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ジョルジュ・グルンツ『メンタル・クルエルティ』(1960)

これは #ジョルジュ・グルンツ 名義のサントラ盤。タイトルは「精神的残虐さ」といった意味。当然かつてはアナログでも出ていたらしいですが、すぐに回収されたらしく、非常に手に入りにくかったものらしい。

初めからサントラ盤を意図して作られたものは、なかなかジャズ的な鑑賞に堪えうるものは少ない。なぜなら、作曲がメインとなるし、アドリブも多少はあるが、作曲者がほしいのは「ジャズ・アドリブが持っている雰囲気」が主体となるわけで、演奏の質を高めようとする意識が、ミュージシャンも働きずらくなるのではないだろうか。

ただ、作曲者、編曲者のジョルジュ・グルンツ 自身も、ジャズピアニストということもあって、テーマメロディのジャズ的な雰囲気の美しさや、 #バルネ・ウィラン をはじめとする、サックス2本、トランペット1本の、三管アンサンブルの旨味を、的確に引き出しており、感心してしまう場面もちらほらあって、なかなか聞かせます。

『奴等を殺せ』や、バルネのメイン・ストリーム復帰作と一般的には言われる『ラ・ノート・ブルー』よりは、聞きごたえはあるかもしれません。


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