SatoshiHoshiaki/障害福祉×未来志向

社会福祉士。就労支援事業所の管理者。「障害」「雇用」「地域福祉」「QOL」をキーワード…

SatoshiHoshiaki/障害福祉×未来志向

社会福祉士。就労支援事業所の管理者。「障害」「雇用」「地域福祉」「QOL」をキーワードに、noteを通して理想の未来を考えます。(注)所属組織に関係なく個人的な考えを掲載しております。

マガジン

  • 就労支援現場で日々思うこと

    このマガジンは、日々の就労支援現場で思うことをまとまりなく書いたもの。 何かのご参考になればうれしいです。

  • 障害者雇用のこれから

    法定雇用率の引き上げが続く障害者雇用の業界。企業の方が読者となることも想定して、「障害者雇用」「未来」「働き方」「活躍」などをテーマにしてマガジンの充実を目指していきます。

  • わかりやすい障害福祉論(新人さん向け)

    このマガジンは、業界に入って間もない新人さん向け。 障害福祉のあれこれを取り上げていきます。 新人さん向けなので、できるだけ平易なことばで専門知識を解説できるよう、書いていきたいと思います。 新人さんに限らず、ご家族や地域の人など、業界のことを知らない人にも伝わったらうれしく思います。

  • 先進地見学日記

    このマガジンは、先進的な取り組みをされている福祉の現場を見学し、自分なりに感じたことをまとめたもの。 現場で聞いたユニークな取り組みやスタッフの方の熱い想いをわかりやすく書いていきます。

  • 職場内ブログ(一部公開)

    自分の職場で毎日書いている職場内ブログ。 日々、まとまりなく書いてるものですが、noteの皆さんともシェアできたらと思い、公開できそうなものは共有していきます。

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  • 固定された記事

はじめましての方へ。自己紹介です。

(2021年1月10日作成) (2023年7月18日更新) はじめまして。星明聡志(ほしあきさとし)です。仕事は、障害のある人の就労支援をしています。 この仕事を始めて、17年。主に、自閉症、知的障害、発達障害の方とたくさんご一緒してきました。個人的には、「障害福祉」の仕事が好きです。障害のある人と関わる中で知り得ることはとても多くて、素直で、真面目で、一生懸命な皆さんからたくさんのことを教えてもらってきました。 noteを通じて、自分の感じたことを少しでも発信できれば

    • 信頼関係という土台があってこそ、専門性は活かされる

      法人の新卒採用を目的に、大学生や院生のインターンシップを随時受け入れています。この夏もたくさんの学生さんが法人内の各部署に来てくださり、うちの就労支援部にもいろんな大学から興味を持ってインターンに来ておられます。 毎回、インターンシップが終わる15時ごろから、学生さんと振り返り面談をさせてもらっています。学んだことや気づきに繋がったこと、利用者の方やスタッフと関わったことなど、インターンで得たことを色々と教えてもらい、加えてご質問にも答えられるようにと個別面談の時間をとって

      • 職リハ学会島根大会に参加して

        先週の金曜日と土曜日の2日間、島根県松江市で開催された日本職業リハビリテーション学会島根大会に参加してきました。 昨年のかながわ大会に続き、今年も対面開催です。 かながわ大会は、コロナになってしまって参加できずでしたので、対面の全国大会に参加したのは2019年の大阪大会以来。 そう思うとなんだか久々の感覚で、いろんな人たちとの再会や交流がたくさんあったのは、自分にとってはとても良い時間となりました。 大会で学んだことや感じたこと、次回大会のことなど、まとまりないですが思う

        • 合理的配慮と合意形成にむけた支援(障害者雇用編)

          先日、新潟市の皆さんたちと「発達障害就労支援セミナー(企業向け)」を開催しました。 キーワードは、「認知特性」「心理的安全性」「面談技法」「合理的配慮」などで、企業向けということもあって僕自身にとっても新たな視点によるたくさんの学びがありました。 特に合理的配慮については学びと気づきも多く、企業側の悩みなども改めて感じることができました。 普段の福祉から雇用への就労支援では見えない視点も感じれたため、今のうちに学んだことをまとめておきたいと思います。 合理的配慮とは以下

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        はじめましての方へ。自己紹介です。

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        • 障害者雇用のこれから
          14本
        • 就労支援現場で日々思うこと
          44本
        • わかりやすい障害福祉論(新人さん向け)
          27本
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          7本
        • 職場内ブログ(一部公開)
          25本
        • note書籍:自閉症の就労支援をはじめる人へ
          2本

        記事

          HERALBONY ART COLLECTIONへ行ってきた!

