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今日はホルモンの話を書きます。お肉のホルモンではないですよ。

ちなみに、牛豚の内臓の「ホルモン」の語源には二つあるそうです。ひとつは、関西弁で「捨てる物」を意味する「ほおるもん(放る物)」に由来する説。もうひとつは、生理活性物質の「ホルモン(Hormon)」にあやかり、栄養豊富な内臓を食べ、活力を与えるイメージで名づけられたとする説があります。

今日は、生理活性物質のホルモンの話です。

ホルモンとは


50mプールに水をいっぱいに張って、その中にスプーンで1杯分のホルモンを入れて混ぜた位、血液の中ではごく微量しかありません。体の健康維持のためいろいろな機能を調節する働きがあります。現在、体の中には100種類以上のホルモンまたはホルモン様のものが発見されていますが、これからもまだ増えると思われます。


ホルモンの種類

・ペプチドホルモン
成長を促す成長ホルモンや血糖をさげるインスリンなど大部分のホルモンのほかリンパ球などに作用するサイトカインもこの仲間です
ステロイドホルモン
副腎皮質ホルモン、性腺ホルモン、ビタミンD3など
アミノ酸誘導体
副腎髄質ホルモン:アドレナリン、ノルアドレナリン、甲状腺ホルモン
プロスタグランジン

これらをまとめて生体内の情報伝達物質=ホルモンと呼ばれます。ホルモンは全身いたるところでつくられています。もともとは、内分泌腺という特殊な細胞でホルモンがつくられ、血液中を流れて、遠く離れた標的となる細胞に到達して、そこで働くと考えられていました。現在では、つくられた場所のすぐ隣にある細胞、またはつくられた細胞そのものに働くこともわかっています。この場合は、血液中に流れ出てこないので、その働きを十分詳しく知ることが難しいことになります。

幸せになるホルモンがある!


私がいつも気にしているホルモンは、100ある内のたった四つです。

幸せホルモンと呼ばれる三つ
(1)オキシトシン
(2)セロトニン
(3)ドーパミン
戦闘モードに入るホルモン
(4)アドレナリン

オキシトシン
間脳視床下部で生成され、脳下垂体後葉から分泌されます。「幸福ホルモン」「愛情ホルモン」などとも呼ばれます。オキシトシンには精神を安定させる作用があります。

セロトニン
脳内の神経伝達物質のひとつで、ドパミン・ノルアドレナリンを制御し精神を安定させる働きをする。 必須アミノ酸トリプトファンから生合成される脳内の神経伝達物質のひとつです。 視床下部や大脳基底核・延髄の縫線核などに高濃度に分布しています。

ドーパミン
ドーパミンは、快感や多幸感を得る、意欲を作ったり感じたりする、運動調節に関連する、といった機能を担う脳内ホルモンの一つです。わたしたちの食べ物の中に含まれるフェニルアラニンやチロシンというアミノ酸が様々な酵素の働きによりドーパミンとなることがわかっています。

アドレナリン
アドレナリンは交感神経が興奮状態になる時(臨戦体制や逃避状態などストレスがかかった時)、副腎髄質より分泌されるホルモン兼神経伝達物質で、血中に放出されると心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開き、血糖値を上げます。また心筋収縮力の上昇、心・肝・骨格筋の血管拡張、気管支の拡張など状況に対応した変化が起こります。スポーツ選手が活躍する時はまさにこの状態にあると言えます。

幸せになりたければ、幸せホルモンがたくさん分泌するような生活をすればいいだけです。簡単でしょ? 具体的な方法は次回に。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。