Shunsuke Saga

ベースオタクだからGeek IN Boxというベースショップをやってます。インターネッ…

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ベースオタクだからGeek IN Boxというベースショップをやってます。インターネット好きです。内容は私見です。

最近の記事

ギター・ベースの未来はFender?それとも独自モデル?

このコラムはGIB, TONIQで通信販売をご利用頂いた際に無料で同梱しています。よろしければ利用してみてください! GIBの嵯峨です。僕は2019年からドイツのGuitar Summitに顔を出し始め、西ヨーロッパを中心としたギタービルダーたちと交流を持つようになりました。ほぼ毎年このためにドイツを訪れています。 Guiar Summitにはドイツ周辺の様々な国(フランス、チェコ、イタリア、オランダ……)からギターブランドが集まり、ヨーロッパ最大のギターショウと呼ばれて

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    • ギター業日記 第1号 Fenderに続いてRolandも。メーカーが直営店を持つ時代に楽器店は不要?

      GIBの嵯峨です。 コロナが明けてしばらく経ち、音楽業界も活気を取り戻しているように思います。実際、ミュージシャンたちは忙しそうにしています。 波に乗ったメーカーさんたちの面白いニュースがあるので、解説を交えて紹介します。 このコラムは有料で配信していますが、GIBのECショップで買い物をすると封入物としてこちらが届きます。ぜひ買い物してみてください。https://shop.geekinbox.jp/ Fenderに続いてRolandも。メーカーが直営店を持つ時代に?

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      • プロが行うベースの調整方法を全て解説します。

        嵯峨駿介と申します。2016年に横浜でベース専門店Bass Shop Geek IN Boxを立ち上げ、現在はトータル3店舗を経営しています。 僕がサービスを立ち上げた理由の一つは、ベースに対してフォーカスを当てた楽器店やサービスがあまりにも少なかったからです。ギターとベースは、似て非なる楽器です。調整方法やその考え方も異なります。 このnoteでは、僕が行うベースの調整の考え方を解説します。こうしたことを考えて、実践している楽器屋店員って実はあまり多くありません。(だか

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        • 【楽器屋店員向け】商品説明文の書き方

          僕はBass Shop Geek IN Boxというベース専門店を運営しています。数えてみたら、今までに作った商品ページは4000を超えていました。 それだけの数(ほぼ重複する商品もあるので、実際のページ数よりは少ないです)の説明文を書いていると、自分の中でもロジックができて、スムーズに書けるようになりました。 大事なのは、文章の構成、具体性、ターゲットユーザーの想定、です。目的は基本的には成約(購入していただくこと)。 そこまで考えて書ける人って、僕が思うには楽器業界

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        ギター・ベースの未来はFender?それとも独自モデル?

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          コロナの影響で楽器の価格が上がる話

          コロナが我々の生活に影響を及ぼし始めてから2年以上が経過しました。 ”ステイホーム”を合言葉とした生活は趣味の幅を広げ、楽器業界はコロナによって恩恵を得ているとされることもあります。事実として、エントリークラスのギターやウクレレ、DTM関連は売上を大きく伸ばし、サウンドハウスは大忙し、千葉のパートさんはフル稼働らしいです。 GIBのサービスはどちらかというとマニア向けなので、今のところコロナの恩恵は受けられていません。楽器を始めた皆様がマニアになるのを心待ちにしています。

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          コロナの影響で楽器の価格が上がる話

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          Covid-19(新型コロナウイルス)が楽器業界に与えている影響について

          2020年から流行が始まったCovid-19(新型コロナウイルス)は多くの人々に影響を及ぼしました。営業時間が制限されたり、休業を余儀なくされたり、はたまた助成金バブルに沸いたり。 今回はコロナウイルスが楽器業界に与えた影響について考えてみます。 率直に言うと、楽器業界の業績は全体でみると伸びているようです。内訳を考えるに、主に伸びているのはエントリークラスのアコースティックギター、ウクレレ、DTM関連用品など。 もともとエレキベースはマーケットが小さいので特筆されない

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          Covid-19(新型コロナウイルス)が楽器業界に与えている影響について

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          小売店や販売・輸入代理店の役割ってなんだと思いますか?

          僕の運営しているGeek IN Boxはベースを専門に扱う楽器店で、業務は買取、販売、修理、情報発信です。その業務の中では中古商品のほかに海外にある珍しいプロダクトや国内のメーカーの商品を扱うこともあるわけですが、この販売代理、輸入代理、といったビジネスモデルは間もなく終わるのかなと、思います。 なぜなら、製造者自身が消費者に直接商品を販売することが容易だから。配送業者の努力やインターネットの浸透によって越境ECは容易だから。 実際にPADALKA guitarsやkie

          小売店や販売・輸入代理店の役割ってなんだと思いますか?

