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イギリス留学時代ー24日間ヨーロッパ周遊旅①ベルギー編

今日はnoteを初めて以来初、スペイン以外の国について書いてみます!

6年前の記憶を呼び起こして、留学時代の一番の思い出の旅をシェアしたいと思います!

この旅で行ったルートはこんな感じで、今回の記事はプロローグベルギー編です。

✴︎旅のルート✴︎
イギリス
→ベルギー(ブリュッセル・ブルージュ・アントワープ)
→ドイツ(ケルン・フランクフルト・トリア)
→ルクセンブルク
→ドイツ(トリア・ケルン郊外)
→フランス(ストラスブール・コルマール)
→ドイツ(ミュンヘン・フュッセン)
→スイス(チューリヒ・ルツェルン)
→イギリス


今まで25か国旅してきましたが、この旅で初めてイギリス以外のヨーロッパの国に行き、1度の旅で5か国14都市訪れました。(これが簡単にできるのがヨーロッパのいいところですね!)

私は海外旅行が大好きで、誰かの旅の話を聞いたりnoteで読んだりするのも好きです。なので私と同じように旅の話を聞くことが好きな人がこの記事を読んで楽しんでくれたらいいな〜と思います(^^)
いつかヨーロッパに行きたい人も、ぜひ読んでください!

●プロローグ

いきなり旅の話に入る前に、まずはこの旅が決まった背景や誰と旅行したのかなど簡単に説明したいと思います。

まず行った時期は2015年の年末〜翌年1月下旬にかけて。
当時大学3年生でイギリスに交換留学をしていて、クリスマス休暇を使って行きました。

この時期イギリス人やヨーロッパからの留学生はみーんな実家に帰ってしまい、ごそっといなくなってしまいます。アジア人は気軽に母国に帰ることができないので、寮にはアジア人しか残っていませんでした。

せっかくの長い休みなので、同じ大学に留学に来ていた日本人と香港人の友達で旅行しよう!という話になり、私含め5人で計画を立てていきました。

しかし5人それぞれ行きたいところや予算が違ったので、途中で合流する人もいれば途中でイギリスに帰国する人、別ルートになる人もいました。
私はドイツとスイスに会いたい友人がいたので、途中一人で別ルートに行くことにしました。なので、最初の2か国ベルギー・ドイツは5人旅、それ以降(トリアから)は一人旅となります。

移動は基本格安バスを使って移動しました。(イギリスではMegabus、他の国ではFlixbus)格安バスって本当にめちゃくちゃ安くて学生だった私にはすごくありがたかったですね。最後スイスからイギリスに帰るときだけ飛行機です。飛行機も欧州内のフライトは基本1万以下のものがほとんどですごく安かったです。

ホテルも基本はユースホステルで1泊2000円前後くらいの安い部屋を予約しました。あとは友達の家に泊まらせてもらったり、初めてCouchsurfingを使って無料で民泊を経験したりもしました。

Couchsurfingは簡単に言えばAirbnbの無料版で、なんで無料で泊まれるのか?は、みんなギブアンドテイクの精神を持っているからです。受け入れるホストも旅行者との交流を求めているのです。気になる人は以下のサイトからみてみてください。無料で泊まれて現地の友達も作れてしまいます!


詳細は後々、、ということで、早速旅の話を始めましょー!


●イギリス→ベルギー

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1か国目はベルギーです。ベルギーはヨーロッパの中でも結構好きな国。

理由は街の景観がどこを撮っても絵になるし、料理もとっても美味しかったから!特にチョコレート、ワッフル、ビールが最高でした!
あと英語が話せる人が多いのもポイントですね!

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さて、旅の始まりはロンドンからMegabusを使ってドーバー海峡を渡ります。

イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡はトンネルで結ばれており、バスや車はそのトンネルを通る自動車専用のおっきな電車に乗って通過します。バス自体はその電車の中に入ってから停車し、電車が動いてしばらくすると国境を越えていつの間にか陸に出ているという感じです。電車には窓もなければ移動中は明かりも消えてたので周りは暗く、当時はどういう状況で移動してるのかイマイチ分からないまま気付いたら海峡を渡っていました。バスでの海峡越えはなんとも不思議な体験でした。

ちなみに他にドーバー海峡を渡る方法は、ユーロスターという国際鉄道とフェリーがあります。フェリーは波模様によりますが友達はめちゃくちゃ酔ったと言っていました。ユーロスターが一番優雅ですが学生の貧乏旅行だったので当時は贅沢できませんでした...

