信頼関係という土台があってこそ、専門性は活かされる
法人の新卒採用を目的に、大学生や院生のインターンシップを随時受け入れています。この夏もたくさんの学生さんが法人内の各部署に来てくださり、うちの就労支援部にもいろんな大学から興味を持ってインターンに来ておられます。
毎回、インターンシップが終わる15時ごろから、学生さんと振り返り面談をさせてもらっています。学んだことや気づきに繋がったこと、利用者の方やスタッフと関わったことなど、インターンで得たことを色々と教えてもらい、加えてご質問にも答えられるようにと個別面談の時間をとっています。
面談でいつも学生さんと話題になるのは、「対人援助職」の話。特性理解や人権感覚、専門性などを対人援助職の視点で学生さんと話すことが多く、話のやりとりの中では、結局いつもの結論として話してしまうのは、利用者の方や家族との「信頼関係」の話になります。
僕らの仕事は、利用する障害のある人がいてこそ成り立つ仕事で、顧客は利用者です。そこに加えるなら、本人の近くにいる家族も含むと思います。
この業界では、「専門性」が必要と言われることは多いですが、専門的な知識、技術、スキルは対人援助職としてもちろん重要な要素ではありますが、その下にある土台は「信頼関係」であり、利用者の方や家族との「良好な関係性」があってこそ、専門性は活かされていきます。
なんだか当たり前のことを書いているだけですが、学生さんとの話ではいつもそれなりに盛り上がります。たぶん、専門性を学校で学ぶことが多いからなのかもしれないですね。
シンプルな流れですが、学生さんとの話では改めて初心に戻れるので、それはそれで学生さんとの振り返り面談は自分にとっても良い時間です。
支援の土台が「信頼関係」であることは、忘れないようにしたいです。