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ドイツ旅行Day1 ~ひとりで目的地までいけるか不安だよ~

この原稿はドイツはマンハイムのコーヒーショップ(ベーカリー)で今まさに書いているところ。

ドイツを訪れた目的はヨーロッパ最大級のGuitar ShowであるGuitar Summitの視察のため(視察っていうとなんかね、変だけどね)。

それが最大の目的ではあるのだけど、僕は異文化が大好きで知らないところを訪れたり知らない文化に触れるのが好き。フェチと言ってもいいかも。

そんな好奇心を刺激するのにドイツのギターサミットに1人で(通訳もなしで!無謀!)向かうっていう冒険は十分すぎて、この話が持ち上がった瞬間に行くことを決めた。

横浜から成田空港まではいつものYCAT(っていう定期運行バス)で1時間40分ほど。

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11時40分発の直行便で着いたのは同日夕方の16時ぐらい。

時差は7時間あって着いた時にはもう日本時間では深夜なわけだけど機内でたっぷり寝たから時差ぼけはあまりない。

Guitar Summitの会場の近くにAirbnbで部屋をとったけど、その部屋までは電車を乗り継いで2時間ほど。

空港から20分歩いて最初の駅に向かい、改札を探しているとホームに出てしまった。
この時点で頭の中は「???」で、日本の電車に慣れた僕としてはこの「異文化」に興奮しながらもちょっと困惑。どうやらドイツには改札はないらしい。

とはいえ無料で乗れるわけではなく、時たま車掌さんが車内を周り、チケットをチェックする。
(このチケットはホームで買えるんだけど、その機械の操作が難しくてねぇ 泣)

あっちこっちホームを間違えながら、いろんな人にどれに乗ればいいのか尋ねながら、なんとか目的の駅に向かう電車に乗り込む。

Googleマップを確認すると無事に目的の乗り換え駅に向かっていて安心する。反対に向かってたら復帰できる気がしない。

乗り換えのためにたどり着いた駅はフランクフルトマインステーション(みたいな名前)。

多分ここら辺のハブ的な感じになってる駅で、ホームは20以上ある。

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ここは今日たどり着きたい駅に向かうための始発駅なんだけど、いきなり15分遅れてて驚き。(始発から15分遅れたら最後にはどれだけ遅れてしまうんだ!)

どうやら時間通りに動かないのは日常茶飯事らしく、タイムスケジュールはPlanとAktuellの2種類がある。つまり計画と実際。遅れるのは前提なの。

車内での過ごし方は独特で、結構みんなそこらへんに座り込んでる。
なんなんだろう、自由席のある新幹線みたいな電車だったのかな。

日本では絶えず車内にアナウンスが流れるけどここではそれは皆無で、とても静か。

この電車に乗っている時に車掌さんがチケットをチェックしにきたけど、悪いことをしてるわけでもないのに何と無く目を合わせづらい。

ちょっとした心配をよそに、チケットにガチャっと穴を開けるクラシックなスタイルで審査をパス(そんな気分になるよ。)。

この時周りの人を見ていたけど、多くの人はケータイの画面を見せてた。
多分この鉄道会社のアプリか何かがあって、それで買えるんだろう。

それ便利ねーと思ったけど、Suicaの方がずっと便利。
余談だけどQR決済とかバーコード決済とかよりもSuica決済でキャッシュレス進めた方がいいんじゃないかな。速いし、浸透しているし。

ドキドキしながらたどり着いたマンハイムの駅から出て深く呼吸するとまるでこの街の住人になった気になる。

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とっくにドイツには着いてたわけだけど、実際に自分の足で街を歩くと「外国に来た感」が増す。

部屋に着いたのは18時ぐらいで、飛行機でご飯も食べたから(お弁当2食とパンがもらえた。多い。)そんなにお腹は空いていないんだけど、せっかくだからビールでもと夜の街に出た。

簡単に調べたり、見回すとここら辺の飲食店はタイ料理、インド料理、ピザ屋がすごく多い。

そう思って周りを見渡すとドイツ人が多いのはもちろんだけどアジア系とかインドっぽい人も多く見えてくる不思議。多分実際にそうしていくつかの民族が入り混じってるんだと思う。