海峡を渡ると一気に寒い空気なのが伝わってきて、フランスからベルギーに入ると雪も降り出していました。実は最初は4人で出発し、到着地のブリュッセルでもう1人と合流する予定でした。確かバスの到着が遅れて、ちゃんと合流できるのかなってみんなとても心配になってたと思います。初めての知らない場所だしWi-Fiもないから連絡取れないし、、と不安ばかりでしたが、無事雪の中合流することができました。

早速ホステルに向かいますが、雪で荷物の移動がかなり大変でした...。というのも、私が持っていた唯一の大きいスーツケースは父から譲り受けた古いスーツケースで、伸縮しない小さい取手しかついてない上にタイヤが異常に小さい、だから移動中方向も変えづらくかなり動かしづらいやつでした。日が暮れてからの雪という最悪なコンディションの中、超移動しづらいスーツケースでこりゃやばいな。。という感じでした。

なんとか宿についてひと段落し、早速ブリュッセルの有名な広場、グランプラスに向かいます。夜のグランプラスは美しい建物がライトアップされ、この旅での最初の観光スポットということもありとても興奮しました!

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ここで一つハプニングが。

その美しい広場に魅了されてカメラで夢中になって写真をとっていると、肩から下げてたショルダーバッグに少し違和感を感じました。後ろを振り向いてみると、斜め後ろにいた男性の手が私のバッグに触れているのが見えて、とっさに"What are you doing!??"と声がでました。その男性(2人組)は"What??"って感じでしらばっくれてましたが揉めるのも怖かったのでとりあえず自分のバッグを前にしてすぐ確認しました。

バッグは開いた状態でしたが、幸いなことに中身は何も盗まれていませんでした。自分も初めての場所に興奮していたので、カメラを取り出したあとバッグをちゃんと閉めたのか正直覚えてないですが、イギリスで過ごしてた時から貴重品管理はいつも注意してたので自分の身に窃盗未遂が起きて結構びっくりしました。まあ男性の手も一瞬見えただけで本当にバッグに触ってたのか確実ではないのですが、、

とりあえず、旅の始まりにこんなことがあったのでそれ以降はさらに厳重に身の回りに注意するようになりました。最初に気を引き締められたので後から考えてみたら逆によかったなと思います。皆さんも観光名所では特に狙われやすいので気をつけてくださいね。

旅行初日はこんな感じで終わり、翌日以降は観光タイムです。


<ブルージュ>

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翌日は電車に乗ってブリュッセルからブルージュに行きました。ブルージュはとても美しい街で、「屋根のない美術館」や「北のヴェネチア」と呼ばれています。

また、レースが有名で街中ではたくさんのレースのお店を見かけました。

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こんなめずらしいレースでできた街の地図もありました。すごいですね!

もちろんチョコレートのお店もたくさんあり、何度チョコのお店に目を奪われたことか...。笑
そして一番印象的だったのは、馬車が走っていたことです。 中世ギルドの特徴的な建築物が並ぶ中、目の前に馬車まで走っていて本当におとぎの世界にいるようでした。

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確かブルージュのレストランではみんなでムール貝のビール蒸しを食べたと思います。私は魚介苦手なので一口もらっただけですが、みんな美味しそうにしてました^^白ワインがあいそうですね!