          株式会社ベラルボニーが展開するブランド「HERALBONY」。今朝のテレビでたまたまやっていて、去年の催事は行けずじまいだったので、早速行ってきました。 せっかく行くなら名刺入れが売っていたらいいなぁと思っていたんですが、新アイテムの先行販売はあるものの、どちらかと言うとアート展という感じ。 どの作品も力強さに満ちていて、見ている人を引き込む独特の魅力に感動しました。 アート展に来られていた人は、カップルや家族連れなど色んな人がおられ、ちょうど共同代表の松田さんがトークシ

          HERALBONY ART COLLECTIONへ行ってきた!

          職員一人ひとりの成長を大切にする組織づくり

          「人材の成長が組織の成長に繋がる」 これは、理事長の松上さんが最近よく使う言葉。 この仕事に就いて20年が経ち、人事や採用、経営戦略などを話し合う場に参加させてもらうことも増え、言葉の意味の大きさを改めて強く感じます。 人材は法人にとって最も重要な経営資源です。 人はどうやって育つのか。 職員一人ひとりの成長が組織の成長に繋がるなら、育ちやすい環境やチャレンジできる環境、失敗しても咎められない環境は何よりも重要と感じます。 そのためには、どのような組織づくりがよいのか。

          職員一人ひとりの成長を大切にする組織づくり

          会議は難しい…? 改めて考える会議の進め方

          福祉で働く人は、皆優しく、協調性を重んじるように思います。悪く言えば、仲良くする感じの合意形成を重視するというか、意見をぶつけたり競い合ったりなどを好まない傾向もあります。 それは一見、話し合いが円滑に進んでいるようにも見えますが、きちんとした決定事項を生み出せない、もしくは結論を曖昧にしてしまう特性もあったりして、結果的に会議を難しくさせてしまいます。 自分に置き換えると、会議の出席者で自分がトップである場合もあれば、中間的な位置付け、一番下っ端など、参加する会議によって

          会議は難しい…? 改めて考える会議の進め方

          心理的安全性とリーダーシップ

          今年の初めに開催した研究報告会でも話題となった「心理的安全性」。今の自分にとってはピッタリな言葉で、本書は何度も読み返し、学びが行動へとつながるようにとがんばっています。 リーダーと心理的安全性何がピッタリかというと、「リーダーと心理的安全性」の関連が今の自分には一番納得できることで、リーダーが職場に与えるものは良いも悪いも大きな影響がある(以下の本書より)、とのことが一番の学びになっています。 リーダーとはリーダーとは何かというと、組織や職場によっての違いはもちろんです

          心理的安全性とリーダーシップ

          発達障害のある大学生の就職活動と不安感〜周囲が気にかけること〜

          先日、所属の事業所で発達障害学生の就活支援に関する実践報告会を開催しました。 当日は、100名以上の方にご参加いただき、宇野先生の基調講演をはじめ、主催者側ではありますが僕ら3つの実践報告も含めてとても充実した時間になりました。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました! 前半の宇野先生による基調講演では、学生支援における大事なポイントを改めて教えていただき、40分の基調講演はあっという間でした。 せっかくなんで、学んだことを改めてまとめておきます。 背景にあるA

          発達障害のある大学生の就職活動と不安感〜周囲が気にかけること〜

          誰かのために働くということ(短文雑記)

          就労支援は利用者の方である障害のある人のために働く仕事で、就職への支援や就労後の職場定着など社会人となった人への支援も就労支援です。それに、企業で就職されるとなると企業の担当者との関わりが就労支援に含むこともあり、企業の担当者の方のために働く場合もあります。 誰かのために働くというのは相手の役に立つために働くということでもあり、相手への貢献が仕事への対価にもつながっていきますが、役に立てたという実感を得ることで仕事へのやりがいや充実感につながることもあり、それがこの仕事の魅

          誰かのために働くということ(短文雑記)

          1年間の星明ゼミが終わりました!

