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文学フリマへの道 『僕があなたに最期に伝えたいこと』

「どうしてあの時、ちゃんと言わなかったんだろう」

あなたが「言えなかった」と、後悔することのないように

母の日に、想うこと。

もしも自分が、普段から思っていても
その思っていたことを伝える前に、その相手が
この世からいなくなってしまったら。

もう二度と、伝えられない。

失ってからわかることが、失ったあとに解ることは、ある。

「なんで」
「どうして」
「会いたい」
「伝えたい」
「苦しい、くるしい」

僕ら、喪失する前に、できることが、あるんじゃないか。

自分をこの世に生み出してくれた、たった一人の母親に対して
普段から何も言わなかったとしても
「大切だ」「感謝している」「大事な存在だ」「ありがとう」

思っていることが、もしもあったとしたら
伝えられる「今」この瞬間に、どうか伝えてほしい。

いっそ、もう二度と伝えられないかもしれないからと
自分に言い聞かせるくらいでもいい。
そうじゃなければ言えないくらい、その人はきっと空気みたいな存在だから。

いろいろな意見はあってもいいと思う。
人それぞれの考え方があって、選択があって、それを選んで行動する。

僕は、そんな中から、選んだ。
空気みたいな存在のあなたに
僕は伝えたいことが、本当はたくさんある。
普段から顔を見たり、時に喧嘩したり、まったく連絡を取らなくなったり
機嫌が悪いあなたと一緒にいたくないと殻に閉じこもったり
いっそのこと一緒にいない方がいいんじゃないかとか
僕のことなんて必要ないんじゃないかとか、思ったりもする。

けれど、全部、ぜんぶひっくるめて
もしも僕が、今日、このあと死んでしまうのだとしたら
それらの思いはすべてが「後悔」になってしまう。

そんなことを伝えたいのではない。
本当は、あなたのことがどれだけ大切なのか
あなたにどれだけ救われてきたのか
あなたに感謝しても仕切れないほどの想いがあるのか
そういう想いを、僕は伝えたい。

僕が今回作った本「僕があなたに最期に伝えたいこと」には
そんな僕が自分と全力で向き合って、絞り出した
覚悟と伝えたい想いを込めました。

「あの時、言えばよかった。」

そんな瞬間をちょっとでも少なくできたら
誰かの後悔を、後悔しない選択になるような声がかけられたら
何かひとつでも、ひと言でも、あなたの心に言葉が響いたら
そんなことを思って、僕も、とっても怖かったけれど、言葉にしました。

僕の言葉に感じることがあったり、最近悩んでいたこと、不安、想いに響いたり、本の表紙に自分の感性が震えたりしたら「あなたに手に取ってもらいたいんです」と、僕の本が声を発していると思うので、よかったら、文学フリマ東京38で僕のブース「余白者」に足を運んでみてもらえたら、そして本を手に取って少しでもページをめくってもらえたら、幸いです。

出展者名:「余白者」
ジャンル:ノンフィクション|エッセイ・随筆・体験記
ブース番号:T-27
⬇️カタログはこちらから⬇️

ただただ、言葉を大切にしてます。
あなたに余白を感じてもらえる瞬間を創れたら。
そんな僕が編んだ本を、よかったら、どうぞ。

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