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自由律俳句 #199

【開けていた窓から鳥の声が】


窓からの風が暖かい。
静かな空間に、鳥の高い鳴き声がした。

瞬間、聞き間違えかと思ったけれど、
今もしっかりと聞こえている。

春だ、春が来たんだ。

窓から外を見回したけれど、
高い鳴き声の主は見つけられなかった。

でも、
青い空と白い雲は見つけた。

窓から離れて、
少し耳をすませていたが、
屋根の雪が解けて、
ポタポタと落ちる音しか聞こえなくなった。

だから、
窓は開けたままにしておいた。


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