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自由律俳句 #214

【卵がうまく割れなかった深夜】


深夜の大問題のひとつ。
こんな時間にお腹減った問題である。

食べるか食べないか悩む。

そして、
あーだこーだと適当な言い訳をこしらえて、
私は食べるという選択をした。
(いや、最初から決まってないし!本当だし!)

さて、深夜にササッと食べられるもの。
それは、インスタントラーメンだ!

台所の下の戸棚に袋麺がある。
私はそこにラーメンが存在しているのを知っている。
隠れたって無駄だー!
(グハハハハハー!観念しろー!)

袋麺を慣れた手つきで調理する。
片手鍋の水が沸騰するのを待ちながら、
深夜のインスタントラーメンの美味しさを考える。
あの美味しさは異常だ、最高だ、圧倒的だ!
そんなこんなで、お湯が沸く。

沸騰している片手鍋に乾麺を入れた。
これから素晴らしい儀式の始まりだ。
(グハハハハハー!美味しくなるんだぞー!)

どうせならここで一手間加えてやろう。
卵なんて入れるのはどうだ?
美味しさがより一層増すぞ。
深夜のインスタントラーメンに卵。
まさに鬼に金棒、虎に翼、マリオにスターである。
(グハハハハハー!無敵、まさに天下無敵!)

冷蔵庫から卵をひとつ取り出して、
殻をコンコン、
さぁ!煮えたぎる片手鍋の中へ!

黄身がベチャッ…
殻がボトッ…

あ、なんか失敗した…

儀式失敗!(なんてことだー!)

殻をどうにか取り出して、
いつも通り食べました。
(我に返る私)

黄身はつぶれちゃたけど、美味しかったから、
儀式はやっぱり成功!
(ということにしておこう、グハハハハハー!)


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