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#読書
それを知るのは十年先のこと #あなたに送るブックレビュー
学校蝙蝠は、町をぐるりとまわりながら自分が町に告げるべきことを告げた。
今宵は夜市が開かれる。
その一冊に出会った頃、あなたはまだ十代の学生で、先のよく分からない漠然とした不安と、先のことなんてどうでもいいやと投げやりな気持ちを抱えながら深夜帯のアルバイトに明け暮れる毎日でした。真面目な学生だったかと言われると、残念ながら疑問符が付きます。でも不真面目を割り切っていたかと言われると、それはそれ
ぼくたちは先の見えない航海を始めた。(#わたしの読むスタンス)
一度だけ言葉を海にたとえたことがあるが、今でも自ら選んだこの大海の広さに呆然としてしまう。目的地の決まった豪華客船ではなく、いつ沈むか分からない小船でたったひとり、目的地も分からずに漕ぎ出したのだと知ったのは、周囲のどこを見回しても陸地が見えなくなってからのことだった。今でも、この言葉の海をおそれている。いやあの頃よりもずっといまのほうが抱える不安は大きい。
砂浜に繋ぎ止められていた小船に足
#本棚をさらし合おう~読まないのに、何故、買った?~
こちらの企画に参加させていただきました!
※
楽しくなって、結構な長さになってしまった……。 改名後、二度目の投稿になります! 元R.S.改めサトウ・レンと申します。と言ってもそもそも初めましての人のほうが多いですよね?
まぁでも自己紹介するほどの人間でもないので、
割愛して本題にいきましょう!
今回いわゆる難解として知られる作品にも言及します。ただ最初に言っておきたいのですが
いつの間にか、投稿数が……。
いつもお世話になっております。書店員のR.S.です。いつの間にか投稿数が100を超えていることに気付きました。ブックレビューという形で紹介した小説作品は50作品を超え、創作は約30作品(空想レビューを含む)になりました。せっかくなんで記念として一番最初に投稿した自分の記事を貶しまくろうかな、と思ったのですが、とはいえ、たとえ自分の文章を貶すのであってもレビューを貶す、というのはその作品に傷が付き
もっとみる何故、ブックレビューに拘るのか?
先日、別の投稿にて冗談めかして書きましたが、私は定期的に(非常に拙くはありますが)創作を投稿してはいますが、アマチュア(素人)の小説書きではなく、本の感想書き、ということに拘っています。それは自分の書くものに自信がない、とか、恥ずかしい、という面がまったく無いわけではありませんが、それが一番の理由ではありません。ただそれをうまく言語化することができず、いつも有耶無耶にしてきました。ただ私自身もや
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