Ryo Nishikawa

立教大学観光学部教員。博士(工学)。専門は都市計画から観光まちづくり。仕事のこと、趣味…

Ryo Nishikawa

立教大学観光学部教員。博士(工学)。専門は都市計画から観光まちづくり。仕事のこと、趣味のこと、日々のことなど、twitterよりも多少長めに書きたい。記録目的で情報収集目的ではないので、あまりフォローなどはしないと思います。たぶん。

記事一覧

二重価格を考える。

未来の私へのメモとして、二重価格の問題を考える 先日、このテーマについて某新聞社の取材を受けた。この機会に、昨今話題になっている、外国人と日本人とで値段に差をつ…

Ryo Nishikawa
3か月前
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海外のゼミ合宿で一人旅をさせる理由

2月下旬に、学部2年のゼミ生10名を連れて香港・マカオに行ってきた。毎年2年次の春休みに海外に連れて行くようにしており、昨年は台湾。それ以前はコロナの影響で実施でき…

Ryo Nishikawa
7か月前
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600mmで切り取る首都圏の街

卒論や修論の最終的な指導や試験準備など、慌ただしい日々が続いていましたが、少し気持ちに余裕ができたので、休息を取ろうと、日曜・月曜の2日で秩父の方に行ってきまし…

Ryo Nishikawa
9か月前
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訃報に直面して。

今朝、大切な研究仲間の訃報を知った。研究仲間というよりは尊敬する先輩というべきか。私よりも数年歳上、研究者としてはまだまだ若手で優秀な方だった。あまりにも突然の…

Ryo Nishikawa
9か月前
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2023年振り返り

気つけば大晦日。現在、ポーランド・クラクフにおり、時間は日本のマイナス8時間です。過去にも何度か大晦日から元旦を海外で過ごす経験をしたことがありますが、この8時間…

Ryo Nishikawa
9か月前

東大まちづくり大学院での講義

母校の東大都市工学科の大学院に、社会人向けのまちづくり大学院というものがある。数年前から、非常勤講師という立場で、講義を担当している。コロナ禍の影響もあり、オン…

Ryo Nishikawa
1年前
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観光学的視点を交えたインド旅 その5

オールドデリー バラナシからデリーまでは再び飛行機にて。バラナシ空港のセキュリティも厳しく、前日のデリー空港からの経験でカメラは全てトレーに出してチェックを受け…

Ryo Nishikawa
1年前
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観光学的視点を交えたインド旅 その4

バラナシ 鉄道は数時間の遅延が当たり前だとか、座席が他の人に占領されてしまうとか色々な話を聞いていたので、飛行機での移動を選択。インドの空港は搭乗券を持っていな…

Ryo Nishikawa
1年前
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観光学的視点を交えたインド旅 その3

2日目:スラムツーリズム。 Booking.comでデリーのホテルを予約したら、おすすめアクティビティとして出てきたのがスラムツーリズム。口コミを見ると、must visitだ、と高…

Ryo Nishikawa
1年前
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観光学的視点を交えたインド旅 その2

初日:移動日、ニューデリー滞在 空港からホテルまでの移動はbooking.comの送迎予約を使った。丁寧にもドライバー情報もメールで教えてくれるので便利だが、空港で名前入…

Ryo Nishikawa
1年前
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観光学的視点を交えたインド旅 その1

7月中旬、ふとJALのマイレージを見ると、20万マイルを超えていた。ここ数年、プライベートな理由でビジネスクラスを使って欧州に行くことが多かったからであろう(出張では…

Ryo Nishikawa
1年前
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社会人で博士課程に入る経験 その8

同じく未来のための投稿

Ryo Nishikawa
1年前

社会人で博士課程に入る経験 その7

同じく未来のための投稿

Ryo Nishikawa
1年前

社会人で博士課程に入る経験 その6

同じく未来のための投稿

Ryo Nishikawa
1年前

社会人で博士課程に入る経験 その5

未来のための記事(noteは日付変更できないらしいので)。

Ryo Nishikawa
1年前
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社会人で博士課程に入る経験 その4

これまで3つの記事を書いてきた。ダイジェストでこれまでを振り返ると、 2013年10月 社会人として働きながら博士課程入学 2015年10月 研究テーマ決まらず休学 今日は休…

Ryo Nishikawa
2年前
8
二重価格を考える。

二重価格を考える。

未来の私へのメモとして、二重価格の問題を考える

先日、このテーマについて某新聞社の取材を受けた。この機会に、昨今話題になっている、外国人と日本人とで値段に差をつけるという二重価格の問題を考えて自分なりに文章化して残しておきたい。既に有名人も含めて色々な考えや主張がインターネット上では散乱している。国籍で差をつけるのは憲法違反だ、という主張もあれば、問題ないという主張も見られ、おそらく法的にはグレ

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海外のゼミ合宿で一人旅をさせる理由

海外のゼミ合宿で一人旅をさせる理由

2月下旬に、学部2年のゼミ生10名を連れて香港・マカオに行ってきた。毎年2年次の春休みに海外に連れて行くようにしており、昨年は台湾。それ以前はコロナの影響で実施できず、今年が2回目の海外ゼミ合宿であった。コロナが流行し始めた2020年2月にも、海外へのゼミ合宿を予定していたのだが、出発する3日前にコロナの状況を見て断念した過去もあった。当時は経由便を使えばヨーロッパ往復で10万円を下回るものもあり