          ローステッドメイプル、安いギターに使っても効果的でした

          先日からBacchusからローステッドメイプルを使ったギターやベースが発売されていて、そのSTを触ったんですけどこれがすこぶる良かったんですよ。 ユニバースシリーズからも発売されていて、STは24000円でGIBで売ってます。JBも間もなく。 良いのは総合的なクオリティが高いからであることは間違いないんですけど、ローステッドメイプルも少なからず影響してるはず。気になったので少し詳しく調べました。 ローステッドメイプルをギターの材料にする手法はSagoが始めたんですよ。

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          ローステッドメイプル、安いギターに使っても効果的でした

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          トラスロッドの構造って実はめちゃめちゃシンプルなの知ってます? あのベースのロッドも回し切ったわけじゃないかもよ

          トラスロッドって、めちゃめちゃシンプルな構造なんですよ。 だからこそ、トラスロッドの仕込みによって動作に大きな差が出て、メーカーによる思想の違いも大きく出るんですよね。例えばPRSってめちゃめちゃロッド効くんですけど、これって優れたトラスロッドインストールの結果だと思います。 この構造を理解することで、ネック調整に対する理解は大きく変わり、またロッドを回しきったと思っているベースも復活させられるかもしれません(具体的な方法を教えます)。 今回はフェンダーを例にとって説明

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          トラスロッドの構造って実はめちゃめちゃシンプルなの知ってます? あのベースのロッドも回し切ったわけじゃないかもよ

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          正しい弦振動を得るための”リリーフ”の考え方

          リリーフとはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、これは意訳するところ、ネックの反り具合です。 リリーフがあることで弦とフレットの間には適切なスペースが生まれ、びびりのない自由な弦振動が得られます。 トラスロッドを調整するということは、つまりはリリーフの調整です。(弦とフレットのスペースの調整) この概念からもわかる通り、ネックには基本的にはリリーフをつける(順反りにする)必要があります。(弦が振動するにはスペースが必要だから) まずは弦振動について考えてみましょう。

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          正しい弦振動を得るための”リリーフ”の考え方

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          販売代理店っていらないですよね

          販売代理店とは、製造や流通をする会社の代わりに文字通り消費者に製品を販売するお店のことを言います。 販売する手段が限定されていた以前の時代は非常に重要な役割を持ちました。 しかし、DtoCがモテはやされBASEやSTORESによって製品を販売するコストが限りなく下がった現代では、販売代理店は不要だと思いませんか。 今まで、商品が作られて消費者の手元に届くまでは メーカー→流通会社→販売代理店(楽器屋)→消費者 という流れだったのが、今は メーカー→消費者 という販売

          販売代理店っていらないですよね

          ドイツ旅行Day1 ~ひとりで目的地までいけるか不安だよ~

          この原稿はドイツはマンハイムのコーヒーショップ(ベーカリー)で今まさに書いているところ。 ドイツを訪れた目的はヨーロッパ最大級のGuitar ShowであるGuitar Summitの視察のため(視察っていうとなんかね、変だけどね)。 それが最大の目的ではあるのだけど、僕は異文化が大好きで知らないところを訪れたり知らない文化に触れるのが好き。フェチと言ってもいいかも。 そんな好奇心を刺激するのにドイツのギターサミットに1人で(通訳もなしで!無謀!)向かうっていう冒険は十

          ドイツ旅行Day1 ~ひとりで目的地までいけるか不安だよ~

          今年スタートしたインポートブランド3つ

          最近輸入物に力を入れています! 海外でポピュラーでも日本ではそうではないものはすごく多くて、そういったプロダクトはどれもユニークで高品位! 見つけるたびに楽しくて、試すともっと楽しいです。 【今年スタートしているプロダクト】DEATH BY AUDIONY ブルックリンで高品位なエフェクトペダルを製造するメーカーで、NAMMで彼らのブースを発見した瞬間決めました。 ファズが好きなようで、全部のペダルがファズもしくはファズ風味。それ故にベーシックなサウンドを作るペダルと

          今年スタートしたインポートブランド3つ

          GIBの営業の仕方を変更した理由

          GIBでは2年ほどずっと完全予約制でやっていました。 これは全てのお客さんに100%の対応をするためです。スタッフが増えたとはいえ、僕含めほぼ2人しかいません。(経理スタッフが別にいたり、大変な時にたまに入ってくれるスタッフもいるんですけどね!彼らにはいつも感謝してます!) そんな中で外アポがあったり、違うお客さんの対応をしているときに別のお客さんが入ってくるともう対応がほとんどできなくなってしまうんです。なので予約をしてもらっていました。 完全予約制のメリット これは

          GIBの営業の仕方を変更した理由

          ジャパンヴィンテージ、てきとうに作りすぎてて値付けが難しい件

          以前からGIBのメールマガジンをやろうやろうと考えながらも何を伝えようか迷ってしまってなかなか手がつけられずでしたが、やろうと決めたのでせっかくだからnoteと共にスタートしてみました。 noteもメルマガも内容は僕のパーソナルな判断や意見をベースにしています。会社は関係ありません。 ジャパンヴィンテージ、てきとうに作りすぎてて値付けが難しい件GIBは中古楽器をメインに扱っているので、所謂ジャパンヴィンテージと呼ばれる楽器は多く入ってきます。例えばYAMAHA、FERNA

          ジャパンヴィンテージ、てきとうに作りすぎてて値付けが難しい件