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あなたは、自分を大切にしていますか

あなたは自分を、大切にしていますか?

自分の内なる声に耳を傾けて
自分がほんとうに求めている方向へ
自分を進ませることができていますか。

なかなか、僕はこれができませんでした。
少しは変わってきたけれど、いまもできていないまま。

そうして、本来の自分の内なる声を抑えつけて
我慢を強いる日々を繰り返すと
いつか必ず、限界がやってきます。

僕はそうでした。

最初の限界は、14歳の頃。
家庭環境に苦しみ、幼い頃から自分で自分を律し続けて
無理やり大人のフリをしていました。

そうして限界が訪れて、僕は最初の心の病になって。
初めてのうつ病を発症。
うつが落ち着くまで、2年。
その後の3年で、なんとか頑張れる自分になりました。

細かく書けばいろいろなことがあったけれど
なんとかして、生きることができた。
生きるのも、諦めることがたびたびあったから。


2度目の限界は、30代を過ぎた頃。
10年以上、自分なりに社会で生き残るために
自らを偽り続けて、社会に馴染むようにと努めていたけれど
結局それも、内なる声を無視し続けていたから
最後には、突然、限界が訪れて。

大きな仕事のチャンスがやってきて
自分の「夢」を叶えることができる仕事だった。
僕はアドレナリンが人生史上最大に出ていて
どんな無理でも大抵は何とかなるほどに、頑張れた。

いま思えば、等身大の自分ではとても難しいことの連続で
プレッシャーも異常だったし、仕事量も異常だった。
毎日2時間しか寝ないで、往復5時間の通勤。
この時は楽しかった瞬間も、もちろんあったけれど
カラダとココロに無理を強いていたことは、明らかだった。

この仕事が落ち着いて数か月後。
僕は突然カラダの不調を感じ、その後ココロの不調に陥り
まったく職場に通うことができなくなって
その後、2度目の「うつ病」と診断された。

休職してもまったく快復することはなくて
僕は一番長く続いた正社員の仕事を辞めた。

その後、1年間は、ほんとうに何もできなくて
病院に通院したけれど、一向に快復する兆しもなくて
この2度目のうつは治ることなく、再び仕事を始めた。

最初はありがたいことに、友人から請け負った仕事をやって
楽しかったけれど、どこかでやっぱり、無理をしていたんだと思う。

続かなかった。

そうして友人にたくさん迷惑をかけてしまった挙句に
僕はその仕事をメンタルの不調を理由に降ろしてもらった。

そこから1年半、ずっと派遣社員として転々としている。
当たり障りのない仕事で、自分がやりたい仕事も見つからなくて
自分が「やりたい」より「できそう」な仕事ばかりを選んで
たくさんエントリーしてはその9割が落とされて
社会に必要とされていないんじゃないかと、何度も思った。

そうしてなんとかして決まった仕事も
自分が本心から選んだ仕事ではなくて
結局は生きるために必要な対価のためになっていて
そんな選び方をしているから、仕事を進めるたびに無理が生じる。

上手くいかない。スキルが足りない。嫌な顔をされる。笑われる。

怖くなって、しまった。


昨日の夕方だった。
外食に行った先で、家族の目の前で突然泣き出す。
涙が止まらない。溢れてどうしようもない。

「限界かもしれない」と、つぶやいた。


今朝になってすぐに快復するはずもない。
今日は仕事を休んだ。
休んだけれど、すぐに明日のことを考えてしまう。
対価のことを考えてしまう。
ずっと休むことなんてできないから、無理をしなければならない。

数年前にコロナ禍だった時、有識者の何人かがベーシックインカムの話をしていたけれど、本当にそういうことを導入してくれたらなと、何度思ったことか。

たくさん対価が欲しい人や働くことが楽しい人はどんどん働けばいいし
働くことが最小限になるように社会がサポートしてくれたら
その分の時間でクリエイティブなことに挑戦する人が増えて
文化的価値の高いものが増えることで、社会も豊かになる可能性がある。

とても納得できることのはずなのに
社会は「働く」ことを大人になった人たちに平等に求める。
働くことのできない人は価値がないと、言うかのように。


論点がズレてしまったのはいつものことだけれど
僕はどうやらうつがほぼ再発して、3度目のうつ病になったかもしれない。

そしてその原因のひとつとして、自分を大切にしなかったのが
大きな要因だったのかもしれない。

自分に無理を強いることは、当たり前だと思っていた。
いや、今もそう思っているのかもしれない。

けれど、無理はいつか必ず限界がくる。
それを忘れて繰り返してしまった僕は愚かだけれど
また思い返して、これ以上繰り返すことは食い止めたいから
今こそ、自分を見つめ直すチャンスなのかもしれない。


ひとつ、思うのは
誰しも輝ける場所があるのではないか、ということ。
いま、もしも目の前の仕事がイキイキとできなくて
自分が毎日輝けていないのであれば、それは自分のせいだけではなくて
「居場所」が合っていない可能性がある、ということ。

「場所」は大事だと思う。
あなたが輝ける場所は、必ずあると思う。

「誰と一緒にいるか」
「どこに居るか」
「何をするか」

この3つは、とても大事で
ちゃんとこだわることで
自分の人生が変わると言っても過言ではない。


いま、正直苦しい。
今後、どうなるかわからない。
なんとかしたいなと、思う。

とりあえず行動しようと思って
いま書けることを、書いてみた。

明日になれば、どうなるかわからない。
いつも通りの明日が来るのかもわからない。
毎日、毎日、どう生きるかを問われている。

うつ病の再発も、その中のひとつなのかもしれない。

さて、どうするか。
どう在りたいか。
どう生きるか。

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