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略して「メタボ」と言われる、メタボリックシンドロームのお話です。

日本では、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、「メタボリックシンドローム」と診断されます。

厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

冒頭に「日本では」と書いてあります。世界では基準が違うということです。高血圧とされる基準も違います。外国の基準と比べて、日本の基準の方が厳しい値になっています。それに対して異論を唱える人もいます。

メタボリックシンドロームと診断されたとしても、逮捕されるわけではありません。またどこかに収容されるわけでもありません。当たり前のことですが、個人の判断にゆだねられます。

病院から何らかの指導があったとしても、無視することも可能です。これもまた個人で決めることができます。

その先、糖尿病になろうが、動脈硬化で死のうが、個人の勝手です。家族の反対を押し切って食べたい物を食べ、生活習慣を改めようとしない人もいます。改めたい気持ちはあれども、なかなか決断できない人もいます。気持ちはあっても、どうしようもなく、いつも通り食べたい物を食べてしまう人もいます。しょうがないです。

約束したから、やめれた


私は20代の頃はタバコを吸っていました。やめると言いながらなかなかやめられなかった時期があります。目の前の一本を吸っても、体の変化は何も起こらないからです。もし急変してすぐ倒れるような一本ならばやめることができたのかもしれません。でもいつも通り吸い続けていました。やめたい気持ちはあれども、なかなかやめられない。最終的にやめることができたのは「彼女と約束したから」です。彼女のためにやめる決心をしたことで、スパッとやめることができ、それ以後一切吸っていません。

メタボ改善の方がもっと大変です。生半可な気持ちでは改善できないです。

「これを口にしたらすぐ死ぬんだ」
「これを口にしたら逮捕されて監禁されるのだ」

これくらい思ったところが、やめられないです。

そう、やめられないんです。

辛いですよね。
本当にやめたいんですか?

やめて何が変わるんですか?

いろいろ考えるのですが、すべて自分主体で考えてしまうからやめられないのです。それを、他者に置き換えて考えてみましょう。

「私がカツ丼を食べるのをやめると、妻が喜ぶ」

このように誰かのために生活習慣を変えてみようと考えると、一歩前に踏み出せると私は思うのです。誰のためでもいいです。

動機は不純な方が成功する


理由や目標は人それぞれです。数字だけ見てなんとなく考えていても、生活習慣を変えることは不可能だと思います。「どうなりたいか?」「どう見られたいか?」「どう思われたいか?」という他者の目線に立った時、美味しものを食べる前に、一度止まると思います。

実は私もお腹がポッコリ出ていて、ウエスト85cm以上ありました。卓球のユニフォームを着たらブサイクなシルエットだったので改善しようと考えました。見た目が自分でイヤだったからです。「シュッとしてカッコよく見られたい」という気持ちがあったので、頑張ってみようと試みて成功しました。

どんな場合も、動機は不純な方が絶対成功します。あなたが考える、不純な動機はどんなのですか? それを目指せばきっと成功しますよ!

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。