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600mmで切り取る首都圏の街

600mmで切り取る首都圏の街

卒論や修論の最終的な指導や試験準備など、慌ただしい日々が続いていましたが、少し気持ちに余裕ができたので、休息を取ろうと、日曜・月曜の2日で秩父の方に行ってきました。結局、滞在先でもパソコンを広げて仕事をしていたのですが、環境が変わると気持ちも穏やかになるものです。

途中、東秩父村にある皇鈴山展望台にて。遥か彼方に見えるスカイツリーや新宿方面のビル群と、そこに至るまで延々と続く市街地の姿。これがま

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訃報に直面して。

今朝、大切な研究仲間の訃報を知った。研究仲間というよりは尊敬する先輩というべきか。私よりも数年歳上、研究者としてはまだまだ若手で優秀な方だった。あまりにも突然のできごとで、放心状態になってしまった。
その方とはもう数年会っていなかった。とはいえ、元気に活躍されていた様子はSNSで拝見していたので、まさかこんなことになろうとは考えてもみなかった。最後に対面で会ったのはもうコロナ前のとある学会だったと

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2023年振り返り

2023年振り返り

気つけば大晦日。現在、ポーランド・クラクフにおり、時間は日本のマイナス8時間です。過去にも何度か大晦日から元旦を海外で過ごす経験をしたことがありますが、この8時間の時差というのは少し虚しさも感じます。こちらでは起きたばかりでも、日本は既に大晦日の午後。日本が紅白歌合戦の時間はこちらはまだ午後。そして日本が元旦の朝を迎える頃にこちらは寝る時間。時差が生む空虚感とでも言いましょうか。

さて、8時間の

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東大まちづくり大学院での講義

母校の東大都市工学科の大学院に、社会人向けのまちづくり大学院というものがある。数年前から、非常勤講師という立場で、講義を担当している。コロナ禍の影響もあり、オンライン開催の時もあったのだが、去年・今年は対面で本郷キャンパスにて講義をしてきた。

その今年の講義が昨日だった。都市の文化政策・観光政策というテーマの科目の中で、特に観光政策の話をするのが私の担当コマ。社会人大学院なのでスタートは夜18:

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観光学的視点を交えたインド旅 その5

オールドデリー

バラナシからデリーまでは再び飛行機にて。バラナシ空港のセキュリティも厳しく、前日のデリー空港からの経験でカメラは全てトレーに出してチェックを受けたが、それだけでなく、モバイルバッテリーやらイヤホンやら全ての電子機器をカバンから出す必要があり、失敗。

デリー空港からホテルまでは今回もbooking.comの送迎を依頼したが、今回の運転手はしっかりと行き先も把握していた。運転も丁寧

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観光学的視点を交えたインド旅 その4

バラナシ

鉄道は数時間の遅延が当たり前だとか、座席が他の人に占領されてしまうとか色々な話を聞いていたので、飛行機での移動を選択。インドの空港は搭乗券を持っていないと建物にすら入れない仕組みで、逆に空港内は安全が確保されているとも言える。出国の手荷物検査がとにかく厳しく、日本の感覚でPCだけ取り出したら案の定引っかかる。カメラや電気製品を全て出した上で、ほぼ何も入っていないカバンを再検査。セキュリ

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観光学的視点を交えたインド旅 その3

2日目:スラムツーリズム。

Booking.comでデリーのホテルを予約したら、おすすめアクティビティとして出てきたのがスラムツーリズム。口コミを見ると、must visitだ、と高く評価されていたこともあり、参加を申し込んでいた。6月に出張で訪問したバンコクでもスラム街の実態を見ていたこともあり、インドでもスラムの実態や観光が果たす役割を学びたかった。

当日朝、待ち合わせの地下鉄駅に、バイク

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観光学的視点を交えたインド旅 その2

初日:移動日、ニューデリー滞在

空港からホテルまでの移動はbooking.comの送迎予約を使った。丁寧にもドライバー情報もメールで教えてくれるので便利だが、空港で名前入りのプラカードを持っていた人はそのメールに書かれていた人と違った。その彼は駐車場まで案内をしてくれるだけで、別の人がドライバー。そのドライバーは行き先のホテルを把握しておらず、こちらでドライバーのスマホにホテル名を入力するという

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観光学的視点を交えたインド旅 その1

7月中旬、ふとJALのマイレージを見ると、20万マイルを超えていた。ここ数年、プライベートな理由でビジネスクラスを使って欧州に行くことが多かったからであろう(出張では飛行機にほとんど乗らない)。そして手帳とにらめっこ。8月のお盆の時期は1週間時間が取れるかもしれない。どうせお盆の時期はヒアリングなどの研究出張も難しいだろう。

JALのマイレージバンクから特典旅行の行き先検索を始めてみた。

しか

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社会人で博士課程に入る経験 その5

未来のための記事(noteは日付変更できないらしいので)。

社会人で博士課程に入る経験 その4

これまで3つの記事を書いてきた。ダイジェストでこれまでを振り返ると、

2013年10月 社会人として働きながら博士課程入学
2015年10月 研究テーマ決まらず休学

今日は休学後の生活を書いてみたい。
ちなみに個人的な話になるが、2015年4月に結婚をし、GWには新婚旅行にも行っている。今振り返ると、博士課程の学生という意識が低い。
さらに、2015年夏から妻は海外(ロンドン)赴任が始まったの

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