見出し画像

89歳で亡くなった女優・中村メイコさんが明かしていた「最後まで人生を楽しく生きる」ための「簡単な方法」

女優の中村メイコさんが、2023年の大晦日に89歳で亡くなりました。87歳の時に発表した『大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント』より、自らの人生について語った記事を紹介しましょう。

「私はそういう人生を自分で選んだのだ」

「私は喜劇で生きてきたつもりです。」

中村メイコさんの言葉です。感動です。私も言ってみたいです。

自分の人生を自分で選んで生き抜いた人って、はたしてどれだけいることでしょう。しかも、そうハッキリ言えるってことは、自らを貫いた強い精神力の持ち主ではないかと考えてしまいます。

メイコさんにしてみれば、おそらく「やりたいようにやってきただけよ」と言われることでしょう。しかしそれが普通はできないんですよね。

多くの人は、家族や職場、社会に流されながら、生きています。自分を押し通して成立する環境はなかなかありません。普通の人がやりたいようにやったら、きっと孤立していくことでしょう。そうならないのは、カリスマしかいません。


「喜劇で生きてきたつもり」というのは、見習いたい言葉ですね。きっと充実した人生だったのではないかと推測できます。

こんな人生を送りたいというイメージや夢があっても、うまくいくことはかなり少ないでしょう。山あり谷ありの人生です。挫折もすれば、思いがけないトラブルに巻き込まれることもあります。それらすべてを通して喜劇だと考えられるとしたら、自らを客観的に見つめる目が必要になります。

最近はサインを頼まれたときに「私は公私ともに、喜劇で生きてきたつもりです」と書くようにしている。私のやってきた仕事も、そして家庭も、すべては喜劇だった。

もちろん客観的に見れば悲しいこともあった。だから「つもりです」と書いている。実際にどうだったかではなく、自分がどう考えるか。どんな「つもり」で人生を演じるのかが、一番大事なのだ。

私のような一般人と有名人では立場が違うので、すべて真似をするような生き方はできません。しかし、見習いたいと思える考え方や生き方は吸収したいと思います。

八代亜紀さんも年末にお亡くなりになりました。有名人だからこそ、報道されます。私が亡くなっても、ローカルニュースにすらなりません。

死の瞬間、何を思うか?


同じ人間です。死は必ず訪れます。その時、その瞬間にどう思うのか? いや、その瞬間なんて、どうでもいいことのように思えます。

死の瞬間なんて、良かったか、後悔を考えるか、そんなのどっちでもいいです。考えたところが、その感情もあと数秒で終わるんですよね。死の直前をゴールだとしたら、過程の方が絶対大事なのは明白です。

それが、メイコさんの言われる「喜劇で生きてきたつもり」ではないかと考えます。仕事では結果を求められがちですが、人生においては過程の方が大事だということです。私も見習って喜劇で生きていきたいと思います。

中村メイコさん、八代亜紀さんの御冥福をお祈りします。


大事なものから捨てなさい メイコ流 笑って死ぬための33のヒント/中村 メイコ (著)


サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。