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家族のこと

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#子どもに教えられたこと

もう一つの命を思う日/ライフタスクで振り返る

もう一つの命を思う日/ライフタスクで振り返る

大変プライベートなことで恐縮です。私の家族は、カタチとしては4人家族です。しかし、カタチになっていないもう一人の家族がいます。今日は、その家族のことを思う日です。

長女が生まれる3年前に授かった命があります。ただし、この世に誕生することはできませんでした。しかし、我が家にとってはだいじな縁の一つです。性別もわからないままだったのに、今では長男になっています。家族の一員です。また、その命が私たち家

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おみくじもデジタルの時代

おみくじもデジタルの時代

冬ばれの今日、家族で初詣に行きました。

近所の氏神様に向かう途中の話です。高校生の次女がShiriを使ったおみくじを教えてくれました。iPhoneやiPadに搭載されている音声認識ソフト、Shiriにお願いすると、Shiriが代わりにおみくじをひいてくれます。

Shiriさんにお願いをする前に、リアルにおみくじをひきました。

大吉でした。

去年の初詣は、腰が痛くてお参りするのもやっとでした

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支援をあきらめない(我が家でスーパービジョン⑤)

支援をあきらめない(我が家でスーパービジョン⑤)

大学生の長女と高校生の次女が、家の近所にある高齢者デイサービスでアルバイトをしています。二人とも仕事に慣れた半面、いろいろな疑問や失敗もあり、その思いを私にぶつけてくれます。

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。利用者の対象は、子どもたちのアルバイト先と異なります。しかし、対人援助職であることにはかわりありません。我が家では、対人援助におけるスーパービジョンが始まります。対人援

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夫婦間の生活習慣の違いを検証する

夫婦間の生活習慣の違いを検証する

家族というのは不思議です。まったく違った生活をしてきた者同士が一緒になって生活を始めます。その中で、融合して新しい生活様式になることがあります。また、反対に、いつまでもかたくなに昔の生活様式を固持し続けることがあります。

食事のあと、娘が言いました。
「お父さんって、どうして食べ終わったらすぐに片づけるの?」
「お母さんの家(妻の実家)って、どうして昼ご飯と夕ご飯のさかいがないの?」

食後の私

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座席は誰が決めるの?(我が家でスーパービジョン③)

座席は誰が決めるの?(我が家でスーパービジョン③)

利用者が座る座席の話です。福祉サービスを提供する事業所で、利用者が座る席、たとえば、作業やレクレーション、食事などの席です。誰がどこに、誰の横に座るか、それらは、そこの支援者が決めることがほとんどです。そのことについて娘から質問がありました。

「ねぇ、お父さん、(利用者の)席って誰が決めているの?」
「いつも一緒(の席)じゃなきゃいけないの?」
「隣に誰が座るかって、大きな問題だよね」

我が家

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正しいことよりも答えて欲しいことを答える(我が家でスーパービジョン②)

正しいことよりも答えて欲しいことを答える(我が家でスーパービジョン②)

対人援助の仕事において、利用者を否定しないというのは大原則です。しかし、とっさに利用者の言葉を正してしまい、利用者を不安にさせてしまうことがあります。

我が家のスーパービジョン最近、我が家では夜な夜な、スーパービジョンが展開されます。福祉業種におけるスーパービジョンとは対人援助におけるスキル向上を目的とした教育システムです。

長女と次女が、家から歩いて5分のところにある高齢者デイサービスでアル

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子どもから対人援助の基本を教わる

子どもから対人援助の基本を教わる

高校生の次女が、iPadを使うことになり購入しました。学校の事業で使うとのことです。夜、妻や長女と一緒に楽しそうに設定をしていました。私は、スマホ、タブレット関係の話になると蚊帳の外に置かれるようになってしまいました。

iPadの思い出私は、初代iPadを所有していました。(ただし、今は、使っていません。)私がiPadを買った理由は二つです。一つは老眼が始まり、決算書の数字が見づらくなったことで

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