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ものくろからふる

日々のお話。 お仕事、創作、夫婦のこと、模索するフリーランスの生き方について。 月8回程度の更新です。
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2018年8月の記事一覧

どうして夫は慣れた土地にしか行かないんだろう

どうして夫は慣れた土地にしか行かないんだろう

毎年、夏の時期はうなぎを食べに浜松に行く。
同じ宿に泊まって、同じお店でうなぎを食べて、似たような場所を観光する。
楽しいからいいっちゃいいんだけど、泊まるホテルぐらいその時々によって違ったほうが新鮮でいいのになあ、と思う。
そんなことを考えていたときに、男性は変化を嫌うものなんだよ、と言われたことを思い出した。誰が言っていたんだろう。たぶん、既婚女性で私より年上の人だろうということは想像がつくの

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目が覚めて無職だったらどうしよう

目が覚めて無職だったらどうしよう

……ということを週に1回ぐらいは考えてしまう。

フリーランスになったときによく言われたのが
「仕事が来なければただのニート」
ということだった。
(そういえば、最近はあまりニートという単語を聞かないような)

なんだかんだで14年続けているのだから、心配する必要はないだろうと言われる。
そんなことはない。
たとえ20年続けたとしても、きっと35年続けたとしても、不安なものは不安だ。

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夏らしくプール。

夏らしくプール。

最近、オットくんが休みのたびに市民プールに泳ぎに行っている。
隣町の温水プール。空いていてとても利用しやすいのだという。
帰ってくると「今日は800m泳いだ」などと言いながら、セブンイレブンのサラダチキンを食べ、プロテインを飲む。
なんだかとても楽しそうなので、私も行きたい、とついていった。

夏休みだというのに確かにプールは空いていた。
普通の25mプール。ウォーキングエリアとがっつり泳ぐところ

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フリーランス、10年越えてからは毎年が正念場。

フリーランス、10年越えてからは毎年が正念場。

こんなツイートをして、バイトを辞めたときのことを思い出した。
(あと2年ぐらいじゃなかった、4年近くやってた)
早朝のバイトはメンバーが少なくて、あまり人間関係に煩わされることはなかった。

始発で隣駅に向かい、5時半から10時まで勤務。
週5で入っていたので、月に8~9万ぐらいは稼げていた。
でも、辞める直前ぐらいになると、原稿をギリギリまで書いてそのまま寝ずに出勤ということもあった。24歳とか

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ポジティブがしんどい。

ポジティブがしんどい。

筋金入りのネガティブだ。
なんというか、「最悪の結末を想定する」ことがクセになっているのだと思う。おかげで、何かに絶望するということは少ない。ここ5年で一番絶望したのは渋谷すばる退所の話だ。最悪の結末ではないけれど、想定外すぎて絶望した。

昔は「ポジティブな人間になろう」と心がけたことがあったけれど、何せ「とびきりポジティブ」な人間と接するのがしんどくて、そういう人と接するたびに心が折れてしまっ

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【小説】ハグの日。

【小説】ハグの日。

「おかえりなさーい!」

帰ると、妻が俺の目の前で両手を広げて立ちふさがった。

「なに? 相撲でもとるの?」
「そうそう、のこったのこった! って違うよ!」

むーん、と頬を膨らませる彼女の横を通りぬけ、ネクタイを外し、脱いだ靴下を洗濯機に放り込んだ。

「で、なに?」
「もー、今日なんの日か知らないの?」
「え? 8月9日……ハチ、キュー……あ、ハッキョイの日だ」
「全然違うし! おまけにハッ

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親友はいらない。

親友はいらない。

昔から、「私たち友だちだよね」という確認作業が苦手だった。
そんなの確認しなくても友だちは友だちだし、確認しても友だちじゃないかもしれない。

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