文学フリマへの道『久しぶりのゲラ刷り』
こんにちは。
こんばんは。
おはよう。
いつ誰が、読んでいるのか。
誰も読んでいないのか。
作り手はいつだって、不安を抱えている。
そういうリアルに直面できることは「作った者だけ」なのだろうな。
先週も実稼働は微妙だったけれど、自分の過去の経験を思い出す貴重な瞬間にも出合えたので、そこだけでも掘り返して書きたないと思い、書き残そうと思う。
しかし寒暖差は激しいですね。体調管理はお気をつけください。
では、今回も「文学フリマへの道」スタートです。
①久しぶりのゲラ刷り
本文の構成がほぼ仕上がったので「一旦全体を紙で見たいな」と思い、ゲラ刷りをすることに。インデザインで全ページをPDF化して出力。出力の際にはちゃんとトンボが出るようにチェックフラグをつけてPDF化しました。そのデータをUSBに移して、家から徒歩5分のコンビニへ。
コンビニの印刷機にかけて、見開きページ1枚10円×28見開きだったので280円。
いざ印刷にかけて、ひと見開きずつどんどん刷り上がっていくのを見て、自分が出版社に勤めていた時のことを思い出しました。
あの頃は本当に多忙で、ゲラ刷りするのは定時が終わった後に20時とか21時くらいになったら誰もいないオフィスの静かな空間でひとり、コピー機に寄りかかって印刷される紙を眺めていた記憶がふとよみがえり、なんだか懐かしい気持ちに。
そもそもあの時代は紙代のことなんてあまり考えずに刷っては朱字を入れて、デザイナーに投げ、また修正が戻ってきたデータを紙に印刷し、また朱字を入れて…を永遠と繰り返し、少しずつページを創り上げていたけれど、今思うと「紙代のこともっと考えなさいよ」って、遅すぎる反省。
そんな過去の記憶を思い出しつつ、28枚はあっという間に印刷完了。
と、思いきや、A6サイズの見開きはA4サイズの印刷で良かったはずなのに、思いっきりB4サイズに印刷していて、笑っちゃうほど余白万歳のゲラが刷られる…。
我ながら抜けてるなぁと思いつつ、これも物語。実寸サイズで校正するのが目的なので、あまり気にせず。
ゲラ刷りを校正して、デザインはこれで良いのか、文字の大きさは見えにくくないか、書体も違和感ないか、レイアウトは問題ないか、もちろん誤字脱字もチェックをし、実際の印刷された文字に赤字を入れていきます。
入れた赤字を元にインデザイン上のデータを修正し、修正箇所のみをPDF化してまたゲラ刷りし、再度校正…これを繰り返して納得できる紙面に整えていきます。
思いっきり出版社時代のやり方に寄せているけれど、自分はこれ以外の手順を知らないので、自身の経験をなぞりながら作っていく…。というか、めちゃくちゃ細かく書いているけれど、ここまで書く必要ある?みたいな…まぁ、笑われようが、蔑まれようが、別にいい。これが自分だけで作る、初めての本なのだから。自分自身の物語なのだから。
②奥付のSNS表記にはリットリンクを使った
奥付に入れる各種SNS表記については、文字ベースよりはアクセスしやすいかなと思い、QRコードを採用してみた。デザイン的にもスッキリするのが良かったのと、友人が使っていたリットリンクを単純に利用してみたかったので、この機会にと登録し自分のページを作成してQRとして配置し、奥付もひと段落。
▶︎リットリンクはこんな感じになった
QRを敬遠される方もいるかもしれないので、一応メールアドレスのみ小さく記載している。
③写真の使用許可は信頼のおける友人でも、ちゃんと許可をもらう
そして奥付のプロフィール写真には、過去に友人のカメラマンさんに撮ってもらったものを使いたかったので確認のため久しぶりに連絡を入れる。かなり丁寧に書いた長文を送ったけれど、その人は本当にずっと多忙なので、返事はしばらく返ってこないと覚悟していたが…まさかの20分後に、返事は一言「それ、許可いる?笑」だった。
それがOKの返事だったことが、とても有難かったのと、単純に嬉しかった。すぐに連絡をくれるとも思っていなかったけれど「人によってレスポンスは変わるから」と、コレもまた嬉しい一言をもらう。
そして「使いたい写真あったらいつでも言ってくれ」とも言ってもらえた。信頼関係はやっぱり大事だなと、改めて感じるやり取りになったし、今後どこかの機会で写真をお借りすることがあるだろうな、と。もちろんそれ以上に、自分もその人の力になりたいし、共に進みたいからこそ、もっともっと、動かないければ。
④残る作業は…
本文の校正を進めつつ、いよいよタイトル決めとカバー作成を取り掛かりたい。
早く終わらせたい気持ちに毎日焦ってはいるけれど、結局のところ自分のペースでしか進められないし、無理して作るつもりもない。
けれど、2月中にはある程度終わらせたい。少なくとも入稿の目処が立つようにするのが、いまの目標だろうか。
並行してずっと頭にある別のタイトル案も、何かの拍子にすぐ動き出すものもあるかもしれないので、いつも頭の中には「本づくり」をおいて生きたい。
徹底的に動く。言い続ける。情熱は消えることなく、絶やさない。
また、今後やっていきたい
いくつかのコンテンツについても折に触れられたらいいな。
しかし、このマガジン、誰かにとって意味あるものになっているのだろうか。
そこはあまり気にせず、まずは自分のために、書き続けていこう。
最後は最近撮ったお気に入りの写真でお別れです。
では、また次回。
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