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ジャパンヴィンテージ、てきとうに作りすぎてて値付けが難しい件

以前からGIBのメールマガジンをやろうやろうと考えながらも何を伝えようか迷ってしまってなかなか手がつけられずでしたが、やろうと決めたのでせっかくだからnoteと共にスタートしてみました。

noteもメルマガも内容は僕のパーソナルな判断や意見をベースにしています。会社は関係ありません。

ジャパンヴィンテージ、てきとうに作りすぎてて値付けが難しい件

GIBは中古楽器をメインに扱っているので、所謂ジャパンヴィンテージと呼ばれる楽器は多く入ってきます。例えばYAMAHA、FERNANDES、TOKAI、GRECO、FENDER JAPANなどですね。

当然ながら正しい型番や状態を調べて販売を行うわけですが、この時代の楽器ってカタログ外のスペックや型番があまりにも多いんです。当時のカタログに載っていないと定価や木材や塗装などの情報を調べることがほぼ不可能。自分の目で判断して値付けをするという難易度の高い仕事が待ち受けています(笑)

でもこれ、楽器屋さんの一番の仕事では?

でもこれって僕は楽器屋さんとして一番良い仕事の一つなんじゃないかなと思っています。語弊を恐れずに言うと僕たちが「これは良い楽器だ」と判断したものは良い値段に、「これは良い楽器ではない」と判断したものは安い値段になるわけですね。

一応語弊をなくすために説明をすると、クオリティに相応する値段を付ける、ということです。

クオリティに対して値付けをする

中古楽器の値付けは相場と定価と状態を基準にして値付けする側のフィーリングが影響して行われます。カタログ外や当時の定価などが分からない場合、多くの部分をフィーリングに頼らざるを得ないんですね。

妙に安い値段になってしまうことも、妙に高い値段になってしまうこともあるわけですが現在GIBでは割と僕のフィーリングの値付けで売れていくことが多いです。ちゃんと写真を撮って、良い物を良いとする理由、バリューを説明すれば正当な評価として認められるのだなと、僕は売れるたびに嬉しく思っています。

ということで

最近ジャパンヴィンテージって難しいなと思ったから書きました。でもだからこそ、レアなスペックとか、謎にめっちゃ良い音するやつとかあるんでしょうね。最近特にフェンジャパの古いものに驚かされることが多いです。AシリアルとかGシリアルとか。

世界的な規模で明らかに日本に優位性のあるプロダクトってそう多くないと思うんです。特に楽器。そんな中である意味特異なジャパンヴィンテージ、これからも大事に販売していきたいなと思ってます。

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