらないという表現は乱暴かもしれませんが、緊張感が高ければ高いほど、感情が先走ってしまい、意見の食い違いやチーム内での不協和音が起こりやすいものですよね。
そんな場面であったにも関わらず、全く不穏な空気が流れることはありませんでした。
それどころか、むしろその方のおかげで終始その場はなごやかなムードだったんです。
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その方が周りに簡単な質問をしたり『このようにするのはどうだろう』と提案をしたりなどを繰り返すことにより、その場はじわじわと穏やかな空気に変わっていきました。
しなやかであることのメリット(レジリエンス)
・様々な状況でも対応できて乗り越えられる
・メンタルが安定する
・成長スピードが早くなる
・周りからのサポートを受けやすくなる
しなやかさと似た言葉に心理学用語でレジリエンス(resilience)という言葉があります。
レジリエンスとは、しなやかな強さ、メンタルの回復力などを指し、挫折や困難な状況であったとしてもそれを乗り越えていける精神的な力を意味します。
レジリエンスのある人は、想定外のできごとが発生しても、冷静に対応できることができます。また、新しい環境、変化に対してもしなやかに対応することが出来るんです。
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そのため、しなやかさ(レジリエンス)のある人は、メンタルにおいても身体についても健康な状態を保つことができます。
このようなことから、しなやかさ(レジリエンス)は現代のようなストレス社会を生き抜くためにも、そして変化の多いビジネスシーンにおいても非常に重要な力であるということが言えます。
しなやかであるためのコツ
その方に実際にお聞きした、しなやかであるためのコツをご紹介します。
しなやかさは誰でも身に着けることが可能なものです。
コツを意識して経験を積むことにより徐々にしなやかさを手に入れる事ができますので、ぜひチャレンジしてもらえたらと思います。
・自分の長所や能力と現状を知る
・自分の考え方の枠にとらわれない
・チームで取り組む姿勢を意識する
・焦って結果を出そうとしない
・困難や逆境をあえて楽しむ
自分の長所や能力と現状を知る
まずは自分自身を知ることが重要です。
自分自身の長所や能力を知ることで、自分のできる範囲と出来ない範囲を区別することができます。
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加えて、自分の現状を知ることで自分に求められるものが見えてくるんです。
目の前で起こっていることについて、まずは自分の長所や能力で対応できる範囲なのかを考えます。自分で対応できない範囲であれば、他のより優れた人に頼ることが大切です。
たとえ自分でできる範囲のことであったとしても、今の自分は先導すべきなのか、それともサポートに回るべきなのか、はたまた先導してもらうのかなど、自分の現状をそこに掛け合わせます。
これらの判断を合理的に行うためには、まずは自分自身を知ることが重要になるんです。
自分の考え方の枠にとらわれない
人は無意識のうちに自分の考え方の枠にとらわれてしまいますが、しなやかであるためにはこの枠を取り払う必要があります。
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自分の考え方にとらわれてしまうと、他者の意見や思いを受け止めることが出来なくなってしまいます。
その結果、効率的な思考や合理的な判断がしづらくなり、成功体験が出来ないままどんどん柔軟性を失っていくという悪循環に陥ってしまうんです。
逆に自分の考え方の枠にとらわれない思考が身につくと、他者の意見や思考を進んで取り入れていくことができます。その中で成功体験を重ねていくと、柔軟性のあるしなやかな考え方ができるようになっていきます。
自分の考え方にとらわれてしまっていなかを確認するクセをつけましょう。
チームで取り組む姿勢を意識する
常に一人ではなくチームで取り組む姿勢を意識することも、しなやかさをつくるポイントです。
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一人で取り組むことに慣れてしまうと、協働の意識が薄れ、自分でなんとかしなければというしなやかなどころか視点や思考、精神的にも柔軟性を失ってしまいます。
この傾向は、責任感が強い人やある程度の実績を上げてきた人に多く見られます。
自分一人でなんとかしなければと思うほど、緊張してしまい自分の視点や思考に偏ってしまうからです。
何事も自分一人ではなく協働の意識を持って取り組むクセをつけることで柔軟性を養うトレーニングになります。
焦って結果を出そうとしない
結果を出すことに焦ってしまうと余計な力みや、イライラを募らせてしまい、しなやかさが損なわれてしまいます。
ゆっくりと時間をかけられるものは時間をかけたり、時間が迫ったものであっても限られた時間をフルに使うなど、なるべく焦らないことを意識しましょう。
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このことを普段から心がけていくことで時間に対する考え方が変わり、焦って結果を出そうとする思考が緩和されます。
しかし、どうしても焦らなければならない状況もありますよね。
そんなときには、もし結果が出なかった場合のことをあらかじめ想定しておきましょう。
この想定があることで、結果か出なかった場合でも次への一手がスムーズになり、心に余裕が生まれて焦らずに柔らかく対処することができるようになるんです。
困難や逆境をあえて楽しむ
困難や逆境は、誰しもが嫌なものですよね。
しかし、そのような場合にも困難や逆境をあえて楽しむことを意識すると、しなやかな考え方ができるようになります。
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困難や逆境は自分を大きく成長させてくれる機会であり、この状況を受け入れること自体に多くのメリットがあるんです。
困難や逆境では、自分を見つめ直し今の自分を変化させたり、努力しなければなりませんよね。このプロセスが自分をバージョンアップさせることに繋がります。
バージョンアップを繰り返すことで、自分のバージョンを蓄積させていくことになり、様々な状況でも柔軟に対応することができるようになるんです。
今の状況が結果的に自分を成長させる機会だと捉え『そうなるか(笑)いい機会だな。じゃあこれを試してみよう』と力を抜いて、逆境や困難を楽しむようにしてみましょう。今までとは異なる困難や逆境との向き合い方が出来るようになりますよ。
しなやかさは仕事でも人生にも役立つ
今回はお仕事でお会いした方から教えていただいた『しなやかな強さ』をご紹介しました。
情報に溢れ、求められるスピードも速い現代では、常に変化が必要とされるストレスの高い状況が多くあります。そんな現代だからこそ、自分を守るためにも、変化に対応できる自分に成長するためにも『しなやかさ』非常に重要なキーワードになると私は考えています。
意識して行動することだけでも今とは全く異なる自分になることができますよ。
気になった方は是非チャレンジしてみてください。
貴重なお時間を割いて、最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事を読んでくださった1人でも多くの方の何かになれたら幸いです。応援しています。
sabukurocha(サブクロチャー)
【ヘッダー画像】クリエイター”ふうこ”さん
今回も素敵なふうこさんの画像をアップさせていただきました。
植物は柔らかさと強さを兼備えたとても強い存在だと私は思います。植物はとても美しいですよね。
色んな状況を耐えしのび、成長して今がある。
このことは、クリエイターの"ふたば"さんから教えていただいた言葉でもあります。
ふたばさんの記事にある”ジャーナリング”皆さんも一度取り組んでみてください。
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