こういう逞しさって日本ではなかなか感じられなくて、彼らにはちょっと憧れる。

特にあてもなく、ただ遠ざかりすぎて迷子にならない程度に歩いていると急にアジアっぽい店構えのタイ料理レストランに遭遇。

そういえば先日、デンマークに住んでいた友達が「海外でヌードル食べるならパッタイがいいよ。ハズレないから。」と言っていたことを思い出して店を決めた。

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カタコトで「パッタイプリーズ」的なことを3回ぐらい言ってやっと通じる。
多分アジアっぽい店員の子も英語よくわかってない。なんとなく仲間意識。

ドリンクは?と聞かれたから「じゃあビールを(ドイツだしな)」と言ったらいつも飲んでるシンハーが出てきてサプライズ。好きだけどね。

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それでまぁ普通に美味しいパッタイを食べながら、せっかくならハズレたヌードル食べた方がよかったなとも思った。

焼いちゃった日本の蕎麦とか、パクチーの入った味噌ラーメンとか。それもその街の文化だもの。(変なヌードルを探すことをヌードルチャレンジということにした。)

ちなみに会計はパッタイとシンハービールで11EURくらい。日本でもそんなもんだな。

この店には日本語で話す4人組もいて、話しかけようか迷ったけどせっかくこの街にきたんだからやめといた。日本語は日本で話そう。

本当は1軒だけで帰ろうと思ったけど、ドイツっぽいビールを求めて少し散歩することにした。

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ロサンゼルスやハノイといった、僕がいった事のある海外の街に比べて格段に安全っぽい街が印象的。

数分歩くとひときわ賑わうオープンなスポーツバーを発見して、ここで1杯だけ飲むことに決めた。

雰囲気は強いていえば神泉あたりのちょっとおしゃーなバーみたい。中は薄暗くて、小さい暖色の照明とカウンターの向こうには控えめなネオン。

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店員さんはドルトムントのロイスみたいな髪型をしたイケメンで(その髪型の人すごく多いよ)、彼にビールをオーダーする。

テレビではサッカーをやっているけど誰もそれは見ていなくて、ボードゲームに興じている。流行ってるのかな?すごく盛り上がってる。

「ハロー、俺日本から今日きたんだ」なんて隣の人に声をかけるなんてできるわけもなく、無言でビールを口に運ぶ。

2杯目を飲む気になれない量のビールを飲み干してもう部屋に帰ろうと思ったけど、最後にコンビニによってみることにした。

海外にはセブンイレブンがよくあるけどこの街には全然なくて、というよりもコンビニがなくて、結局スーパーへ。

まず驚いたのがパンの種類と量。

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それも菓子パンとか惣菜パンみたいなのじゃなくて、プレーンなパンの種類がすごく多い。

ストックには手がつけられないようになっていて、大きいスプーンみたいなので外に弾いたのを袋に入れるシステム。

スーパーを順路通りに回ると次にサラミやハムといった加工肉系のコーナーに差し掛かる。

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これがどれもすごく安い!

美味しそうなんだけど、100gあたり100円から250円程度。しかもやっぱり種類が鬼のように多い!笑

ビールをたくさん買い込む人もいたからやっぱりアテとしてこういうの人気なのかな。

そのビールは驚くほど安い。噂には聞いていたけどすんごく安い。

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350-500mlぐらいでどれもが1EUR前後。日本の半分ぐらい?すんごく安いね。

海外の物価を測るとき、僕は「コーラ測定法」を使う。コーラの値段を見るだけなんだけど、ここではコーラは1EUR弱。

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コーラとビールが同じ値段なの。わお。

ワインやカクテル、サワー(ドイツ語読めないからわからないけど多分そんな感じ)も同様に安い。

酒税の違いなのかな?興味深いです。

今はタバコをほとんど吸わないけど、昔吸ってたときは現地のタバコを吸ったりその値段を調べるのも楽しかったなぁ。

ちなみにドイツは喫煙率がちょっと高そう。

勝手に”タバコ反対”みたいな姿勢の人たちだと思い込んでたからちょっと意外。

スーパーでサラミ、パン、水を買ってこの日は終了。

まだ夜の10時ぐらいではあるが眠たくて就寝。

時差ぼけはないつもりだけどちょっとあるのかな。

実際今日は朝の6時前には起きて日本の仕事を少しこなした。(執筆しているのは2日目の朝、今は11時前。もうそろそろ行かなきゃ!)

さて、会場の近くにいるとはいえ展示会はもう2分後にスタート。
そろそろ行ってきます。

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