          株式会社エンカレッジの東さんの思いつきで始まった「星明ゼミ」。ゼミ生はエンカレッジの職員さんで、僕らと同じく大阪・京都で就労移行支援を担当する職員さんでもあって、大事な仲間でもあります。 毎回のテーマは参加の職員さんか東さんのご意見でテーマ決めとなり、当日までに書いたnoteをベースに1時間の勉強会というかお喋り会があり、それはそれで楽しい時間でした。 支援現場で感じる日々の悩みも交えた話は、クローズな会の安心感もあって、エンカレ職員さんの熱心さに心地よい刺激をもらいなが

          1年間の星明ゼミが終わりました!

          就労支援の質とはなにか?

          サービスの質、雇用の質など、「質」はこの業界でよく話題となる言葉です。障害福祉サービスを利用する方は増加傾向にあり、障がい者雇用の法定雇用率も上昇改定に伴って数は増え、量より質が問われています。 さて、今回のテーマは「就労支援の質」について。果たしてどんな意味をもつのでしょうか。 改めて、考えてみたいと思います。 質とはなにか「質」とはなにか?で考えてみると対になるのは「量」ですから、質と量の違いから考えてみたいと思います。 まずは、流行りのChatGPTからを引用して

          就労支援の質とはなにか?

          本人アセスメントと職場アセスメント(CEF2024)

          今年のCEF(Conference of Employment First)は、実行委員として参加させていただきました。年度末の忙しさで毎日バタバタで、職場の皆さんには不在が多くて迷惑かけてしまっているかもしれないです。CEFで学んだことは帰ったらちゃんと職場に還元します。 さて、今回は分科会の企画と進行も担当しました。テーマは「就労支援の実践からアセスメントの基礎をおさえる」。広島と千葉から実践者お二人に実践発表していただき、参加者の方からもたくさん満足してもらえたようで

          本人アセスメントと職場アセスメント(CEF2024)

          合理的配慮ってなんだろう?〜障害者雇用について考えてみる〜

          令和6年4月1日より、「事業者」における合理的配慮の提供が義務化されることもあって、研修会などでは「合理的配慮」が取り上げられることも多いでしょうか。 障害者雇用促進法では、合理的配慮はすでに「義務化」となっていますが、トレンドにもなりつつあるこのタミイングで改めて考えてみたいと思います。 合理的配慮とはまずは、合理的配慮について。 内閣府にあるリーフレット「令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されます!」には、以下のことが記載されています。 具体的には、合理的

          合理的配慮ってなんだろう?〜障害者雇用について考えてみる〜

          インプットとアウトプットを繰り返すジョブコーチ養成研修!演習後のディスカッションが人脈(ネットワーク)へとつながっていく!

          2月23日からの3日間で開催されたジョブコーチ養成研修(主催:NPO法人ジョブコーチ・ネットワーク)。オンラインでの基礎課程を受講した72名の方が大妻女子大学千代田キャンパスに集まり、演習課程の3日間を受講されました。 演習の3日間は、午前と午後の半日ずつに分けて6テーマの講義+演習が行われ、最終日は受講生の方も講師・トレーナーも、ヘトヘトになります。 でも、同時に得られる充実感は心地よいもので、今回の第70期受講生の皆さんの優秀さもあって、3日間はいい感じの熱量で過ぎてい

          インプットとアウトプットを繰り返すジョブコーチ養成研修!演習後のディスカッションが人脈(ネットワーク)へとつながっていく!

          就労アセスメントをニーズや目的別で整理して、就労選択支援事業に備えていく

          就労選択支援の基本報酬も公開され、いよいよカウントダウンといったところでしょうか。 うちの事業所として、就労選択支援事業をどれくらいやれるかはまだよく分からないものの、「所内アセスメントを見直す」にはちょうど良いタイミングであることは間違いなさそうです。 スタート時期となる来年10月も見据えて就労アセスメントに関することを情報整理したく、一旦は思うままに書いておきます。 たくさんのアセスメントツールひと口にアセスメントと言っても、支援現場では様々なツールでアセスメントを

          就労アセスメントをニーズや目的別で整理して、就労選択支援事業に備えていく