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また、街のあちこちに運河が流れていて、ボートでゆらりと街を周ってる観光客もいました。本当にどこを撮っても美しい。。

おまけで、駅のすぐそばでIce Magicという氷の彫刻の世界が広がる屋内イベントをやっていて、面白そうだったのでそこにも入ってみました。

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結構クオリティの高い氷のアートでした!オブジェを見るだけでなく氷の建物の中に入ったりもできてすごく楽しかったです。ライトアップされてるのがまた幻想的でした。たまたまやってた冬限定のイベントなので行けてよかったです^^


<アントワープ>

三日目はアントワープです。
こちらもブリュッセルから電車で行きました。アントワープの見所は豪華な駅フランダースの犬の教会です。

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事前に駅がすごいという情報をみんなでシェアしていて、電車の中でみんなワクワクでした。アントワープの駅のデザインや装飾は本当に美しく、到着してからみんなで写真撮りまくりでした。
いやーきれいですね。駅というより芸術作品のようです。

ここではベルギーワッフルも食べました。ベルギーには2種類のワッフルがあり、1つはリエージュ式、もう1つはブリュッセル式があります。
リエージュ式のワッフルは日本でも売られているいわゆるマネケンのようなメジャーなやつで、スーパーやコンビニでも見かけますね。(リエージュはベルギーの東部に位置する都市です。) ブリュッセル式のワッフルはベルギーに来ないと食べられないので、ここではブリュッセル式のワッフルを頼みました。

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形は楕円形ではなく四角くて、外はカリっと、中はフワッとした軽い食感なのが特徴です。これがめちゃくちゃ感動的な美味しさで、今でもその当時の感動を覚えています!一口目は粉砂糖のところだけ食べてみましたが、生地がおいしいので砂糖だけでも全然いける!...写真をみてたらまた食べたくなってきました。。ベルギー行きたい。。

腹ごしらえをしたあとは街の中心地まで行き、あの有名なノートルダム大聖堂に訪れました。
ここはフランダースの犬でネロが最後天国にいった時の教会です。(正直フランダースの犬を全部見たことはありませんが、もちろん有名な最後のシーンは知っています。ちなみにベルギー人にはあまり知られていないみたい。)
そして、ここには偉大な画家ルーベンスの有名な絵も飾られているのです。

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こちらはルーベンスが1610年に描いた「キリスト昇架」です。絵のサイズはかなり大きくて、偉大な絵に圧倒されました。ルーベンスはこの絵を描き終えたあと次は「キリスト降架」を描き、こちらもこの大聖堂に飾られています。

そして正面の祭壇に飾られたもう一つのルーベンスの絵がこちら「聖母被昇天」です。こちらは1626年に完成しました。

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アントワープは最初の駅とこのルーベンスの絵を見にくるだけでも価値があると思います。

それとアントワープは港町で、この大聖堂からもう少し歩くと海が見えるのですが、この日は曇り空だったので港はさらっと見ただけで戻ることにしました。おとぎの世界のような生活感のないブルージュとは違い、アントワープは駅から中心地へ行く道にH&Mなどの若者がショッピングする場所があったりして程よく賑やかに栄えていたのがいいなと思いました。昔の美しい建物と現代の様子がうまく混ざり合っているなという印象です。

駅に戻る道で、私たちはThe Chocolate Lineというお店に立ち寄りました。ここでも私たちは興奮の嵐!

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このお店はユニークな味のチョコレートがたくさん売っているのが特徴で、中には日本のゆず、酒、ワサビ味のチョコレートも売っていました。他にも本当にたくさんの面白い味があって、ベーコン、フライドオニオン、ラベンダー、コーラ、ウイスキー味なんかもあります。それぞれの色や形、ネーミングセンスまで特徴的で面白いです。

私たちはみんなそれぞれ気になる味のチョコレートを買ってあとでホステルで食べ比べをしてみました。私は何味のチョコを買ったか覚えていませんが、たしか白鳥の形のチョコだったかな...?ネタとしてお土産で買ったり面白い味にチャレンジしてみるのがおすすめです^^

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こんなすごいチョコのオブジェも店内にたくさん飾られています。ちなみに先ほど紹介したブルージュにも同じお店がありますよ。


<ブリュッセル>

ベルギー最後の日は拠点だったブリュッセルの観光をしました。
ここでは名物スポットの小便小僧やベルギーで生まれた漫画タンタンが壁に描かれたビルを見つけたり、お洒落なデザインの雑貨屋に入ったりしました。ベルギーの雑貨はセンスがよくて、私はビールの絵が描かれたお洒落なコースターをお土産で買いました。

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(漫画「タンタンの冒険」。あまり目立たないところに突然現れます。)

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(小便小僧の形のチョコを売ってたチョコレート屋さん。)

