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販売代理店っていらないですよね

販売代理店とは、製造や流通をする会社の代わりに文字通り消費者に製品を販売するお店のことを言います。
販売する手段が限定されていた以前の時代は非常に重要な役割を持ちました。
しかし、DtoCがモテはやされBASEやSTORESによって製品を販売するコストが限りなく下がった現代では、販売代理店は不要だと思いませんか。

今まで、商品が作られて消費者の手元に届くまでは

メーカー→流通会社→販売代理店(楽器屋)→消費者

という流れだったのが、今は

メーカー→消費者

という販売が可能です。
後者の場合、2つの経由地店を省けるので、彼らが得ていた利益の分だけ販売価格が下がるか、メーカーの利幅が大きくなりさらに優れた製品の開発にコストがかけられます。

明らかに効率が良いこの新しいやり方は考えるまでもなく優れています。
それでは、流通を担ったり、販売を担う役割は不要なのでしょうか?
それは正しくもあり間違いでもあります。 

消費者に商品を買ってもらうには、まず商品を知ってもらわなければなりません。
みなさんが最近新しい商品を買った時、その商品は何で知ったのでしょう?何で買いたくなったのでしょう?
インフルエンサーのPR?web広告?CM?Twitter?
自分からメーカーのwebページやSNSを探して見つけたケースはあまりないでしょう。

率直に言ってこれからの楽器屋、輸入代理店が生き残るには魅力的な商品を見つける、そして消費者に広く認知してもらう、そして買ってもらえるように魅力を伝える、これらが必須です。

メーカーからもらった商品を、メーカーからもらった文章と共に楽天で売るのが仕事ではありません。そういう店は淘汰されてしまう。

僕が運営する楽器店(Bass Shop Geek IN Box)は自分たちなりのやり方で魅力を伝えています。
美しく写真を撮り、自分たちの言葉で説明文を作り、最大限能力を発揮できるようにギターを調整します。

メーカーや同業者をいじめてる場合じゃねーんだっつーの。

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