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アラフィフ薬剤師が在宅医療に携わってみた
40歳半ばにして転職。
ずっと人材育成を中心に仕事しながらも関わることができなかった「在宅医療」に取り組んでみることにしました。
月間で個人在宅30名、施設在宅100名を店舗で担ってみて感じたやりがいと現実。現在と未来。
在宅のイメージと現実
在宅医療=患者さんの生活の場で五感を使って行う
というイメージの方も多いように思います。
確かに在宅は薬局の待合や調剤室では見えないもの、感じないことが
卸さんに育ててもらった
薬局の現場で24年。
いろいろな問題やトラブルが起こる続け、その解決をし続けるのが薬局という現場の大きな仕事です。
問題を探し続ければいくらでも見つけられる。解決することで感謝の言葉をいただける仕事です。
狭い店舗の中にいると分からない地域周辺の情報をどうインプットしていくか。
経験則によれば私の場合、インプットの源は大半患者さんと卸さんだったように思います。
24年前、何となく調剤薬局の仕事
薬機法改定という段階
2年に一度の調剤報酬改定。
業界的には2年ごとに示される方針に一喜一憂し、その対応に苦慮する1年目。
そしてなぜか喉元過ぎる2年目。
30年度改定の翌年である次年度。
薬機法の改定という大きな段階がまた業界を動かしそうです。
個人では難しい部分もありますが、しっかり向き合う必要があるでしょうし、準備なく時間を過ごせば何も生み出せないでしょう(期待されるKPIへ到達できないだけでなく、存在意義をさら
情報発信は難しいのか
「地域密着」というキャッチフレーズを薬局は用いますが、現在の仕組み上、薬局へ足を運ぶのは「不」の状態のときがほとんど。
健康な方はほとんど来られません。
どことなく余裕がない、こなし作業の現場が多いように思います。
現場にいると感じること。
現場は忙しい。忙しいから時間がない。
ただですら忙しいから今以上になにかをすることは可能であれば避けたい。
そのための理由を探してしまう。
でも現場の忙し
薬局の現場における人について
個人開局(いわゆる家業)として薬局を運営している場合を除くと、多くの薬局が抱える目先の課題は「人」と「収益」になるかと思います。
収益についてはある程度の規模にとりあえずなってしまった会社ほど調剤報酬のハードルを越えられずに、越えられそうで越えられない壁の前であがいている(あるいは諦めている)状況かと思います。
一方で収益を圧迫する最大要因は「人件費」(売り上げに対する人件費)。
一方で指標と
薬局のアイドリングタイム
いわゆる調剤を主な業務にしている薬局へは基本的には処方箋を持った人しか来ない。
それでも地域に馴染むと
散歩の途中に飴やジュースだけを買いに立ち寄る人
暇つぶしのために立ち寄る人
世間話をしに立ち寄る人
が少しずつ増えてくる。
馴染まなければ基本的には処方箋を待つのみ。
待っている時間をアイドリングタイムとしますが、この時間に何をしているか大きい。
在庫管理(発注)
薬歴
予製
足を運んでもらう動機づくり
20年通い続け…「100円貯金」5,000回達成
Yahoo!ニュースの記事より。
今まで処方せんを待ち続け、自分たちでお客さんを増やそうという意識がない「調剤薬局」の薬剤師は、どちらかというと、お客さんが増えないほうがいいと願う異質な人たちな気がします。
でも処方箋を持った方々はあくまでも患者さんであり、医師のお客さんなのですよね。
医師はその責任と信頼の元に診断し、処方をしている。
薬局