初日の夜に行ったグランプラスも昼に改めて行き、ベルギー発のピエールマルコリーニでマカロンを買ってみたりもしました。あくまで貧乏旅行だから小さいマカロン2つだけとかケチケチしてたけどw でも香りも含めてめちゃくちゃ美味しくて幸せな気持ちになったのを覚えてます。
やっぱ旅行に来ると普段入らないようなお店もチャレンジしてみたくなりますよね〜学生のくせに、、笑

他にもグランプラスにはあのGODIVAの本店があります!GODIVAもベルギーで生まれたお店なんですよ!ベルギーはスイーツ大国で私の好きなチョコやワッフルに囲まれているだけで幸せでした...!お隣がフランスなのでクレープやマカロンなどのお店もいろんなところにあり楽しむことができます^^


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(GODIVA本店。イチゴにチョコがけしてるこの店員さんがイケメンだったのも覚えてる。笑)

ちなみにベルギービールは本当に種類が豊富でスーパーでも選ぶのが楽しいです。私は当時まだビールが苦手でしたが、ベルギーにはフルーツのフレーバービールもたくさん売っているのでそれを買って飲んでみました。フレーバービールはすごく飲みやすくてジュース感覚で飲めるのでとても気に入りました。逆に度数が強めで味や香りもしっかりした濃厚なビールもあるのでビール好きな人にはそんなビールもおすすめです。とにかく種類が数え切れないほどあります。ありすぎるからラベルのデザインで選んじゃったりもする、、けどそんな選び方も楽しいです^^

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他にベルギーで有名なものとしては、フリッツ、つまりフライドポテトです。実はフライドポテトはベルギーで生まれたの、知ってますか?(フランスって説もあるみたいだけど) ベルギーにはフリッツのお店も沢山あります。ソースもいろんな種類があり好きなのを選べます。ベルギービールも飲みながらフリッツを食べれば最高です!

でも正直フライドポテトはいまや世界中どこでも食べられるし、個人的には味も言うほど変わらないだろうと思ってるので試すか試さないかはどっちでもいいかなーと思います。行列した店に並んでまで買うのはどうかと、、(去年アムステルダムで行列のフリッツのお店を見つけてびっくりしました)


今回ベルギーに初めて行ってみて、全体的に上品なイメージがつきました。それは料理やスイーツにも現れていて、クオリティの高い料理やデザートが食べられます。いろんな面でセンスがいいのも繊細で上品さがあるからなのかなーと思いました。(小便小僧は例外かもだけどベルギーの上品さあるセンスだから許されるのか?下品さをあまり感じません。笑)とにかく有名なものをいくつも持っていて魅力的で飽きない国でした!

あとは、めちゃくちゃ寒かったのが印象的です。私は普段帽子を被らないんですが、寒すぎてブルージュでニット帽を買いました。イギリスの方が緯度は高いのですが、偏西風によって暖かい空気が運ばれるのでベルギーやドイツなど他のヨーロッパの国に比べて意外と暖かいんです。(寒いことは寒いんですが...) ベルギーでは初日に雪が降ったこともあり異常に寒く感じました。


ということでヨーロッパ周遊旅、最初の国のベルギー編でした。ここからドイツに向かいますが、またまだこの寒さは続きます。。
楽しい旅もまだまだ続くので次回もお楽しみに〜

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おまけ。

初日にスーツケースの移動が大変すぎて今後の長い旅行が危ぶまれたので、ベルギーで新しいスーツケースを購入しました。
スーツケースを安く売ってるローカルなお店をいくつか見つけて、あっちの店の方が安かったと言って店を去ろうとしたら、待ってくれ...!とお店の人が値引きしてくれました。元々安かったのに40€→36€(=約4600円)という格安価格で大きいスーツケースをゲットしました!格安な上、軽いし色も好みでなによりタイヤがスイスイ360°自由に動いて最高!新しいスーツケースをゲットできてハッピーでした^^
そして古いスーツケースはホステルの部屋に「捨ててください」とメモを残して置いてきました。笑

これもこの旅での一つの思い出です。



記事を気に入っていただけたらオススメしていただけると嬉しいです^^