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2019年12月の記事一覧

落ち込みやすさは才能

落ち込みやすさは才能

気分が落ち込むと世界がグレーに見えたり、どどめ色に見えたりする。
つまり、それは世界の見え方が非日常になるということである。
一見悪いことのようだが、違った視点を持つことは創造性の芽なのでありチャンスなのだ。
普段、当たり前だと思っていたことが、ぜんぜん当たり前ではなかったことに気づいたりする。
なので、落ち込むことを恐れず、違った世界を存分に体感すればよい。

アップデート

アップデート

何十年も写真を撮っている人の写真なのにグッとくるものがないとか、始めたばかりの人の写真がいいなと思えたりとか、写真ってほんとに難しいな。
単なる好き嫌いといってしまえばそれまでだけど、結局写真の魅力って撮ってる本人の魅力のような気もする。
撮影者の精神が写真に対してプラス方向かマイナス方向か、どっち側に向いているのかということも意外に大きいような。
それは、評価軸が自分側にあるか、他人側にあるか、

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写真的体幹

写真的体幹

コンデジのズームを使いだして、撮りたいものにダイレクトかつストレートにアプローチできるのがいいなと思った。
レンズの焦点だけでなく画角にも焦点というものがあって、そこのピークにスッと持っていく感じ。
ただ、撮りたいものがはっきりしている人はいいけど、漠然と撮っている人にはズームがあると逆に迷ってしまって向いてないかもね。
そういう人はむしろ画角に縛られたほうがいいんだろうな。

そして、カメラは一

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主観写真

主観写真

写真とは、現実世界の一部分を切り取って別の見え方を提示する行為であると考えている。
この落ち葉の写真にしても、実際に現場を生で見れば「え?」っと思うだろう。現実はこれほど鮮やかではないし、落ち葉が際立つようなコントラストもない素っ気なく見える場所だ。
誰も気に留めないような地味な一隅にすぎない。
誇張・強調がされていて、まさに写真現像によるマジックなのだ。
写真を撮る人の中には現実の改変など許さな

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撮るために捨てるもの

撮るために捨てるもの

新しいコンデジを暫く使ってみて、もうスナップカメラはこれひとつで充分だなと思っている。
軽くて小さくてポケットに入るカメラの存在を感じさせないカメラ。
写真が写りさえすればどんなカメラでもいい。(かといってスマホで撮りたいとは微塵も思わないがw)
ズームも付いているので10m先に撮りたいものを見つけた場合でも瞬時に撮れるのがいい。
近づいた時には既に撮りたい状況でなくなったということが減るのだ。

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写真の役割

写真の役割

私が見ている世界は、私の内面そのものである。
世界は外にあるのではなく、私の中にある。
私が見ている世界は誰にも見えない。
逆に他者が見ている世界は私には見えない。
写真は、そうした他者に見えない世界を開示する行為である。
そして開示されたことの中に共通点を見出したり、
差異を見出したりすることが写真の役割である。

刷り込みからの脱出

刷り込みからの脱出

通りすがりの人を闇雲に撮ったところで何かが見えてくるわけではない。
見えたと思っても、それは自身の表層的な先入観や思い込みである場合がほとんどだ。
ストリートフォトと称される写真の大半は、ストリートフォトというイメージを先に撮影者が持った上で撮られることが多い。
過去にどこかで見た写真の印象に引きずられていたり、意図的に人気の写真家の猿真似をしていたりすることもある。
それらの写真にはリアルな素の

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電線という欲望

電線という欲望

若いころ、電線・電柱が大嫌いで、「邪魔だな」「見苦しいな」と思っていたのだが、ある時「電線・電柱って人間の欲望を表現しているんだな」ということに気づいてからは、そのグチャグチャ感が面白いと思うようになった。
人の存在があるところに電線・電柱がある。
人間の欲望は、ネットワークとして全国津々浦々まで張り巡らされているのだ。
それは、人間が生きる証でもある。

人生初ソニーカメラw

人生初ソニーカメラw

今まで使ってきたスナップカメラのGRDが(2台共)完全に壊れて使えなくなった。
ニコン1 V1はシャッターボタンのレスポンスが悪くなり、GXRは外付けファインダーが壊れた。
そんなわけで、観念して新しいカメラを買ってしまったのだ。
新しいといっても中古品で、しかも何でもない普通のコンデジである。
そのうえ非常に小さいポケットサイズなので、持ち歩くストレスは一切感じない。
ニコン1はポケットカメラと

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