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仕事のこと

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2020年2月の記事一覧

その人その人に会った話し方を身につける

その人その人に会った話し方を身につける

障がいのある人が利用する事業所を経営しています。障がいには、いろいろな障がいがあります。ある人は、人に言われたことが怒られているように聞こえてしまうといいます。

たとえば、誰かに「何かをしてください」とお願いされたことでも、怒られてダメ出しをされているように聞こえるというのです。ご本人も、自分にはそういう傾向があるということは認識しています。しかし、その障がいと上手に付き合うことが難しく苦しんで

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ノックの意味について

ノックの意味について

私は障害福祉サービスを提供する事業所を経営しています。この立場になって15年が経ちます。しかし経営者としてはまだまだ未熟です。コンプライアンスに対する意識を高める必要性を感じています。

福祉サービス事業を実施していると、常に所轄庁による行政指導(監査)を意識します。経営者も管理者も、ころころ変わる設置基準に神経をめぐらせています。しかし、行政が定める基準は、あくまでも事業所としての最低基準です。

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勉強会で話をしました

勉強会で話をしました

私は、障がいのある人が利用する事業所の経営をしています。先日、友人の依頼で、友人が働く事業所の勉強会で話をしました。

勉強会のテーマは、障がいのある人たちが暮らすグループホームについてでした。まず、以前に私が製作をした「まちものがたり」という映像を観ていただき、その後、あらかじめいただいた質問の回答や、グループホームの良いところ、まだまだ不十分なところなど、1時間、お話をしました。

年に数回、

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化石のようなルール

化石のようなルール

障がいのある人が日中に活動する事業所や生活をするホームの経営をしています。もともとは直接支援にかかわる仕事をしていました。そこから数えると30年以上が経ちます。30年が経過して、いろいろな場面をそつなくこなすことができるようになりました。その反面、私のやりやすいように流れを作ってしまうという欠点もあります。以前の支援は、支援者が主体でした。しかし、今、支援は常に、利用者主体でなければいけません。

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「なんで?」

「なんで?」

私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。その事業所に「なんで?」が口ぐせの人がいます。

私が事務室にいるとき、作業の休み時間になると、入れ替わり立ち代わりで利用している人が話をしに来てくれます。その中の一人の口ぐせが「なんで?」です。その人が私に「午後は?」(私の午後の予定を聞いています)と聞くので、私が「会議」と答えると「なんで?」と言います。「外、寒いかなぁ?」と聞くから「髙橋

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スモールステップでデジタル・ディバイドを克服

スモールステップでデジタル・ディバイドを克服

4月から私の社会福祉法人では既存のシステムを2つリニューアルします。さらに新しいシステムを3つ導入します。それに向けて、毎日、IT企業の担当者と打ち合わせをしています。しかし言葉が通じません。

また、会社名と担当者を覚えられません。打合せをさせていただいている会社さんの内、ほとんどが直接お会いすることなく、パソコンにお互いの顔を映してパソコン上で打ち合わせをします。慣れれば便利だとは思います。し

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営業は時代を反映している

営業は時代を反映している

私は、社会福祉法人を経営しています。この仕事をしているといろいろな営業がやってきます。大変重宝する営業もあれば、躊躇するような営業も少なくありません。ただし、営業がかかるということは、そこに時代が反映しているということです。2つの営業を紹介します。

▶︎書き込み代行
▶︎給料の前払いサービス

1つ目は、書き込み代行です。様々なサイトに高評価を書きこんでくれるというのです。値段はおおむね一件、3

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「福」も呼んでください

「福」も呼んでください

昨日は節分でした。我が家では、次女が塾から帰るのを待って10時過ぎ「鬼は外、福は内」と、小さな声で豆をまきました。

昼間は、職場で節分でした。障がいのある人たちが利用する生活介護事業所を経営しています。そこでは、年中行事の中で節分が一番盛り上がります。みんな汗びっしょりになって豆をぶつけ合います。まるでスポーツです。

2週間ぐらい前から、空いた時間に鬼のお面を作り始めました。。私は、この鬼のお

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